疲労回復

お寺での座禅体験で、静寂な空気に包まれてみる

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みなさんは座禅をしたことはありますか?
最近では座禅を体験できるお寺やカルチャースクールが増えてきたこともあって、誰でも手軽に座禅をすることができます。

ですが、本格的な歴史のあるお寺で座禅を体験したという人はそう多くはないと思います。
目の前には本格的な日本庭園が広がり、澄み切った静かな中でししおどしの音だけが響きわたる。
そんな素敵な環境で座禅をしてみたいとは思いませんか?

この記事では、本格的な座禅が体験できる座禅スポットを紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。

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本場京都で体験できる有名なおすすめスポット

京都にはたくさんのお寺があります。
どれも歴史と伝統のあるお寺なのですが、いくつか有名なお寺を紹介したいと思います。

・銀閣寺
世界遺産でもある銀閣寺でなんと座禅体験ができます。
希望者が本当に多いので、毎回先着順で定員になり次第締め切りとなってしまいます。

住所 京都市左京区銀閣寺町2
日時 夜の座禅会は毎月第3月曜日、昼の座禅会は毎月第1日曜日、1月4月5月のみ第3日曜日
料金 無料
ホームページ  http://www.shokoku-ji.jp/g_about.html

世界遺産で体験できる座禅は本当に貴重です。
人生で1度は体験してみたいものですね。

・建仁寺
日本で始めて臨済禅が開かれた場所で、臨済宗の栄西にゆかりのあるお寺、それが建仁寺です。
朝8時より座禅が開始され、その後お経の唱和、住職の法話を拝聴します。

住所 京都市東山区大和大路通四条下る小松町
日時 毎月第二日曜日の午前8時より
料金 個人参加の場合は無料(団体の場合は1人1000円で30名以上から受付)
ホームページ http://www.kenninji.jp/experience/index.html

ホームページには、お寺の建物内部や庭の画像を見ることができます。
一度見たら絶対に訪れてみたいと思えるほど素敵な風景なので、ぜひ見てみてください。

・東福寺
鎌倉・室町時代の絵画や、当時の中国(宋)より持ち帰られた書類など、貴重な文化財が多数所蔵されています。
また、建造物も室町時代からのものが複数現存しています。

住所 京都市東山区本町15-778
日時 日曜日(不定期)の朝6時30分より
料金 無料
ホームページ http://www.tofukuji.jp/index.html

座禅の後に文化財を見てまわれます。
庭の苔と敷石が緑と黒のモザイク柄になっている箇所はとても印象的です。

歴史と伝統のある関東方面のおすすめスポット

お寺と聞くと、どうしても京都をイメージしてしまいがちですが、関東方面にも歴史と伝統のあるお寺が数多く存在します。
その中でも特に有名なスポットをいくつか紹介していきます。

・善光寺
創建から1400年の歴史を持つお寺です。
仏教の宗派ができる以前から存在しているお寺なので、宗派を問わず誰でもお参りできるお寺となっています。
そういった理由から、「一生に一度は善光寺詣り」と言われるようになりました。

住所 長野県長野市元善町491
日時 通年(要予約)
料金 1000円
ホームページ http://www.zenkoji.jp/

善光寺宿坊の玉照院にて座禅を体験できます。
宿泊施設を兼ねており、全国から善光寺にお参りに訪れる人がここに宿泊しています。
「一生に一度は善光寺詣り」、まだ善光寺を参拝したことがない方はぜひ訪れてみてください。

・長光寺
東京の新宿という大都会の真っ只中に存在するお寺です。
JR新宿駅から徒歩10分の距離となっており、交通の便は良好です。

住所 東京都新宿区百人町1-5-2
日時 座禅が始めての人 毎月第2、第4土曜日 午後2時より
   2回目以降の人  毎月第1、第3土曜日 午後2時より
料金 無料
ホームページ http://www.chokoji.net/

都内の真ん中に位置し、新宿駅から徒歩10分の距離なので、都内に住んでいる方にオススメです。
座禅経験者と未経験者を分けて座禅会を行っているので、未経験の方でも気楽に参加できる雰囲気になっています。

・正覚寺
都心から少し離れた埼玉県飯能市にあるお寺です。
宿泊座禅という泊り込みの座禅会が行われています。
午後4時ごろに入山しすぐに座禅、夕食後お寺で就寝します。
翌朝5時半に起床し、お勤め、座禅の後で住職による法話があり終了です。

住所 埼玉県飯能市名栗2326
日時 毎日(要予約)
料金 7000円
ホームページ http://www.shougakuji.jp/index.html

都心から少し離れ、大自然に囲まれた環境での座禅会となります。
一泊するので時間的にもゆとりが生まれ、自分を見つめなおすいい機会になるでしょう。

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いろいろなお寺で座禅を体験しよう

いつも同じお寺で座禅をしていると、どうしても飽きてきてしまいます。
同じお寺の同じ場所で、周りの人たちもよく知っている人ばかりでは、そういったマンネリを避けることができません。

そういった方には、旅行がてらに全国をまわって、いろいろなお寺で座禅体験をすることをオススメします。
毎回違った場所で、まわりにいる人とは一期一会のふれあいを楽しむことができます。

実際、定年後の趣味としてそういった活動をされている方の声もよく聞かれます。
いろいろな土地を訪れ、その土地のものを食べ、その土地の人と会話することはとてもいい刺激になるとのことです。

今回の記事で紹介したお寺はもちろん、紹介し切れなかったお寺の中にも本当に素晴らしいお寺がたくさんあります。
もし興味を持ったのであれば、この記事で紹介したお寺をまわってみたりして、自分だけのお気に入りの座禅スポットを見つけてみてください。

座禅から始まる寺社修行。日常から離れて本格的な修行を体験してみよう。

みなさんは座禅で本格的な修行をしたことはありますか?
日帰りの座禅会などを体験されたことがある方は多いと思いますが、お寺に住み込みで滞在して本格的な修行をしたことがある人はほとんどいないのではないかと思います。

