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【九州ふっこう割】バカンスは湯巡りでリフレッシュ!!九州温泉ランキング

2016-08-03

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熊本地震や大雨による土砂災害等で大きな被害を受けた九州。
被害を受けなかった温泉地でも軒並みキャンセルが相次いで、宿泊客が減っているそうです。これまでなかなか予約が取れなかった人気の温泉宿も、もしかして予約が取れるかも。「九州ふっこう割」などお得なプランや温泉地ごとのサービス企画も増えています。震災復興支援もかねて、温泉旅に出かけてみてはいかが。九州の温泉ランキングとトップ5の温泉地をご紹介します。

由布院・別府を筆頭とする個性豊かな温泉地

いろいろなタイプの温泉がある九州ですが、どんな温泉地が人気なのでしょうか。
毎年、観光経済新聞社の主催で各旅行会社のプロが選んだ温泉地ランキングが発表されています。
2015年に発表された「第29回 にっぽんの温泉100選」入りしている九州内の温泉ランキングは以下のとおりです。

参考:http://www.kankokeizai.com/100sen/29.html
1位 大分県 由布院温泉(全国2位)
2位 大分県 別府八湯(全国4位)
3位 熊本県 黒川温泉(全国7位)
4位 鹿児島県 指宿温泉(全国8位)
5位 長崎県 雲仙温泉(全国20位)
6位 鹿児島県 霧島温泉(全国25位)
7位 佐賀県 嬉野温泉(全国27位)
8位 熊本県 阿蘇温泉郷(全国62位)
9位 佐賀県 武雄温泉(全国75位)
10位 熊本県 山鹿・平山(全国77位)
11位 大分県 杖立温泉(全国91位)
全国の温泉地トップ30のうち、なんと7つが九州というのはなかなかの好成績ですね。

もうひとつ、BIGLOBE主催の「みんなで選ぶ第8回温泉大賞」のランキングを見てみましょう。
発表されている温泉地部門の西日本30位までに、九州の温泉は9つランキング入りしています。

参考:http://travel.biglobe.ne.jp/onsen/award/008/
1位 大分県 別府温泉郷
2位 大分県 由布院温泉
3位 熊本県 黒川温泉
4位 鹿児島県 指宿温泉
5位 佐賀県 嬉野温泉
6位 鹿児島県 霧島温泉郷
7位 長崎県 雲仙温泉
8位 熊本県 平山温泉
9位 大分県 長湯温泉
どちらにもランキング入りしていないのが福岡県と宮崎温泉ですが、福岡県には原鶴温泉、二日市温泉、秋月温泉など、宮崎県には北郷温泉、フェニックスリゾート温泉、京町温泉などがあります。

別府と由布院の二大温泉地をもつ大分県

温泉の多い九州の中でも、別格なのは別府八湯と由布院温泉がある大分県。
中年男性を中心に、団体客が遊びに行くイメージが強い別府と、女性客やカップル向けのおしゃれな街並みと高級な温泉宿というイメージがある由布院。対象的な温泉が同じ県内にあるのはおもしろいですね。
関西や関東から、どちらの温泉に行こうかと、迷う人も多いのではないでしょうか。高速を使うと、別府から由布院までは高速道路で約30分。路線バスでも約1時間と案外近い距離。はしごすることも十分可能です。

【別府八湯】

別府には鶴見岳と伽藍岳という2つの火山があり、天然の温泉資源に恵まれています。
泉質や成り立ちが違う、別府・浜脇・観海寺・堀田・明礬・鉄輪・柴石・亀川の8つの温泉があり、総称して別府八湯、または別府温泉郷と呼ばれています。温泉の湧出量は日本一、別府市内の源泉数は2000にも及び世界一。源泉ごとに泉質が異なっていて、放射能泉以外の10種の泉質が揃っているため、けがや病気に適した湯を選べるのが大きな魅力です。

古代より温泉の存在は知られていましたが、温泉が利用されるようになったのは平安時代以降のこと。
元寇の役の後は戦傷者が湯治場に訪れたといわれています。江戸時代には湯治が本格的になり、明治に入ると、科学的な面からも注目されて、温泉療法の病院や研究所が設立されました。別府港が完成し、国鉄や路面電車が開業するなど交通網が整備され、湯治場としてのスタイルも残しつつ、歓楽地として目覚ましい発展を遂げました。団体客メインから個人旅行が主体になって、別府温泉人気にもやや陰りがありましたが、平成以降は外国人旅行者が増加。別府八湯温泉泊覧会(オンバク)のイベント成功もあってまた復活を遂げています。

別府駅まで、大分空港からバスで約50分、博多駅から電車で約2時間20分。宿泊施設は、素泊まりの貸間旅館から客室露天風呂付き&豪華会席料理の宿までバリエーションが豊富です。共同浴場の数も多く、手軽に源泉掛け流しの名湯に浸かり、蒸し風呂で蒸気を吸う、飲用泉を飲む、野菜の地獄蒸しを食べるなど、ほかの温泉にはないフルコースが楽しめます。

【由布院温泉】

画像出典:御宿ゆふいんてい
URL:http://yufuintei.com/

由布岳を擁する由布院は、もともと別府の奥座敷と言われていた山のひなびた湯治場。
単純泉で湧出量は国内3位、源泉数は852本で別府温泉に続いて2位と湯量に恵まれた温泉です。

