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湯治場巡りは結構歩く?杖型折りたたみ椅子を持って楽しむおすすめ温泉3選

2018-11-13

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全国にはかつて湯治場として栄えていた歴史ある温泉郷が数多くあります。それらの湯治場でゆっくりと温泉に浸かるのなら、その地ならではの名所を歩いて回ってみてからにしませんか? 疲れた体をじんわりと温泉が包み込んでくれて、いつもよりきっと気持ちが良いですよ。そこで今回は、有名な湯治場である栃木県の那須塩原温泉、群馬県の伊香保温泉、兵庫県の有馬温泉で歩いて回れる名所や魅力を紹介していきたいと思います。

11ヶ所の温泉が大自然の中に点在 栃木県那須塩原温泉郷

栃木県那須塩原温泉郷は開湯1200年以上もの歴史がある温泉郷です。栃木県北部に広がる那須野が原から北西に連なる山々に分け入った箒川(ほうきがわ)の渓谷沿いに上っていくと、次々と温泉が湧き上がっています。その11地区の温泉地をまとめて塩原温泉郷と呼びます。

古くから「塩原十一湯(じゅういちとう)」の名で親しまれている塩原温泉郷には、その別名の通り大網(おおあみ)、福渡(ふくわた)、塩釜(しおがま)、塩の湯(しおのゆ)、畑下(はたおり)、門前(もんぜん)、古町(ふるまち)、中塩原(なかしおばら)、上塩原(かみしおばら)、新湯(あらゆ)、元湯(もとゆ)という11ヶ所もの湯元が存在します。塩原温泉郷のようにひとつの地域にこれだけ多種多様な泉質や成分を持つ温泉が湧いているのは全国的にも珍しいそうです。昔湯治場で病を癒した方々のように、何日も宿泊してそれぞれの温泉をゆっくり楽しむことができたら病も日々の疲れもキレイさっぱり無くすことができるかもしれませんね。

塩原温泉郷の魅力は実は温泉だけではありません。塩原温泉郷は、その面積のおよそ80%を森林地帯が占めており、四季折々に豊かな自然を満喫することができるのです。さらに太平洋側と日本海側、関東地方と東北地方の気候のほぼ交差地点となっている塩原温泉郷では、生息している草花や昆虫、両生類の種類が非常に豊富。温泉郷を流れる箒川添いの塩原渓谷にはハイキングコースも完備されているので、ゆっくり歩いて回るのがおすすめです。しかし歩き疲れたときに休憩できる場所があるとは限りませんよね。そこでおすすめしたいのが杖にもなる椅子「Ta-Daチェア」です。特にこれから迎える新緑や紅葉の季節には絶景が楽しめるスポットも点在しているので、折りたたみ椅子を持参して休憩しながら景色を楽しんでみてください。

旅情ある石段を登ろう 群馬県伊香保温泉

群馬県渋川市に位置する伊香保温泉は、草津温泉と並ぶ群馬県の名湯として有名な温泉郷です。開湯は1300年前、1900年前と諸説ありますが、非常にその歴史は長く、今の温泉街は戦国時代に形成されたと言われています。当時長篠の戦いで負傷した武田兵の療養所として真田昌幸によって整備され、以後伊香保温泉は湯治場として多くの人々に愛されてきました。

そんな歴史ある伊香保温泉のシンボルとなっているのが現在365段も続く石段です。温泉街の整備と一緒に戦国時代に作られたとされるこの石段は、昭和55年の大改修を経て、2010年に今の形になりました。石段を一気に登り切るのはなかなか骨が折れますが、折り畳み椅子を持参すれば休憩を挟みながら自分のペースで進むことができるのでおすすめです。

また、石段界隈に広がる石段街にはところどころお散歩が楽しくなる仕掛けも隠れているんです。例えば石段街にはところどころに干支が描かれたモチーフを見つけることができます。これは200年以上前の大家という12もの温泉宿が干支を家紋として用いていた名残で、宿があった場所にそれぞれの十二支が刻まれているのだとか。お散歩しながら自分の十二支を探しても楽しいかもしれませんね。さらに石段には歌人・詩人として名をはせた与謝野晶子の詩が刻まれているところもあるので、ぜひ探してみてください。