日帰りの座禅会では、あなたは「お客様」として迎え入れられます。
ところが、本格的な修行においてはお客様扱いはしてくれません。
修行が目的なのですから、甘い対応をしていては本人のためにならないからです。

この記事では、座禅で本格的な修行をするとはどういうことか紹介していきたいと思います。
興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

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修行へ行く前にお寺への予約と家族や友人への連絡を

住み込みので座禅を行い本格的な修行ができるお寺は全国にいくつもあります。
日程や内容などそれぞれ少しずつ異なりますが、基本的には同じ流れに沿って行われています。
基本的な部分について大まかな流れを説明していきたいと思います。

まずは事前の準備方法です。
住み込みの修行となると2、3泊以上、長ければ1週間にわたって行われるものもあります。
お寺側としても、事前に受け入れる体制を整えておかなければならないので、前もって問い合わせしておくことは重要です。

日帰りの座禅会の場合は飛び込み参加もOKなので、その延長で考えていて突然お寺に押しかけていって「今日から住み込みで座禅の修行をさせてください」 といっても断られてしまいます。
次は家族や友人などへの連絡です。
基本的に住み込み修行でお寺に一歩踏み入れた瞬間から、外界との連絡は禁止されます。
携帯電話やインターネットはもちろん使えませんし、手紙なども送ることができません。

修行期間中は自分からは一切連絡できないことを伝えておき、緊急の場合はお寺に連絡してもらうように頼んでおきましょう。
急に連絡がなくなったので大騒ぎになったというケースを何度か耳にしたことがあります。
事前の連絡は怠らないようにしておきましょう。

持ち物は最低限の貴重品と現金だけにしておきましょう。
整髪量や化粧品等はお寺では使うことができないので、持っていく必要はありません。
また着る物に関しては貸し出しをしてくれるので滞在中の洋服は必要ありません。

修行の基本的な内容はどのようなもの?

住み込みでの本格的な修行ができるお寺は全国にいくつもあります。
日程や内容がそれぞれ少しずつ異なりますが、基本的には同じ流れで行われています。
まず、基本的な部分について説明していきます。

修行内容ですが以下の5つが主な内容です。
・座禅
・写経
・食事
・法話
・掃除

座禅だけでなく写経や掃除、住職のお話を聞く法話も修行に含まれています。
食事が含まれていることに驚かれた方がいるかもしれませんが、食事も大事な修行のひとつになっています。
つぎに、それぞれの修行について説明していきます。

・座禅
長い場合だと、1日8時間も座禅を続けるお寺もあります。
しっかりと自分と向き合って、己を見つめなおすいい機会にしましょう。

・写経
お釈迦様が説かれた言葉であるお経を一字一句書き写していきます。
自分の身に、心に、文字を刻んでいく作業は仏様とひとつになれる修行と言われています。

・食事
人間は何かを犠牲にすることで生きています。
あらゆるものに感謝し、食べ物をいただくということは立派な修行のひとつです。
食べ物があって当たり前という環境に生きる現代人にとってはある意味一番大事な修行と言えるでしょう。

・法話
住職のお話を聞きます。
まず聞き、それを自分で考える、そして実行に移す。
このサイクルが重要です。

・掃除
普段、掃除をする機会がない方も少なくないかと思います。
床や柱を磨くことは自分の心を磨くことであると言われています。

本格的な座禅修行を行ったときの効果とは

住み込みでの本格的な座禅修行をすると、さまざまな効果があります。

長時間座禅をすることで、心身のバランスを取り戻していくことができます。
また外界からの接触を断ち、ひたすら自己と向き合うことで、悩みが解決します。

スケジュールにしたがって規則正しい生活を送るので、生活のリズムが整い心身が健康を取り戻すことができます。
修行中に身についた規則正しい生活パターンを続けるようにしましょう。

一緒に修行する仲間と交流できます。
性別・年齢・職業・生活環境などがバラバラなメンバーが集まってひとつ屋根の下で修行を行うので、多種多様な考えに触れることができます。
いろいろな人と触れ合うことで、人間としての視野が広がったという声もよく聞かれます。

住職の法話を聞くことで、現代人が忘れがちな価値観を取り戻すことができます。
人間としての大事な心の在り方を学ぶことができます。

以上が座禅の効果です。

百聞は一見にしかずと言いますが、座禅で本格的な修行を行った方からは「思っていたのと違った」、「想像していたよりずっといい経験になった」という声を多く聞きます。

中には「人生観が変わった」、「長年の心の悩みが解決した」という方もおられます。
この記事を読んで興味を持たれたのであれば、是非とも体験してみてください。

座禅ブームの今が始め時、座禅道場で座禅を組む

座禅ブームの影響か、全国各地の寺院の中に、一般人も参加できる定例の座禅会を行うところが増えてきました。コミュニティセンターの教室やカフェなど、思いがけない場所でも座禅の体験会が開かれています。

座禅会と言うと寺院が主催し僧侶が指導するものと思いがちですが、寺院ではない「座禅道場」もあって、たくさんの方が座禅に取り組んでいます。「道場」と聞くと、柔道場や剣道場のような畳敷きや板張りの武術修行の場というイメージがありますね。まだ行ったことのない方は、「座禅道場」の座禅はさらに厳しいものなのか、寺院で組む座禅とはどう違うのか、いろいろと疑問に思われるようです。では「座禅道場」とはどんなところなのでしょうか。

在家の禅修行の場「座禅道場」

道場は、サンスクリットのBodhimandalaを漢訳した 仏教用語です。
菩提樹の下、お釈迦様が悟りを開いた場所のことを意味しています。仏様を供養する場所も道場と呼ばれるほかに、法会の名前や禅修行の場、あるいは座禅会を行っている寺院を「道場」と呼ぶことがあります。
浄土真宗や時宗では、寺院の名称としても用いられています。ちなみに、武術の修行を師範が持つ稽古場でするようになったのは、江戸時代以降のこと。当時から稽古場を「道場」と呼んだ事例はありましたが、武術の稽古場を「武道場」、略して「道場」と呼ぶことが一般的になったのは、明治になってからです。

