雅楽

日本の芸術、伝統芸能を娯楽・教養・儀式の3種類に分けて徹底紹介!

2016-05-16

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世界中にそれぞれ古くから伝わる伝統芸能はたくさんありますが、日本で流通している演出がメインとなる伝統芸能は3つに分けることができます。
それらの基準となるのが演目であり、教養を身につけるためのもの、宗教的な儀式をとり行うためのもの、そして民衆の娯楽として成り立っているものとがあるのです。今回は、それらの中でも娯楽として発展してきた伝統芸能歴史と魅力を中心にご紹介していきます。

    日本の伝統芸能、どんなものがあるの?

    日本の伝統芸能は、芸術と技能が必要なもののことを指し、それは歌舞伎や舞踏などの演出を必要とするものだけでなく、工芸や芸道なども含むため、その範囲は幅広くなっています。例えば、工芸でいえば、代表的なものは漆器や織物などがありますし、芸道でいえば茶道や華道なども伝統芸能にあてはまります。
    このように、日本で古くから伝わる現代芸術と一線を画す芸術のことを、一貫して日本の伝統芸能と呼ぶのです。

    しかし、日本の伝統芸能は、今もすべてが現存しているわけではありません。
    歴史に寄り添って、消えてしまったものも多くあります。例えば雅楽の演目などは、現存しているもの以外に昔はたくさんあったそうです。

    雅楽を含む、演出がメインとなる伝統芸能の方が、多くの方々にはなじみが深いものではないでしょうか。これらは、形式によって分類もされています。

    まず詩歌の分野についてですが、こちらには和歌や俳諧、琉歌などが分類されます。和歌ひとつとっても、連歌や短歌、長歌などいろいろなものが存在しています。

    続いて、日本舞踏の分野を見ていきましょう。
    こちらでは、皇室とも所縁がある雅楽や、古くから民衆になじみが深い盆踊りまで幅広く舞踏に関するものが存在しています。また、人気のある歌舞伎の中でも、歌舞伎舞踏などは舞踏に分類されます。

    次は演劇の分野ですが、こちらでは全体的に人気が高い伝統芸能が集まっています。
    例えば歌舞伎はコアなファンもたくさんいらっしゃいますし、今も人気がある伝統芸能のひとつです。人形を使用して演出するという珍しい芸術である人形浄瑠璃も、この演劇の分野にあてはまります。あとは能楽や狂言など、「伝統芸能」と聞いて一番に頭に浮かぶ方が多いような、代表的な芸術が、演劇の分野を占めているのです。

    最後に、音曲の分野をご紹介していきましょう。こちらは、雅楽の中でも、謡物や管弦などの分野にあてはまるものたちのほか、尺八や三味線などの楽器を使用して奏でる邦楽などがあります。また、義太夫節や新内節など、様々なジャンルが存在する浄瑠璃節や、小唄や民謡などの唄という部類なども、こちらの音曲の分野に分類されています。

    このように、日本の伝統芸能と一概に言っても、いろいろな分野に分類できるほか、さらに技法などによって枝分かれしているので、本当にたくさん種類があるのです。

    娯楽としての伝統芸能、その具体的な芸術とは?

    文頭でもご紹介しましたが、日本の伝統芸能は、宗教的な意味合いをもつもの、教養を身につけるためのもの、そして娯楽を満たすためのものの3種類に演目として分類することもできます。そもそも娯楽とは、人々の気晴らしになるような、笑い飛ばせる愉快なもののことで、古くから民衆の文化として確立されてきたものでもあります。

    例えば、今はきれいな格好をして鑑賞に行くことも多い歌舞伎も、古くは娯楽の一つです。歌舞伎というと、言い回しなどが難しい演目も多いのですが、江戸時代ではその時々のニュースや出来事などを面白可笑しく演出していて、今よりも娯楽としての意味合いが強いものでもあったそうです。現に、歌舞伎役者は、今ではなじみがあまりない服装ではありますが、当時の町人などの服装をそのまま衣装とするなど、民衆に寄り添った演出も魅力の一つではありました。

    また、娯楽としての伝統芸能として代表格とも言えるもののひとつに、落語があります。落語は古くは、夜の娯楽として流行したそうで、特別な衣装やお化粧は当時からありませんでした。江戸時代に生きた方々のために生みだされた落語は、思わず笑ってしまうような滑稽な話が多く、当時から人々を愉快な気分へと誘っていたようです。そういった演目は、毎日を過ごす江戸時代の方々の生活の知恵や毎日の生活風景を、滑稽に演出し、落ちを付けたものが多く、今でも愉快に聞けるものも多いのです。

    このように、日本伝統芸能は娯楽として人々に寄り添ってきたものでもあります。今はしっかりと正装して鑑賞するものも多いですが、娯楽に分類されるものは特に、当時はもっと砕けたものでもあったのかもしれません。

    いかがでしたか?娯楽として発達してきた日本伝統芸能は、数多くあります。
    今はなくなってしまったものも多いですが、今あるものは機会があれば堪能しておきたいものですね。ぜひ参考にしてみてください。

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