落ち着いた佇まいが広がる湯治場 有馬温泉

兵庫県神戸市にある有馬温泉は日本三古湯のひとつとして、長い歴史を歩んできた温泉郷です。林羅山の日本三名泉や枕草子の三名泉のひとつに数えられており、温泉の泉質でも高い効能を誇ると言われています。江戸時代後半には多くの庶民や社寺の参拝客が有馬温泉に湯治に訪れたとされており、当時の旅の手助けをした道しるべが今でも有馬の街で見かけられるそうです。

そんな歴史ある有馬温泉の温泉街は、六甲山地北側に広がる紅葉谷の麓、標高350〜500mの山峡に位置しています。温泉街のまわりには風情溢れる社寺や歴史を感じさせるスポットのほか、豊かな自然を楽しめる公園なども多く点在しています。なかでもおすすめなのは春には桜、秋には紅葉の絶景スポットとして有名な「瑞宝寺公園」です。公園自体はそんなに大きくありませんが、園内の遊歩道では自然あふれる風景が楽しめます。

また、有馬温泉街から瑞宝寺公園へ向かう際は歩いていくのがおすすめです。温泉街から瑞宝寺公園へ向かう場合、太閤橋・ねね橋を通ることになります。こちらは有馬温泉のシンボルともいえる橋で、太閤橋の駅側にある湯けむり広場には豊臣秀吉像が立っており、その視線の先には朱色の美しいねね橋とねね像が立っているのです。ぜひ仲睦まじい二人の姿をゆっくりと拝んできてください。

折りたたみ椅子持参で湯治場巡りに出かけよう

塩原温泉、伊香保温泉、有馬温泉という3つの湯治場を紹介しましたが、どこもゆっくりと歩いて散策した方が最大限満喫できそうですよね。しかし歩き回っている途中、一息入れたいときに必ずしも休憩所があるとは限りません。そんな時折り畳み椅子を持参していれば好都合ですが、常に持ち運んで移動するとなると荷物にもなりますし不便ですよね。

そこでおすすめなのが杖にも椅子にもなる「Ta-Daチェア」です。「Ta-Daチェア」は歩いている時は杖として、休憩したい時にはワンタッチで折りたたみ椅子として使用することができるので、持ち運びも楽ですし、少し長く歩く時でも自分のペースで楽しめますよ。ぜひ湯治場巡りのお供に活用してみてください。

由緒ある湯治場でまったり連泊【湯治場4選】自炊可、wifi可もアリ

温泉の療養効果は世界各地で古くから知られてきました。温泉の効能を体感しているのは人間だけではなく、クマやシカ、サルなど動物も温泉が大好き。全国の温泉地には、傷を癒しに訪れる動物の姿を見て発見したという言い伝えがたくさんあります。
温泉が各地にある日本では、湯治という温泉治療のスタイルが生まれました。本来、湯治とは10泊以上連泊をして、特定の疾病に対して温泉療養を行うこと。医療が進んだ現代でも、ガンや免疫系の病気、皮膚病などの治療や回復を目的に、湯治を行う人は少なくありません。長逗留は難しくても、ストレス解消、疲労回復として2、3泊のプチ湯治ならできそうですね。湯治の歴史や人気が高い湯治場を紹介します。

