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ディープなお酒「どぶろく」!「どぶろく祭り」に参加したい!

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どぶろくとは、濁り酒やもろみ酒といった、白く濁っている日本酒のことをいいます。日本酒が好きだという方の中には、このどぶろくには目がないという方も少なくはありません。

そもそもきれいに透き通っている日本酒とは違って、白く濁っているどぶろくは、発酵したものをろ過しないことが特徴として挙げられます。したがって、どぶろくは日本酒と比べて濃厚で、甘味が強いものぞろいです。

今回は、どぶろくについてその製造過程や特徴をご紹介していきたいと思います。

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歴史もあるどぶろく、その歴史をご紹介

画像出典:白川村役場


どぶろく歴史は古いことはわかっていますが、その成り立ちは定かではありません。
最も古い説では、飛鳥・奈良時代に神様に捧げていた白濁酒がどぶろくであったともいわれていますし、別では平安時代に作られていた濁酒が「濁醪(だくらう)」と呼ばれていたため、それがなまってどぶろくとなったともいわれています。また、どぶろくの起源としては中国から稲作が伝わってきたころに合わせてどぶろくも伝わってきたという説もありますし、自然に発酵された結果できたという説もあります。

どれをとっても、どぶろく歴史が古いことには変わりはありません。
しかしどぶろくは、明治時代から製造が禁止された過去もあります。そのきっかけとなったのが1940年に発行された酒税法です。これにより、それまでは一般家庭でも自由に行われていたどぶろくの製造が禁止されたうえ、醸造には関係当局の許可が必要となりました。

一方、お酒の自由醸造を巡って、1984年には「どぶろく裁判」なるものが起こり、世間をにぎわせたようです。
これは、1981年にお酒の自由醸造を訴えた著作である「ドブロクをつくろう」を前田俊彦が発表したことで起きた裁判で、当時最高裁判所まで持ち越されたため、規模も大きな裁判となりました。前田俊彦には結果として有罪判決が下され、酒税法が会見されることはありませんでしたが、その後も酒税法を巡ってはさらに主張が叫ばれることとなります。

2016年現在もどうろくなどの自家製造は禁止されており、当時からの法律が根強く残っていることが分かります。また、関係当局から醸造許可を得られると、酒税が課税され、申告の義務が課せられます。

一方、先ほどご紹介した通り、古くから日本では豊穣を祈願するために神様にどぶろくを献上していたことが分かっています。
それは現在でも続いている習慣で、日本各地では「どぶろく祭り」といった宗教的な行事も行われており、実際にこのためにどぶろく醸造許可を申請し製造している方もいらっしゃるそうです。

どぶろく特区とどぶろく祭り

画像出典:三重県熊野市 浜峰商店


日本各地には、「どぶろく特区」と呼ばれる地域もあります。
これは先ほども述べた宗教行事や、地域振興のための特産物としてどぶろく醸造を特別に許可されている地域のことをいいます。
また、どぶろく特区では特区内のどぶろく醸造のほか、民宿などの核施設にてその場で消費されることを条件として販売も許可されています。

どぶろく特区は、実は日本全国各地に点在しています。
興味がある方は、ぜひ調べてみてください。もしかしたらお住いの地域がどぶろく特区かもしれません。

ちなみにそどぶろく特区以外で無断でどぶろく醸造した場合は、家庭用であろうとなかろうと処罰されるので注意しましょう。

また、どぶろくを神様に献上するお祭りも、日本各地で行われています。
例えば三重県熊野市の大森神社では11月23日に、東京都中央区日本橋の小網神社では11月28日に行われていますが、後者はにごり酒で代用しているそうです。
ほかにも岐阜県飛騨市の一宮水無神社では5月1・2日に、同じく岐阜県白川村の白川八幡神社では10月14日・15日にどぶろく祭りがおこなわれているそうです。

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実際にどぶろく商品をご紹介

画像出典:酒田醗酵株式会社


どぶろくは、炊いたお米に米麹などの酵母を加えて発酵させることでうまれるお酒の一種です。
日本酒に比べて飲みやすく、甘みも強いことが特徴の一つですが、実はアルコール度は15度前後あるものが多いため、悪酔いしやすいお酒でもあります。

続いては、実際にどぶろくを販売している酒造から、商品をご紹介していきたいと思います。

1. 天領どぶろく

アルコール度数:9〜10度
賞味期限:製造日から45日
醸造場所:天領酒造
特徴:飛騨市で作られた伝統のどぶろくです。お米の甘さや独特の香りを楽しむことができます。
価格:1234円(640ml)
詳しくはこちら:http://www.tenryou.com/ot/doburoku.html

2. みちのく山形の大吟醸どぶろく

賞味期限:冷蔵で3か月
醸造元:酒田発酵
特徴:果実味あふれる香りとお米のうまみを楽しむことができます。淡麗タイプと濃醸タイプがあります。
価格:2160円
詳しくはこちら:http://www.kigawaya.com/sake/sakata/doburoku.html

画像出典:天領酒造株式会社


いかがでしたか?
どぶろくは日本でなじみ深い、歴史あるお酒です。
日本酒好きの方もそうでない方も、ぜひ一度堪能してみてください。

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