寺院ではない「座禅道場」は全国各地にあります。もっとも多いのは「人間禅」という団体で全国に支部があります。宗教法人になっていますが、宗教、宗派を超えて一般の人が座禅の修行を行う団体です。

もともと、座禅は僧侶のみができる修行でした。禅宗に帰依した武士の間では、武術の修練とともに座禅を行い、茶の湯・枯山水・書院造といった禅の文化が広まりました。座禅の効用は広く知られるようになり、明治期は僧侶でなくても、座禅を本格的に学び修行を積みたいと考える人たちが多くでてきました。中でも熱心だったのは、幕末から明治にかけて活躍した山岡鉄舟や中江兆民らのグループです。彼らは鎌倉にある臨済宗円覚寺派本山円覚寺の今北洪川管長に教えを請い、在家を対象とした修禅の会「両忘会」を発足させました。この会では、これまで僧侶しか許されなかった禅門の修行が許され、仏法の正脈を伝えることが認められました。

「両忘会」はやがて財団法人「両忘協会」、宗教法人「両忘禅協会」と発展し、戦後になって発展的解散。宗教法人「人間禅」がその活動を引き継ぎます。在家で禅の修行を行う人たちを居士とよびますが、居士が行う禅、居士禅では実社会の中で自己を確立するために修行を行い、修行で得た徳によって社会に貢献することを目指しています。代々の総裁には、大学教授や医師など、仕事を持った在家の人が就任されています。

百年の歴史がある「擇木道場」の人間禅

「人間禅」の座禅道場の中で、最も有名な道場と言えば大正4年(1915年)につくられた擇木道場でしょう。
西日暮里の谷中にある擇木道場は、田中大綱居士が「両忘会」に寄進したもので、当時は日本で唯一の、宗派に属していない座禅道場でした。「東京でいちばん遅い座禅会」が金曜日の21時から、「女性の美は座禅から」が土曜日の9時30分から開催されるなど、サラリーマンや女性も取り組みやすいように設定されています。金曜日の夜と土曜日の朝に座禅を組みたい人は道場に宿泊することもできます。

健康法や余暇として気軽に座禅に取り組むことも否定はされていませんが、座禅後の茶話会や勉強会への出席がすすめられるなど、修行する場としてまじめに取り組むことが求められます。希望すれば、在家でありながら師について本格的な修行ができる仕組みも整っています。本部や支部所在地で定期的に開かれる摂心会では、原則は道場に詰めきって、寝食をともにし、座禅などの修行に取り組みます。しかし、宿泊は必須ではなく、許可を得て日中は仕事に行くことも可能のようです。

擇木道場以外の「人間禅」の道場では、寺院などの場所を借りて座禅会を行うところもありますが、運営方針は同じです。臨済宗の座禅を行っていますが、とくに数息観を重視しているのが特徴のようです。数息観とは、座禅を組んで静かに自分の息を心の中で数える修行の方法。数を数えることによって意識を集中させることができます。

始める前に、「欠気一息」を行います。これは肺の中にたまっている空気を全部吐き出し、吐き出しきったところで、大きく吸い込む呼吸法です。2~3回繰り返すことをして、数息観を行います。数息観は、吸う、吐くのひと呼吸ごとに「いーち」、「にー」と心の中で数えていって、百まで数えたらまた一に戻るという方法です。座禅中にこれを繰り返すことで、集中します。数を間違えたり、雑念が出てきたりしたら、一に戻ってやり直します。

人間禅の活動には、座禅のほかに茶道・剣道・俳句会といった部会があり、禅の修行の一環として取り組まれています。

自分にあった座禅のスタイルを探す

「人間禅」以外にも、道場で座禅会を行っている団体はあります。

「釈迦牟尼会」は、釈定光老師により一宗一派にこだわらない坐禅の会として大正9年(1920年)に設立されました。臨済宗系の座禅で、道場は本部のある「東京坐禅道場」・根本道場の「不二般若道場」。そのほかに、三鷹禅会・長野禅会…阪神禅会などの支部も活動しています。

「三宝教団」は在家信者のための禅宗教団として、曹洞宗の僧侶であった安谷白雲師により、昭和29年(1954年)に設立された宗教法人。曹洞宗の座禅と臨済宗の公案を取り入れています。鎌倉に「三雲禅堂」という道場を持つほか、各所で座禅会が行われ、ヨーロッパやアメリカにも指導に出向くなどの活動を行っています。

曹洞宗や臨済宗といった寺院に限らず、在家で座禅の修行を行える場はいろいろと探せます。それぞれ、座禅のスタイルや座禅への取り組み具合、宗教に対する立場などに違いがあります。自分に合っていて、指導者にも共感できるところを探したいですね。

四季の趣を楽しみながら、由緒ある禅寺で座禅を組む

座禅は行う場所を選ばずどこでもできるとは言いますが、自宅座禅と寺院の座禅会では、やはり気分が違うもの。由緒ある寺院で、四季折々の色に染め上げられた庭園を眺め、お香の匂いに包まれて行う座禅は格別の趣があります。座禅を趣味とするなら、一度は由緒ある禅寺で組みたい。そう思う人は多いのではないでしょうか。
禅宗の寺院のことを禅寺と呼びます。中国で南宋時代に発展した禅宗は、臨済宗・い仰 (ぎょう) 宗・曹洞宗・雲門宗・法眼宗を五家、臨済宗から分れた楊岐 (ようぎ) 派と黄竜派を加えて七宗と言います。このうち、日本に伝わって今も残っているのは臨済宗と曹洞宗で、江戸時代に臨済宗から別れた黄檗宗とあわせて三禅宗と呼ばれています。全国にある禅寺の中から、座禅の旅に出かけたくなるような禅寺をご紹介します。