免疫力がアップする?! 古代から知られてきた温泉の力

湯治の歴史はいつから始まったのでしょうか。日本最古の温泉がどこかについては諸説があります。野天の温泉の痕跡として、最古のものされているのは、長野県片端町の工事現場で偶然発見された諏訪湖温泉です。この遺跡は約6000年前、縄文時代のものと言われています。6000年前から、人も動物と一緒に温泉治療をしていたのかもしれませんね。
信頼できる歴史書をもとにすると、古事記に435年軽太子が配流されたという記載がある道後温泉が最古の温泉になります。しかし、土地に残るさまざま伝承から、景行天皇(71〜131年)のころには和歌山県の湯の峰温泉があったとする説が有力とも言われています。
もともと、温泉に入ることは身分の高い人が特権的に行える療養法でした。現存する最古の温泉宿、「慶雲閣」がある山梨県の西山温泉は、藤原鎌足の長男藤原真人が開いたという伝承があるように、身分の高い人が入ったという温泉が各所にあります。また、仏教では、病を退けて福を招来するとして入浴が勧められ、僧が行う施浴が湯治の普及にも影響しました。各地の開湯伝説には、弘法大師、行基、一遍など名僧の名前がよく挙げられています。
農閑期の農民など、庶民にまで湯治が広まったのは江戸時代以降のこと。明治期になると科学的にも温泉の効用が認められ、別府温泉に陸軍や海軍の病院が設置されました。温泉療養の研究が進み、各地の温泉で治療を目的にした湯治が広く行われるようになりました。

格安で宿泊できる湯治場 基本はすべて持ち込み・自炊

山奥など人里離れたところにあって、テレビ視聴ができない、携帯電話が使えないなど不便なことが多いのが湯治場。
10日、1カ月と連泊ができるように、観光目的の温泉宿とは違う宿の仕組みになっています。入浴施設や宿泊施設は簡素なつくりで、食事を出す宿もありますが、もともとは湯治客が自炊するのが基本です。かつては、浴衣やタオルはもちろん、寝具や鍋釜食器などの自炊道具、食糧などすべて湯治客が持ち込むのが当たり前でした。

今でも基本料金は寝る場所の提供だけで、寝具など必要な品はすべてレンタル、または購入する仕組みの湯治場も残っています。
こうした湯治宿に宿泊するときは、宿泊料には何が含まれているのか、滞在に必要な品物はどうやって調達できるのか、湯治の宿ごとに確認が必要です。wifiや携帯電話の通信状態、コンビニや病院などの情報も押さえておきたいですね。湯治場に来る客用に食料品や日用品の朝市が開かれる湯治場もありますが、付近に店舗がなく、車での買い出しが必須の湯治場もあります。

昔ながらの湯治場からwifiが使える宿まで〜人気の湯治場〜

昔から栄えてきた湯治場の魅力は、なんといっても療養効果が高い名湯と連泊できる宿泊料の安さです。ひなびた風情と温泉だけを楽しむ贅沢な時間を求める人に、湯治宿はおすすめ。格安で宿泊できる全国で人気の湯治場を紹介します。

岩手県花巻市 「大沢温泉」

大沢温泉は、1200年前、坂上田村麻呂が東征の際に毒矢で受けた傷を癒したという由緒ある里山の名湯。
宮沢賢治ゆかりの湯治場で、高村光太郎が愛した湯として知られています。大沢温泉には近代風和風旅館の「山水閣」、160年前の茅葺の「菊水館」、200年以上前に建てられた「湯治屋」と、3棟からなっていて、露天風呂を含めて7つの湯めぐりを楽しめます。泉質はアルカリ性単純温泉で、豊沢川に接した男女混浴の露天風呂「大沢の湯」が有名です。
女性専用の源泉掛け流し露天風呂もあります。湯治客は「湯治屋」に宿泊。
建物や昔の家具や道具、写真どの展示物にレトロな湯治場らしい雰囲気を残しつつ、室内にはテレビや冷蔵庫があり、自炊設備やコインランドリー、wi-fiも全館完備。食堂での食事もできるので、安心して湯治ができます。湯治屋の料金は素泊まりが基本で、必要な寝具や浴衣、アニメティ、暖房器具レンタル料などはすべて積み上げ算になっています。

■場所:025-0244 岩手県花巻市湯口大沢181
■アクセス:東北新幹線新花巻駅よりバスで45分 東北本線花巻駅よりバスで30分
■料金:1972円〜2435円(1室2名の場合、素泊り・寝具別)
■URL:http://www.oosawaonsen.com/