交通が不便だったころはダム建設の計画もありましたが、ダム建設を阻止し、高度成長期のリゾート開発、観光開発にも背を向けて、町を挙げてのプロデュースで魅力ある温泉町へと成長しました。そのモデルとなったのは西ドイツの保養温泉地。辻馬車の運行、「ゆふいん音楽祭」や「湯布院映画祭」の開催などでメディアの注目を集め、アートの町としての町づくりに工夫をこらしました。ちなみに、昭和30年湯平町と由布院町の合併で湯布院町となりましたが、温泉の名称は湯平温泉と由布院温泉で区別されています。由布市になり、由布院温泉の最寄駅の由布院駅の所在地は、由布市湯布院町と、表記がややこしいことになっています。

大分空港からバスで約55分、福岡からは高速バス「ゆふいん号」、博多駅から「ゆふ」「ゆふいんの森」でどちらも約2時間10分。由布院駅から温泉街へ続く「由布見通り」、金鱗湖までの「湯の坪街道」が由布院温泉観光の中心。おしゃれな雑貨屋などのショップや飲食店が建ち並んでいます。開発規制で大規模なホテルや旅館はなく、露天風呂付き客室や離れの部屋など、大人向けの高級な宿が多いのが特徴です。

自然の特色を生かした温泉地

人気で競り合う熊本県の黒川温泉、鹿児島県の指宿温泉、長崎県の雲仙温泉は、それぞれ個性的な温泉地です。それぞれの魅力を紹介します。

【黒川温泉】

黒川温泉の所在地は熊本県阿蘇郡南小国町。
阿蘇山の北に位置し、田の原川渓谷の両側に24軒の旅館が建ち並んでいます。各旅館に自然を生かした露天風呂が作られていて、1200円の入湯手形で3つの露天風呂に入れるというアイデアが評判になりました。もともとは兼業農家が開いた湯治場が始まりという黒川温泉。観光ブームの中で専業化したものの、足の便が悪く取り残されていた温泉でした。野趣あふれる露天風呂に活路を見出し、「黒川一旅館」(町全体がひとつの旅館)という考え方で、景観にこだわり田舎情緒のある町づくりを進めました。その結果、じゃらんなどの口コミでも評判がうなぎ上りになり、ミシェラン2つ星を獲得するまでに。国内はもとより、アジア諸国や欧米からの来客も多く、町づくりでブランディングに成功した温泉のお手本といわれています。

まさしく町全体が温泉宿で、どの宿に宿泊しても外れがなく、好きな露天風呂を楽しめます。源泉を持つ宿が多いので泉質は異なっていますが、共同源泉はナトリウム塩化物・硫酸塩温泉。単純泉、単純硫黄泉、硫化硫黄泉、ナトリム塩化物・硫酸塩炭酸水素塩泉などがあり、子宝、美肌、癒しなど、テーマで露天風呂を選べます。

アクセスは車かバスになります。震災以降はバス便の変更がありますが、2016年夏現在、福岡市内からバスで約2時間40分、由布院からバスで約1時間30分、熊本空港から約1時間50分。2016年は8月31日まで由布院温泉とのコラボ企画が行われていて、双方の温泉に続けて泊まると連泊割引きや湯巡り無料チケットが利用できます。

【指宿温泉】

指宿温泉といえば、鹿児島県指宿市東部の海岸で入れる砂むし。
地下に温泉が流れている海岸という絶好の地の利を生かし、世界的にも珍しい温泉として全国的に有名です。砂むしがあるのは正確には摺ヶ浜温泉。弥次ヶ湯温泉や二月田温泉などの温泉群をまとめて指宿温泉と呼んでいます。海岸に建つ宿の砂むしのほかに2カ所の砂むし会館があり、立ち寄り湯も可能です。砂むしは浴衣に着替えて体の形に掘ってもらった砂浜に横たわり、シャベルで熱い砂をかけてもらう入浴法。砂の熱さは50度くらいあり、10〜15分ほど温まって汗をかいたら、温泉で洗い流します。老廃物を出す、血液の循環がよくなるなとの効果があります。とくに条件のいい日、干潮時にしか入れないという、波の音を聞きながら入る波打ち際の砂むしが人気です。砂の温泉熱を利用した砂蒸し料理も楽しめます。

指宿温泉の泉質はナトリウム塩化物泉。江戸時代以前から、自然に吹き出す温泉を持つ湿原として利用されてきました。戦後、高度経済成長の波に乗って、錦江湾や開聞岳の景観を楽しめる大規模なホテルが建設され、全国的に人気の温泉に。現在も大規模なホテルが多く、砂蒸し料理や地元の海産物や黒豚を活かした料理が評判の宿も多いです。

指宿駅まで、JR鹿児島中央駅から指宿枕崎線で約1時間。鹿児島空港から直行バスで約1時間35分です。

【雲仙温泉】

雲仙岳は、島原半島にある普賢岳、国見岳妙見岳、絹笠岳、高岩岳、野岳、矢岳、九千部岳の総称。春は雲仙ツツジ、夏は新緑にヤマボウシ、秋は紅葉、冬は霧氷と自然が織り成す山の景観が素晴らしく、日本最初の国立公園に指定された景勝地です。
その山中にある雲仙温泉は、開湯が701年、約350年前に湯宿がつくられて、幕末には吉田松陰も訪れたという由緒ある温泉。明治・大正期には、上海租界に住む外国人の避暑地として栄えた国際的な温泉町でもあり、キリシタン殉教の地となった雲仙地獄などの見どころもあります。泉質は酸性硫化水素泉、含硫化水素酸性明礬泉。昼間はトレッキングで森林浴をしたり、ゴルフやテニスで汗をかいたりできるので、アウトドア志向の温泉ファンにはとくにおすすめです。

長崎空港からバスで約50分、もしくは博多駅から特急で約1時間30分の諫早駅へ。諫早駅からは雲仙行きバスに乗り換えて約80分。長崎駅からは直行バスで約100分です。

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