京都・臨済宗の禅寺で座禅体験 建仁寺

臨済宗建仁寺派の総本山建仁寺は、建仁2年(1202年)に建立された京都最古の禅寺。開祖は臨済宗を日本に伝えた明菴栄西禅師、開基は源頼家という格式のある禅寺で、建立当時の年号から名付けられています。創建当初は天禅宗・天台宗・真言宗の三宗並立でしたが、第十一世蘭渓道隆の代以降、純粋禅の寺院となりました。俵屋宗達の「風神雷神図」(国宝)、海北友松の襖絵(重要文化財)など数々の文化財を所有していることでも知られています。
座禅が体験できる場所はこけら葺が印象的な「方丈」。「方丈」は安国寺恵瓊が慶長4年(1599年)に建仁寺に移築した建物で重要文化財の指定を受けています。方丈の広縁からは枯山水の庭園「大雄苑」を眺めることができます。

■住所:〒605-0811京都府京都市東山区大和大路四条下ル小松町584.
■アクセス:京阪電車「祇園四条駅」より 徒歩 7分
■座禅会:坐禅と法話の会「千光会」(20分間の座禅×2回 お経 御法話)
■開催日:毎月第二日曜日午前8~10時ごろ
■予約・参加費:予約不要 無料
■お問い合わせ先:大本山建仁寺 075・561・0190
■ホームページ:http://www.kenninji.jp/

建仁寺塔頭両足院

建仁寺両足院は建仁寺の塔頭寺院で、その歴史は古く、貴重な書物や掛け軸などの文化財を数多く保有しています。普段は一般公開をしていませんが、座禅会に参加すると終了後に拝観できます。座禅を行う書院から臨める庭園は、京都府指定の名勝公園。とくに梅雨から夏にかけての季節は、池のほとりの半夏生の花が咲き、葉が白く変わって、美しい姿を見せてくれます。
両足院では、座禅と御法話の座禅体験のほかに、座禅と朝粥体験(志納料2500円)、座禅と養生法(志納料2500円)、座禅とヨガ体験(志納料3000円)、半日坐禅会(志納料4000円)などに参加することができます。開催日は月によって違いますので、ホームページでご確認ください。

■住所:〒605-0811京都府京都市東山区大和大路四条下ル小松町584.
■アクセス:京阪電車「祇園四条駅」より 徒歩7分
■座禅会:座禅体験(25分間の座禅説明 25分間の座禅 10分間の御法話)
■開催日:ホームページでご確認ください
■予約・参加料:前日までにお問い合わせ先で電話予約 志納料1000円
■お問い合わせ先:両足院 075・561・3216
■ホームページ:http://www.ryosokuin.com/

銀閣寺(東山慈照寺)

金閣寺と並び称される銀閣寺は、正式には東山慈照寺という名称で、臨済宗相国寺派大本山相国寺の塔頭寺院のひとつです。
銀閣寺の前身は山荘東山殿で、室町幕府八代将軍の足利義政によって造営されました。義政の死後、遺言によって臨済宗の寺院となり、その法号にちなんで慈照院と名付けられました。義政の美意識のすべてを投影した銀閣寺は「わび」「さび」を特色とする東山文化の象徴とも言える建物です。研修道場に三笠宮家の彬子さまが美術研究員として一時期勤務されていたことも話題になりました。
坐禅体験は夜に行われる「坐禅会」のほかに、「講話と坐禅」が毎月昼間第1日曜日(1月・4月・5月は第3日曜日)に開催されています。
拝観料(大人500円)は必要ですが、講座料は無料です。(受付9時30分~、講座は10~11時30分) 研修道場宛に、電話、FAX、メールのいずれかにてお申込みください 。
研修道場 電話:075・752・8711 FAX:075・752・8755  e-mail: ginkakuji-dojo@shokoku-ji.jp

■住所:〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2
■アクセス:バス停「銀閣寺道」または「銀閣寺前」下車
■座禅会:坐禅会(夜)
■開催日:毎月第三月曜日(8月12月は除く)夏季は18時30分~ 冬季は18時~ 
■予約・参加料:往復はがきに①希望日②氏名③住所④電話番号を明記の上、上記住所の銀閣寺 坐禅会係へ 参加料は無料
■お問い合わせ先:慈照寺 坐禅会係075・771・5725 
■ホームページ:http://www.shokoku-ji.jp/g_zazen.html

曹洞宗の二大本山で修業体験 永平寺

永平寺は、總持寺と並ぶ日本曹洞宗の大本山です。曹洞宗を日本に伝えた道元禅師は、旧仏教からの迫害を逃れて越前に赴き、寛元2年(1244年)に傘松峰大佛寺建立されました。永平寺という名前に改称されたのは寛元4年(1246年)のことです。
以来およそ800年にわたり、永平寺は雲水たちの厳しい修行の場、道場として知られてきました。今でも約200人の雲水が永平寺で禅の修行に励んでいます。永平寺には70余の建物がありますが、その中心は山門・仏殿・法堂・僧堂・庫院・浴室・東司の七堂伽藍。僧堂・浴室・東司(トイレ)は三黙堂と呼ばれ、一切の私語が禁じられています。 永平寺では、座禅体験や写経体験のほかに、宿坊に泊まる1泊2日の参籠(8000円)や3泊4日の参禅(12000円)の体験ができます。参籠は永平寺の日々の暮らしを見学し、禅の作法を学んで法話や座禅などを体験する内容で、精進料理が供されます。参禅は雲水の修行に準じて、雲水と同じ食事をいただき座禅や朝課を行うなど、参籠よりも厳しい修行体験ができます。参籠や参禅ができない期間があり、規則や制限も設けられています。希望する日の2週間前までに、直接永平寺に電話でお問い合わせください。

■住所:〒910-1228 福井県吉田郡永平寺町志比5?15
■アクセス:えちぜん鉄道「永平寺口駅」から京福バス「永平寺門前」下車、またはJR「福井駅」東口から特急バス永平寺ライナー「永平寺門前」下車
■座禅会:坐禅体験
■開催日:行事等で受け付けない期間もあるのでお問い合わせください。
■予約・参加料:事前に電話予約が必要。参拝料と合わせて1000円
■お問い合わせ先:参禅係 0776・63・4361
■ホームページ:公式ページはありません。
参考:
http://www.zennosato.jp/ 禅の里 永平寺
http://zen-eiheiji.jp/eiheiji/ 禅の里まちづくり実行委員会

