落語

落語家として人間国宝に選ばれた偉大な噺家を一挙ご紹介!

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国の重要無形文化財を保持する人として認定される「人間国宝」。歌舞伎や能楽、音楽などの伝統芸能に精通し、その芸を認められ人間国宝になったという人は数多くいらっしゃいます。

そんな伝統芸能の中でも、落語というジャンルで人間国宝に認定されている人は今のところ3人となっています。今回は、そんな落語家として人間国宝に選ばれた3人をご紹介していきたいと思います。

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落語家として初めて人間国宝に選ばれた五代目柳家小さん

落語家として名誉ある人間国宝に初めて認定されたのは、五代目柳家小さんです。五代目柳家小さんは、長野県長野市出身の落語家で、本名を小林盛夫さんと言います。剣道家としても知られている五代目柳家小さんは、1995年に落語家として人間国宝に認定されることとなりました。

情に厚く、人の意見をきちんと聞くことが大御所ながら落語らしくないといわれることもあった五代目柳家小さん。前座時代は徴兵されたこともありましたが、戦後は落語の第一人者として活躍されていました。

落語家の真打昇進制度を制定したのも、五代目柳家小さんです。彼は「落語家の生活が少しでも良くなりますように」と願い、真打へと昇進できるような制度を作ったといわれています。五代目柳家小さん自体は永谷園の即席みそ汁「あさげ」のCMで大ブレイクし、お茶の間を沸かせました。

また、冒頭でも述べている通り、剣道家としての実績もあり、範士七段という実力だったそうです。自宅を改装して弟子を募り、剣道を教えたともいわれています。

現代を代表する落語家の一人・桂米朝さん

上方落語の名跡である「桂米朝」。歴代の「桂米朝」の名を持つ落語家たちの中でも、とくに有名なのが人間国宝に認定されている三代目桂米朝さんではないでしょうか。兵庫県姫路市出身の三代目桂米朝さんは、本名を中川清さんと言い、現代を代表する落語家の一人でもあります。

惜しまれながらも2015年3月にこの世を去った三代目桂米朝さんですが、1996年には落語界で2人目の人間国宝に認定されたほか、2009年には演芸の世界で初めて文化勲章を受勲するなど、華々しい経歴の持ち主でもありました。生前は落語家としてだけでなく、テレビタレントとして多くの番組に出演し、人気を博したことでも知られています。

一方で、落語研究家としても多大なる貢献を果たしました。古老の落語家たちから聞き取り調査を行い、「算段の平兵衛」や「風の神送り」などの古典落語の復活に成功。当時下火に合った上方落語の復興に努めた立役者としても有名です。

容姿も整っていながら、喋り方も上品で端麗だったことから、三代目桂米朝さんはファンも多かったことでしょう。自身の弟子の育成にも精力的に務め、弟子たちからは「ちゃーちゃん」と呼ばれるほど慕われていたそうです。

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「マクラの小三治」こと柳家小三治さん

落語家の名跡「柳家小三治」の十代目を継ぎ、人間国宝にも認定された郡山剛蔵(こおりやまたけぞう)さん。東京都新宿区出身の10代目柳家小三治さんは、幼い時から落語に魅了され、落語家になるため五代目柳家小さんに弟子入りを果たします。噺の導入部分である「マクラ」がとても面白いことから、「マクラの小三治」という異名を持っているほか、「高田馬場の師匠」といわれることもある十代目柳家小三治さん。落語の実力もすさまじいもので、17人抜きで真打に昇進するという記録も作り上げています。

持病であるリウマチを抱えながら、現在も高座に上がり続けている十代目柳家小三治さん。面白そうな顔をせずに面白い話をするというのが十代目柳家小三治さんの落語の特徴でもあります。レパートリーは滑稽話が多く、持ちネタとしては「あくび指南」や「うどん屋」などがあります。

桂歌丸さんを人間国宝に推す声も!

人気番組「笑点」の五代目司会者を務めてきた桂歌丸さん。そんな彼の功績をたたえて、桂歌丸さんを人間国宝にと推す声も高まってきています。その活動の中心となっているのが「笑点」でお馴染みの三遊亭圓楽さんです。三遊亭圓楽さんは「桂歌丸を人間国宝にする会」を立ち上げ、文部科学省あてに署名を集めています。インターネットで呼びかけており、初日だけで署名が6000人集まったそうです。賛同者を10万人集めることを目標としており、今もなお活動は進められています。

この活動が認められ、桂歌丸さんが人間国宝に認定されると史上4人目の落語界での人間国宝の誕生となります。ぜひ今後の展開に期待したいですね。

「桂歌丸を人間国宝にする会」について詳しくはこちらをどうぞ
https://www.change.org/p/%E6%A1%82%E6%AD%8C%E4%B8%B8%E5%B8%AB%E5%8C%A0%E3%82%92-%E4%BA%BA%E9%96%93%E5%9B%BD%E5%AE%9D-%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86 "

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人間国宝に認定された落語家は増えていく?

いかがでしたか?落語の世界で人間国宝と認定されているのは、今のところ3人だけとなっています。この数字はほかの伝統芸能と比べても少なめなので、もしかしたら今後さらに落語家たちの功績が認められ、人間国宝に認定される人が増えていくかもしれません。ぜひ参考にしてください。

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