秋田県仙北市 「玉川温泉」

焼山のふもとにある玉川温泉はpH1.2と極めて酸性が強く、源泉温度は98度と高温で、豊富な湯量が特徴です。
泉質は含二酸化炭素・鉄(II)・アルミニウム-塩化物泉ですが、ラドンも含まれていて、多くの疾患・症状に対する改善や、治癒能力の向上が期待できる「効きの湯」として知られています。
玉川温泉には地熱の高い地獄地帯があり、天然の岩盤浴ができるのも魅力です。玉川温泉は食事付きの旅館部と自炊の湯治部に分かれており、湯治部の部屋はテレビも冷蔵庫もないシンプルなつくり。寝具は料金に含まれています。共同炊事場にガス台や電子レンジはありますが、調理器具や食器、箸、食品なとは持ち込みが必要です。

■場所:仙北市田沢湖玉川字渋黒沢国有林3014 林班口小班
■アクセス:夏季は秋田新幹線田沢湖駅からパスで約1時間20分
■料金:4428円〜(素泊まり・寝具込み)
■URL:http://www.tamagawa-onsen.jp/

鳥取県東伯郡 「三朝温泉」

三朝温泉は、高濃度のラドンを含む世界屈指の放射能泉。約850年前に発見されて以来、効能の高さで知られる湯治場です。
ラドンとはラジウムが分解されて生じる弱い放射線で、細胞を刺激して新陳代謝を活発にし、免疫力自然治癒力を高める効能があります。地元の岡山大学病院三朝医療センターや三朝温泉病院とタイアップしているので、予約しておけば湯治中に病院で生活習慣病チェックもできますよ。三朝の町には三徳川が流れ、川の両岸に伝統的な和風旅館がたくさん建ち並んでいます。三朝橋のほとりにあるのが、三朝温泉のシンボル露天の「河原風呂」と公衆浴場「たまわりの湯」。
「株湯」や、足湯の「かじかの湯」などの外湯はほかにもあって、各温泉旅館の自慢の湯とともに日帰り湯が楽しめます。湯治中にあちこち湯巡りができるのはうれしいですね。散策するなら、石畳の路地に小さな旅館や飲食店、射的場、ギャララリーなどが並ぶ温泉本通りへ。昔ながらの温泉町の風情を味わえます。
大半の旅館では、通常の宿泊のほかに、湯治客用の滞在プランが用意されていて、自炊設備がある本格的な湯治宿も3軒ほどあります。「湯治宿 et Cafe ゆのか」は2015年にオーブンしたカフェ併設で自炊設備がある湯治宿で1泊からOK。
館掛け流しの温泉と韓国式岩盤浴を楽しめます。

■場所:「湯治宿 et Cafe ゆのか」鳥取県東伯郡三朝町三朝800?1
■アクセス:JR倉吉駅からバス20分
■料金:4500円〜(素泊まり・寝具込み)※連泊割引あり
■URL:http://www.misasa-yunoka.com/

大分県別府市 「鉄輪(かんなわ)温泉」

別府は、明治に陸軍や海軍の病院・保養所が作られ、温泉療養の先駆けになった湯処。
観光地としても湯治場としても?い人気を誇っています。別府八湯とよばれる温泉のひとつ「鉄輪温泉」は、別府市街と明礬温泉との中間にあり、ナトリウム塩化物泉、硫黄泉、炭酸水素塩泉、単純温泉など、バリエーションに富んだ泉質の源泉を擁しています。町の随所から湯けむりが上がる風情ある景観は、湯けむり・温泉地景観として国の重要文化的景観にも選定されています。
「鉄輪蒸し湯」「上人湯」「ひょうたん温泉」など外湯も多く、いろいろな湯が楽しめます。贅沢な宿が多い温泉地ですが、現在でも湯治客用の料理を提供しない貸間旅館が残っています。鉄輪温泉の名物は地獄蒸し料理。「大黒屋」は食事付きの宿泊もできる宿ですが、素泊りで湯治ができます。屋台の自炊場で地獄蒸し料理が楽しめますよ。

■場所:「大黒屋」大分県別府市鉄輪上3組
■アクセス:JR別府駅からバスで30分、タクシーで15分
■料金:3300円〜(素泊まり・寝具込み)
■URL:http://www.daikokuyaryokan-beppu.com/

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