總持寺

總持寺は、曹洞宗4世の太祖瑩山禅師が能登国(現在の石川県輪島市)に開かれた禅寺です。總持寺の前身は諸嶽観音堂という真言律宗の寺院でした。元亨元年(1321年)、諸嶽観音堂住職の定賢権律師が夢で見た観音様のお告げに従って、同じ夢を見た瑩山禅師に寺を譲り、瑩山禅師が禅寺にしたといういわれがあります。諸嶽観音堂は諸嶽山總持寺と改名され、元亨2年(1322年)には後醍醐天皇から「曹洞賜紫出世第一の道場」の綸旨を受けて官寺、曹洞宗の大本山となりました。明治44年(1911年)、焼失をきっかけに現在の横浜市に移転され現在に至っています。
15万坪という広大な敷地の中には、明治時代に移築された安政年間の堂、大正から昭和初期に建てられた伽藍や衆寮など、数多くの国登録文化財の建物があります。曹洞宗の僧の修行はもちろん、企業の研修なども行われ、国際的な禅の修行道場としての威容を誇っています。
座禅体験も予約なし先着順で参加できる月例参禅、暁天参禅、英語参禅のほかに、1泊2日の個人参禅「禅の一夜」があります。「禅の一夜」は、月一回、指定日の土曜日午後4時30分~翌日曜日午前9時ごろまでの修行体験です。参加費は6000円(座禅着レンタルの場合7000円)で、座禅・朝課(読経、焼香など)・作務が体験できます。詳細はお問い合わせ先に電話をかけてご確認ください。 

■住所:〒230-8686 横浜市鶴見区鶴見2?1?1
■アクセス:JR京浜東北線鶴見駅西口より徒歩約5分
■座禅会:定例参禅(午後1時受付開始~3時30分ごろまで)・暁天参禅(午前5時15~45分受付 7時ごろまで)・英語参禅(午前9時30分受付開始~11時ごろまで)
■開催日:月1回(8月を除く)ホームページでご確認ください。
■予約・参加料:定例参禅(500円)・暁天参禅(300円)・英語参禅(500円)
■お問い合わせ先:大本山總持寺 布教教化部参禅室 045・581・6086 FAX 045・581・6348
■ホームページ:http://sojiji.jp/index.html

座禅体験ができる禅寺を探す

ご紹介したほかに、京都では南禅寺・天龍寺・東福寺・妙心寺・毘沙門堂勝林寺・圓光寺・大徳寺など、鎌倉では建長寺・円覚寺・東慶寺・大船観音寺・報国寺などが、座禅体験のできる禅寺として知られています。それぞれにすばらしい文化財や庭園があり、寺院によっては精進料理や写経・写仏・作務など、座禅以外の禅文化体験もできます。
家や勤務先の近所、帰省先など、座禅ができる禅寺はまだまだ探せます。臨済宗・黄檗宗の公式ホームページ、曹洞宗の公式ホームページから探してみてはいかがでしょうか。

女性に人気の寺ヨガ、座禅とヨガ(ヨーガ)との深い関係

お寺でアート、お寺で演劇、お寺でライブ。最近はお寺で芸術や習い事を楽しむイベントがいろいろ行われるようになりました。中でもお寺でヨガを習う「寺ヨガ」は若い女性に人気です。
ヨガの体験会は、地域密着型のお寺だけでなく、臨済宗大徳寺派の大本山大徳寺や臨済宗建仁寺派の大本山建仁寺といった格式あるお寺でも開かれています。建仁寺塔頭両足院で2008年から2015年までに15回開催された「ヨガスマイル」は、関西エリア最大級のヨガイベントとして知られています。
座禅とヨガ。瞑想するポーズこそ似ていますが、エクササイズやアクロバティックなポーズのイメージがあるヨガは、日本とインドの距離のように座禅とは遠いところにあるようにも見えます。座禅とヨガには、どんなつながりがあるのでしょうか。

座禅の源流は古典ヨーガ

ヨガはサンスクリット語で「ヨーガ」または「ヨゥガ」と発音します。もともとは「牛にくびきをつけて車につなぐ」ことで、「牛を御するように心身をコントロールする」という意味を表しています。古代インド発祥の伝統的な宗教的行法であり、心身を鍛錬によって制御し、精神を統一して解脱することを目的としています。その起源は古く、紀元前2500~紀元前1800年ごろのインダス文明の遺跡からも、ヨーガのポーズで瞑想している像が発見されています。ヨーガということばが確認できる最古の文書は、紀元前6世紀ごろに書かれたものです。

お釈迦様が悟りを開かれたのは紀元前4~6世紀ごろです。当時、ヨーガはすでに瞑想を行うときの宗教的行法として定着していました。お釈迦様は6年間の苦行で悟りを得られず、菩提樹の下で瞑想に入られますが、このときにとられた結跏趺坐の姿勢や法界定印はヨーガにある瞑想の形であり、ヨーガの手法で瞑想されたと考えられています。座禅の源流はこの古典ヨーガにあります。古典ヨーガは仏教の中に組み込まれ、中国、日本へと伝わって現代の座禅の形へと発展していきました。 ちなみに、お釈迦様は足を右足が上になるように組む「吉祥坐」と呼ばれる組み方をされていました。この組み方は悟りを開いた人の坐法とされていて、仏像にも多く使われています。それとは逆に、左足が上になる「降魔坐」が、修行者の組み方とされています。

ヨーガは音韻から、ヨガは「瑜伽」から

2~4世紀ごろ、インドではヨーガの実践法が経典「ヨーガ・スートラ」にまとめられ、解脱への道として体系づけられました。この「ヨーガ・スートラ」は仏教にも影響を与え、中国には「瑜伽(ゆが)経」として伝えられています。中国では瑜伽を「感覚器を自らにむすびつけることで心を制御する精神集中法や自己を絶対者に結びつけることで合一をはかる修行法」として用いました。瑜伽の実践で得た知識を教理に取りいれたのが法相宗(ほっそうしゅう)ですが、この教義は飛鳥時代から、遣唐使によって日本にも伝えられています。

