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山をご神体とする奈良県・大神神社で、そのパワーを感じてみよう

2016-05-16

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日本には8万もの神社があります。
その中で最古の神社が、奈良県にある大神神社です!
作られた年数も不明、本殿を持たず、三輪山という山をご神体とする不思議な神社。
しかし、柔らかい空気でそっと包んでくれるような優しい雰囲気のある神社なのです。
なぜ、山をご神体に?
なぜ、こんなにも古い神社が大切に残されて、崇められているのか?
その謎に迫りながら、大神神社のパワーを感じ取っていただきましょう!

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三輪山に降り立った1柱の神様

日本最古の歴史書「古事記」そして、「日本書紀」には、出雲大社のご祭神・大国主命(おおくにのぬしのみこと)が人間の住む地上世界を治めるのに頭を悩ませているとき、海を照らしながらやってきた光輝く自分の魂を見つけた、と記されています。
その魂は「大物主神(おおものぬしのかみ)」と名乗り、大国主命の「幸御魂(さきみたま)・奇御魂(くしみたま)」だと言いました。実は、神様には4つの魂があると言われ、穏やかな魂は「和御魂(にぎみたま)」、荒々しくパワーが強い「荒御魂(あらみたま)」、収穫をもたらす「幸御魂」、健康をもたらす「奇御魂」があります。そして、大物主神は「私を丁寧に祀ってくれれば、国作りを手伝おう」と言って、三輪山に降り立ったのです。
そのお告げに従って、大国主命は三輪山に大物主神を祀りました。

この時の大国主命のように、困難にぶつかった時や行き詰まった時に大神神社へお参りすると、ヒントや助けを与えてくれると言われています。

三輪山に入って、パワーをいただこう!

その三輪山は長らく足を踏み入れてはいけない場所でしたが、現在は摂社・狭井神社から入ることが許されています。
観光やハイキングのつもりではなく、「神様に会いにいくんだ」という厳かな気持ちで入山しましょう。
写真撮影や喫煙はもちろん、飲食も禁止です。清々しい空気を感じ、日頃の感謝を述べたり、深呼吸をして神様のパワーをたっぷりいただきましょう!

頂上までは1時間はかかるので、時間に余裕を持って登拝するほうがいいでしょう。
入山は有料です。また、入山できる期間や時間、気候等で禁止している時もあるので、お参りする前に神社へ問い合わせてみましょう。

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大手製薬会社の信仰も厚い、「狭井神社」で病気平癒や健康を願おう!

この三輪山の登拝口があるのが、大神神社の摂社・狭井神社です。
狭井神社は大神神社の拝殿から少し歩くのですが、この参道を「くすり道」と呼びます。
参道には薬業関係者が奉納した薬木や薬草が植えられています。そして、有名な製薬会社の名が記された灯篭がたくさんあるのが特徴です。では、なぜ、狭井神社はこんなにも薬業関係者から信仰を集めているのか。

第10代崇神天皇の治世のとき、疫病が流行り人々が多く亡くなってしまいました。崇神天皇は大変お困りになり、どうしようかと悩んでいた時でした。夢の中に大物主神が出てきて、「意富多多泥古(おおたたねここ)という人物に自分を祀らせるように。そうすれば、疫病もおさまるだろう」と告げられたのです。そして、崇神天皇はその人物を探しだし、祭祀主として迎えて大物主神を鎮めたのです。すると、本当に疫病が鎮まり、平穏になりました。
そのことから大神神社は厄除けの神様・医薬の神様として広く信仰をあつめられることになりました。狭井神社には大物主神の荒御魂を祀っているので、病気平癒・身体健康の神社として信仰が厚いのです。

そして、拝殿脇には「薬井戸」という井戸があります。
この井戸は、万病に効くとされる薬水が湧き出ています。参拝者はこの「ご神水」を、ペットボトルや水筒に汲みにこられます。また、コップも設置されているのでその場で飲用することも可能です。まろやかで喉ごし爽やかなご神水をぜひいただきましょう!

あちこちにあるお供えされている卵の秘密

大神神社の境内を歩いていると、あらゆる祠や杉の木の前で卵がお供えされているのを見かけます。
特に、三輪山の前には拝むための拝殿がありますが、その前に「巳の神杉」という杉の木がそびえたち、たくさんの卵が供えられているのです。巳とは蛇のことで、大物主神の化身と言われています。この杉には白蛇が棲んでいると言われ、樹齢500年を越えたご神木なのです。蛇の大好物である卵が供えられているのはそのためなのですね。
参拝の際にはぜひ、卵を持参してみてはいかがでしょうか?

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縁結びが祈願できる「夫婦岩」

二の鳥居を抜け、参道を歩いていると左手に「夫婦岩」と呼ばれる大小2つの岩があります。寄り添う姿から、良縁や夫婦和合を願う人々から信仰を集めています。この石には、大物主神と人間の女性との恋物語があると言われています。

ある日の夜、美しい乙女・活玉依姫のもとに麗しい青年が訪ねてきて、二人は恋に落ちました。そして、ほどなくして姫は子供を身ごもります。姫の両親は誰だか分からない青年の正体をつかもうと、赤土を床にまいて、糸巻きの麻糸を針に通して青年の衣に刺しなさい、と姫に言いました。翌朝、赤土に足跡はなく、糸をたどると三輪山に着いたことから、青年=大物主神だと分かったのです。姫はこのとき、神の子を宿ったと知ったのです。そして、姫の手元に残された糸巻きには、三巻き(三勾)残っていたことから、この地を三輪と呼ぶようになったといいます。

夫婦岩の脇には良縁を祈願するための絵馬がたくさん納められています。
また、夫婦岩をデザインした縁結びのお守りもあります。

受験合格・学業向上なら、少し足を伸ばして「久延彦神社」へ!

大神神社は薬や病気平癒の神様なのは、もうお分かりいただけたでしょうか?
実は、摂社には知恵の神様・久延彦命(くえびこのみこと)が祀られている神社があります。
「古事記」には、大国主命が国作りの際に、小人の神様が海の彼方からやってきました。その神様は国作りを手伝うと言うのですが、彼がどこの誰か知らない大国主命は久延彦命に聞いてみました。すると、「私は少彦名命という名前だよ」と教えてくれたのです。
久延彦命はどこへも足を運ばなくても、世の中のことをすべて知っている神様だと記されていて、知恵の神様と言われています。久延彦命はカカシが神格化したものであると言われ、田の神・農業の神でもあります。

学業はもちろん、仕事面では、知識・智力の向上に大きな力を与えてくれますので、社会人の方も参拝してみてください。

大神神社は癒しの神社でもあります。
三輪山のパワーは何人も包み込む、壮大なものです。
健康を祈りながら、心も洗われる。そんな大神神社に参拝してみてはいかがでしょうか。

■所在地
〒633‐0001 奈良県桜井市三輪1422

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