日本に「瑜伽経」が広まったのは奈良時代です。唐で中国密教を学んだ真言宗の開祖空海は、修行法として瑜伽を用いていました。最澄が開いた天台宗とともに、密教と瑜伽の関係は深く、密教は「瑜伽教」とも呼ばれたそうです。

日本のヨガは指導者によって呼び名が違い、「ヨガ」と「ヨーガ」の2つの呼称が混在しています。音韻では「ヨーガ」が近いのに「ヨガ」が定着している理由には、「瑜伽(ゆが)」ということばに訳語としての歴史があり、「ヨガ」に近いからとも言われています。

禅宗は6世紀ごろインドから布教にきた達磨大師によって伝えられましたが、中国で盛んになったのは10世紀末から14世紀ごろ、唐の末期から宋の時代です。日本で本格的に禅宗が広まったのは鎌倉時代。臨済宗の開祖栄西や曹洞宗の開祖道元によって広められていまきした。中国では明以降、禅宗は衰退していきますが、日本では室町幕府の庇護のもとで発展し、座禅も文化として根づきました。時代や宗教を超えて、座禅は精神修養の場、鍛錬の場として、日本文化の象徴のひとつにもなっています。 近代になって、健康法や美容法として一般的に行われているヨガは、ハタ・ヨーガの流れをくんでいます。ハタ・ヨーガとは本格的な瞑想前の準備段階として心身を鍛えるために行われるヨーガで、身体的・生理的な鍛練を主としています。しかし、アメリカ経由のヨガは、インドに伝わった西洋身体文化とインド伝統武術を融合させて「ハタ・ヨーガ」の名で体系化したヨーガ体操をベースにしていて、本来のハタ・ヨーガとは異質なものも多いようです。

瞑想のヨガ、半眼の座禅

古典ヨーガを発祥とする座禅。ヨガとは、座相の調え方・息の調え方・精神統一することなど、多くの共通項があります。ヨーガの瞑想と禅宗で行われている座禅にはどんな違いがあるのでしょうか。
形で大きく違うのは、目を半眼にすることと手を組むことでしょう。ヨーガで瞑想を行うときは、目を閉じて自分の世界に入り込むことが多いようです。座禅では、目を閉じずに半眼になることが求められます。目を閉じないのは、今の自分から逃げないため。目を閉じることで妄想の世界に入り込むのを防ぐためです。また、身体の前で手を組むのは、姿勢を調え全身の力を抜かず入れずの状態を長く保ちやすくするためだそうです。
さらに大きな違いは座る目的ではないでしょうか。宗派によっても違いはありますが、禅宗の座禅は外に絶対者を求めず、「無になる」ものであり、「悟りを得る」とか「健康になる」などの目的を持って行うものではないという考え方をしています。ヨーガの瞑想は神という絶対者がいて、瞑想で超常的な力を得て、神と自分を合一させることを目指します。
形が似ているヨガの瞑想と座禅の違いを探ることは、座禅の本質、本来のかたちや意義を見つめ直すことにつながるのかもしれません。「寺ヨガ」には、ヨガによって座禅を再発見する効果もありそうです。

こころとからだを見つめ、整える。座禅を体験するということ。

みなさんは座禅を体験したことはありますか?
最近テレビや雑誌などで頻繁に紹介されているので、興味を持っている方も多いと思います。

座禅人気の高まりによって、各所にて座禅会が催されるようになり、誰でも気楽に体験できるようになってきました。
仕事を引退した年配の方が、生涯の趣味として座禅を始めるというケースもよく見られます。

この記事では、座禅とは何か座禅でどういったメリットがあるのかを紹介していきます。

座禅とは物事を正しく認識し心を整えるために行う

一言で言うと、座禅とは姿勢を正して座った状態で行う精神統一のことです。
坐禅の「坐」という文字は座るという意味を表し、禅という文字は物事を正しく認識し心を整えるという意味を表します。

身体を動じない体勢に安定させ、心を一点に集中させます。
そうやって身体と心を統一し、呼吸を一定に保ちます。
そこで始めて、身・心・息が調和しすることを「坐」と表現します。

「禅」はサンスクリット語で静慮という表記で漢訳されることからも分かるように、静かに慮るということです。

具体的に座禅を行うには、照明が落ち着いている静かな薄暗い空間で、足を組み背筋を伸ばしてゆっくりと呼吸を繰り返します。
口は意識して閉じ、呼吸はすべて鼻で行います。

へその下あたりの丹田と呼ばれる部分に自分の意識を集中し、まずゆっくりと息を吐いたあと、静かに息を吸います。
このとき肩が上下してしまわないように注意しましょう。

目は半分だけ閉じている状態で1mほど先の床に視点をおきます。
凝視することなく、ただぼんやりと眺めるような状態を保ちます。
このとき完全に目を閉じてしまうと、逆に雑念が浮かんできて集中できないので気をつけましょう。

以上が基本的な座禅の手順です。

心を整えて、雑念などのさまざまなことから一切意識を排除する

座禅を組む時の心構えとして重要なのことは、座禅以外のいろいろな思いにとらわれないことです。
目に映る風景、耳に聞こえる音、鼻に匂う香り、心に浮かんでくる雑念などさまざまなものを一切意識の中から排除しましょう。

とくに慣れていない方は、最近あった嫌な出来事などを思い出してしまいがちです。

学校や会社で怒られた、馬鹿にされた

そう言えば前にも同じようなことがあった

私はいつも怒られている

もしかしたらもうダメかも知れない

このように、嫌な出来事を思い出してどんどんと考えていくことを、座禅の世界では念を継ぐ行為と言われています。
いったん念を継ぎ始めると際限なく続いていき、途中で断ち切れなくなってしまいます。

ですから座禅の途中でふと何かを思い出したりしても、そこでストップして念を継がないことが大切になります。

念を継いでしまっている人は、座禅の姿勢が乱れたり呼吸のペースがズレてしまっているので、見る人が見れば一発で分かってしまいます。
そういった場合は、お坊さんが木の棒で叩いてくれるので、そこでいったん意識をリセットしてみるようにしましょう。

座禅に慣れてくると、身・心・息の調和が取れるようになってきて脳や体がリラックスした状態を保てるようになります。
この状態になると、精神的に落ち着くだけでなく、身体的にも効果が表れてきます。

実際、座禅中は脈拍や血圧が平常時よりも下がるというデータが報告されています。
心が整うだけでなく、身体的な健康面でも効果があるということです。

まずは気軽な気持ちで座禅会に行ってみよう!

基本的なやり方が分かったら座禅会に参加してみましょう。
座禅会と銘打って行われている場合は。ほとんどの参加者が座禅未経験の方ばかりなので、特に気後れする心配はありません。
指導にあたっている人も慣れているので、分からないことがあったら何でも丁寧に教えてくれます。

単に座禅をするだけの会もあれば、お寺に泊り込みで1泊して食事や清掃のほか住職の法話を聞くものまでさまざまな方式の体験会があります。

座禅をするだけの会であれば費用は数百円程度しかかかりません。
会場に着いたら参加費を払い、30分程度座禅をしてその後解散という形式になります。

泊り込みで行う会であれば、通常3~5千円程度が目安となっています。
会場に到着したらまず全員で夕食を取りその後住職の法話を聞きます。
早めに就寝し、翌日早朝に清掃、朝粥を食べたあとで坐禅を行いその後解散といった形式が一般的です。

また、変わったところでは椅子に座って行う坐禅会というものもあります。
足の悪い方が同行者におられる場合はこういった形式がオススメです。

開催される時間も、土日祝日に開かれているものもあれば、平日の昼間や夕方に開かれているものもあり、自分の行きたい時間帯に参加することができます。

最近では年配の方だけでなく、若い世代の方の間でも座禅をする人が増えてきています。
座禅会に参加すれば、若い世代の人から同世代の人までほんとうに老若男女いろいろな方と増えあう機会が得られてとても貴重な体験ができるという声もよく聞かれます。

もし座禅に興味を持たれたのであればぜひ一度体験してみてください。

座禅の始まりは「座」り方から。正しい姿勢を知りましょう。

みなさんは座禅をする際の正しい姿勢を知っていますか?
なんとなくは説明できても、はっきりと答えることができる人はそう多くはないと思います。

正しい姿勢で行わなければ、せっかく座禅をしても効果は半減してしまいます。

この記事では座禅の正しい姿勢について解説していきます。
正しい知識を得て、効果的な座禅ができるようにしましょう。

まずは正しい座り方ができるようにする

大前提として、そもそもの座り方が間違っていると、いくら姿勢を正そうとしても意味がありません。
ですから正しい姿勢を説明する前に、座り方の解説をします。

座る際には、まずおしりの中心に坐蒲(ざぶ)と呼ばれる座禅座布団をおきます。
個人差が微妙にあるので、自分の感覚で中心だと思う場所、自然に座りやすい場所に坐蒲の位置を調整してください。

足の組み方は大きく2種類に分けることができ、結跏趺坐(けっかふざ)、半跏趺坐(はんかふざ)とそれぞれ呼ばれています。

結跏趺坐は、右の足先を左の太ももの上にのせ、同じように左の足先を右の太ももの上にのせます。
半跏趺坐は、左の足先を右の太ももの上にのせるだけです。

どちらの座りかたも、つま先がなるべく自分の腰に近い位置にくるように深く足を組むようにしてください。
座禅が考えられた昔と違って、現代では日常の生活でイスに座っている時間が長く、足や腰の柔軟性が衰えています。
慣れていない人がこの座り方をすると痛みや苦痛を伴い、自己流の楽な座り方にしてしまうケースが多く見受けられます。

正しい座り方ができていないと正しい姿勢で座禅ができないので、必ずできるようにしましょう。
何度かやっているうちに体が慣れてきて自然とできるようになるので、それまでは日々の積み重ねが重要です。

また、足や腰に疾患があり、どうしても足を組んで座れないという方向けには、イス座禅という方法もあります。

座禅の直前に行う欠気一息と左右揺振

正しく座ることができたら、次は欠気一息(かんきいっそく)と左右揺振(さゆうようしん)です。

欠気一息とは、座禅の直前にする深呼吸のことです。
この深呼吸で精神を落ち着かせ、呼吸を整えます。

下腹部に空気を溜めるイメージで鼻から大きく息を吸い込み、ゆっくりと口から静かに吐き出します。
吐き出す際も、体の奥から空気を押し出すイメージで行います。

下腹部に意識を集中して複式呼吸を行うことが重要なので、肺だけで軽い呼吸をしないように注意してください。

一息とありますが、座禅をする心の準備ができ呼吸も整うまで何度かやってもらってかまいません。

欠気一息ができたら、次は左右揺振です。
手のひらを上に向けて太ももの上におきます。

その状態で体を左右前後に揺らしていきます。
初めは大きく揺らし徐々に揺れを小さくしていく過程で体の中心を確認し、収まりのよい位置に重心をかけるようにして静止します。

体の位置が決まったら、次は手の形をつくります。
座禅中の手の形は法界定印(ほっかいじょういん)と呼ばれる形にします。

手のひらを上に向け左右の指を組み、親指と親指が触れるか触れないかの距離を保ちます。
このときの手の形が楕円形になるように意識してください。

きれいな楕円形になっている場合は、心と体が整っている証拠だと言われています。
逆に、形が乱れている場合は何か雑念が頭に浮かんでいる可能性があるので、もう一度欠気一息と左右揺振を行い、心と体を整えてみてください。

準備が整ったらいよいよ座禅のスタートです。

座禅が始まったら正しい姿勢で半眼の状態を保つ

座禅中の姿勢は、頭のてっぺんが空から糸で引っ張られているようなイメージで、背筋をまっすぐのばします。
あごを少し引いて、上半身の力を抜き、腰を少し前に出すようにします。

正しい姿勢になっていれば、視線が半畳ほど先の地面に自然と落ちます。
遠くに視点がいってしまったり、逆に足元が視界に入るようであれば、姿勢がおかしいということです。

完全に目を閉じるのではなく、ほんの少しだけ開いている状態にします。
いわゆる半眼と呼ばれる形です。

歯を食いしばっている人がたまにいますが、それでは全身に力が入ってしまい、リラックス効果がないどころか疲労がたまってしまいます。
ですから、口は軽く閉じますが、歯と歯は触れ合わせないようにします。

舌を上のあごにくっつけることを意識してください。
こうすることで、食いしばりを防ぐとともに、頭の揺れを抑えることができます。

お坊さんが木の板で肩を叩くことを警策(きょうさく)と言います。
あまりにも体がふらついていたり、姿勢が悪かったりすると警策を受けることになります。

座禅中に何度も警策を受けた経験がある人は、姿勢に問題がある可能性が高いので、座り方・呼吸法・座禅中の姿勢を一から見直してみてください。

正しい姿勢で座禅を行えば、とても高いリラックス効果を得ることができます。
逆に、間違った姿勢で座禅を行っていては、ただ疲労が溜まるだけでデメリットしかありません。

この記事で紹介した内容をしっかりとマスターして、正しい姿勢で座禅を行えるようにしていきましょう。

正しい呼吸で座禅をする。身体をほぐす正しい呼吸法とは。

みなさんは座禅の正しい呼吸法を知っていますか?

せっかく座禅をしても、正しい呼吸法ができていなければその効果は半減してしまいます。

この記事では正しい呼吸法とはどういうものか、について解説していきたいと思います。

座禅において、特に重要視される呼吸法

座禅には「調身」「調息」「調心」という3つの基本的な考え方があります。
体を整え、呼吸を整え、心を整えるという意味です。

その3つの中でも、特に呼吸が重要視されています。
呼吸がしづらい場合は姿勢や体の部位に不具合があると分かりますし、呼吸が乱れていると心が乱れていることが分かります。

呼吸は体や心の状態を量る重要なバロメーターというわけです。
ですから、座禅では呼吸が大切であると考えられています。

座禅の呼吸法は、まず息を吐くことから始まります。
体中の空気を全部外に出すイメージで、ゆっくりと息を吐いていきます。
しっかりと息を吐いて、その反動でさっと息を吸います。
このとき静かに吸うことを意識してください。

呼吸の際に肩が上下しないようにしてください。
肩が上下しているということは、間違った呼吸法をしているということなので、誰かに見てもらってチェックするとよいでしょう。
人間が普段一分間に呼吸する回数は約17回前後といわれています。
これが座禅中であると、10~12回程度です。
座禅の上級者になると、なんと5~6回ほどの回数までになります。

なぜ呼吸回数が減るのかというと、体や脳がリラックスしているからです。
リラックス効果によって体や脳の酸素消費量が減るので、呼吸回数も減るというわけです。

ですから、呼吸回数がより少ないほど、リラックスできていると言えます。
このリラックスしている状態の際に、アルファ波と呼ばれる脳波がたくさん出ています。

丹田を絞るようなイメージで行う正しい呼吸法

座禅の呼吸法の基本は「丹田呼吸法」と呼ばれ、いわゆる腹式呼吸法のことです。

丹田とはおへその5cm下あたりに位置していて、ちょうど座禅の際に手を組んだあたりです。

息を吐く際には、この丹田を絞るようなイメージで力をいれて吐き出していきます。
息を吸ったり吐いたりすることではなく、丹田に意識を集中することで、ゆっくりと深い呼吸ができます。

私たちが普段行っている呼吸法は横隔膜の収縮によって引き起こされる呼吸法なので、丹田呼吸法とはまったく異なります。
慣れるまではどうしても普段の呼吸法になってしまうので、何度も練習して丹田呼吸法をマスターしてください。

この方法がマスターできたら、次は逆腹式呼吸法をできるようにしましょう。
腹式呼吸法とは息を吐く際におなかがへこみ、息を吸う際におなかをふくらませる呼吸法です。

逆腹式呼吸法とは、その名の通り腹式呼吸法の逆です。
息を吸うときにおなかをへこませ、息を吐くときにおなかをふくらませるというものです。

吸うときにおなかをへこませて、吐くときにふくらませると聞くとなんか変な感じがすると思います。
ですが、本来の座禅の呼吸法はこの方法なのです。

この逆複式呼吸法ができると、内蔵機能の向上や老化防止といったさまざまな効果が得られます。
ですが、この呼吸法ができるまでには長い修練が必要とされます。

初心者の方はまず通常の腹式呼吸を覚えて、丹田を使った呼吸法に慣れてきてから逆腹式呼吸法を練習してみてください。

一定のリズムで腹式呼吸・逆腹式呼吸をすることでセロトニンと呼ばれる物質が分泌されます。
セロトニンは一定のリズムで体を動かすことで分泌される物質で、座禅以外にも散歩やジョギングなどでも分泌されます。

アルファー波とは?セロトニンとは?

正しい呼吸法で座禅をすれば、アルファ波やセロトニン出ていることは分かっていただけたと思います。
では、アルファー波やセロトニンについて詳しく説明していきます。

アルファ波とは、脳波の一種で、安静にしている時やリラックスしている時に出現するものです。
このアルファ波が出ているときには、脳が幸福感を感じやすくなるホルモン(ベータエンドルフィン)が分泌されます。

・免疫力の上昇、病気の予防
・脳を活性化させ、集中力・記憶力の向上
・ストレスの軽減および解消

アルファ波が出ている状態では上記のような効果が認められています。

セロトニンとは神経伝達物質のことで、人間の精神面に大きな影響を及ぼす物質であると言われています。
実際、怒りっぽい人やうつ病の人などはこのセロトニンの量が少ないことが研究結果として明らかになってきました。

ですから、セロトニンの量が減るとそういった症状が出てくる可能性が高いということです。
ですから、座禅でセロトニンを分泌させておけば、明るく前向きな気分で毎日をすごせるようになります。

以上紹介してきたように、正しい呼吸法で座禅を行えば、アルファ波・セロトニンによってたくさんのメリットを得ることができます。

免疫力を向上させたい、最近ストレスがたまっている、怒りっぽくなった、毎日気分がすぐれないといったことが気になる人は、ぜひ正しい呼吸法を学んで座禅を試してみてください。

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