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申年は特に大人気! 皇城鎮護の神社「日枝神社」へ行ってみよう!!

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東京都千代田区にある日枝神社。
周辺には国会議事堂や国立国会図書館があり、とても神社があるようには思えない場所にドンッと構えた出で立ちで鎮座しています。 実はこの日枝神社、普段でもたくさんの参拝客でにぎわいますが、特に申年になると大勢の人々が押し寄せます。 なぜ申年なのか。なぜ東京の人々に愛されるようになったのか・・・。
今回はその理由に迫ります!

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ご祭神は? いつ創建されたの?

日枝神社に祀られているのは、大山咋神という神様です。 大山咋神は神話の中では、素戔嗚尊の子・大年神と天知迦流美豆比売との間に生まれました。 『咋』とは『主』という意味があり、山の地主神と言われています。その名の通り、山の神様なのです。 また、水も司り、万物の成長と発展、産業万般の生成化育を守ってくれる、と言われています。 そのため、日枝神社は厄除けや商売繁盛、社運隆昌、縁結び、安産など、そのご神徳は幅広いのです!

そして、大山咋神は別名『山王』と呼ばれているのも特徴的です。 大山咋神は日枝山(現在の比叡山)および、松尾山(京都市)に鎮まったと言われています。 日枝山には日吉大社、松尾山には松尾大社という神社があり、どちらも大山咋神が祀られています。 比叡山に天台宗の延暦寺が建てられ、開祖の最澄は「大山咋神は天台宗や延暦寺を守る神様だ」と、崇敬してきました。 そして、中国天台山の鎮守『地主山王元弼真君』にならい、大山咋神を『山王権現』と呼ぶようになったのです。 ちなみに、日枝山の山岳信仰と神道と天台宗が融合した神道の流派『山王神道』があります。 天台宗が広まると同時に山王信仰も広まり、全国各地に日枝社や日吉社が建てられるようになりました。

日枝神社の創建ですが、実は資料が残っておらず、いまだ不明なのです。 始まりは、文明10年(1478年)に江戸城を築城した武将・太田道灌が江戸城の守護神として、現在の埼玉県川越市にある『川越山王社』から大山咋神を勧請したことが伝えられています。

そして、徳川家康が天正18年(1590年)に江戸城に入ると、徳川家の産土神として崇め、江戸城内の紅葉山に遷座したのです。 それから、江戸城の改築の際には江戸幕府第2代将軍・徳川秀忠が、麹町隼町(現在の国立劇場がある場所)に遷座させ、一般大衆も参拝できるようにしました。 ところが、1657年に『明暦の大火』が起き、社殿が焼けてしまったのです。そして、第4代将軍・徳川家綱が現在の場所に遷座させたのでした。 江戸城から見て裏鬼門にあたる日枝神社は江戸時代には江戸城を守る神社として、そして現在は皇居を守る神社として崇められています。

なぜ、申年に大人気なのか?

さて、冒頭では日枝神社は申年には特に参拝者が押し寄せると記しました。
その理由は、比叡山の猿を『神猿(まさる)』と呼び、眷属としているからなのです。 眷属とは元々、仏教用語で神使と同じ意味で、神使は神社の祭神と深い関わりのある動物のことです。 ですから、日枝神社の境内には狛犬ではなく、猿がいるのです!

しかも、日枝神社の対になっている猿は夫婦の猿になっています。 また、「まさる(神猿)」は「勝る」や「魔が去る」と考えられているので、オスの猿には「勝運」や「魔除け」のご利益があります。 猿は『えん』と音読みできますし、夫婦の猿が置かれていることから『縁結び』にもご利益があります。 ぜひ、参拝した時は撫でてみてくださいね!
そして、日枝神社のお守りも猿に関するものばかりなのです! まさる守は大小あり、茶色と白色があってかわいらしいです。
こざる守はお子さまが持ち歩くのにかわいらしいデザインで、小振りなお守りです。
先ほどご紹介した通り、子宝のご利益がある日枝神社ですからこんな猿の形をした子授守もあります。みなさんも猿にあやかって、ご利益をいただきましょう!

山王鳥居がお出迎え! 男坂を登ってみよう!

日枝神社の鳥居は変わっていて、上部が山の形をしているのが特徴的です。
日枝神社の入口はいくつかあり、この『男坂』と呼ばれる急な階段があるのが表参道です。 登るのが大変そうですが、鳥居をくぐると緑がたくさんあって空気が一変します。 そして、その脇には『女坂』と呼ばれるゆるやかな坂もあります。 また、外堀通りに面した入口にも大きな鳥居があり、なんと上り専用のエスカレーターがあるのです!

ただ、いくつかある入口の中でも、『男坂』から入るのが一番ご利益があると言われているのです。 あなたもぜひ、正面入口の神門が見える『男坂』から登ってみてくださいね。 ただし、ご無理はしないように! その時は外堀通り側のエスカレーターを利用しましょう。

本殿だけではなく、末社にも参拝を!

せっかく日枝神社に来たのですから、末社にもお参りしましょう!
末社とは、主祭神に関わりのある神様を祀る神社のことです。 日枝神社の末社は猿田彦神社と八坂神社、そして山王稲荷神社です。 さすが猿が眷属なだけに、猿とつく神様が祀られています。 猿田彦神社に祀られている猿田彦神は、神話の中で天照大御神の孫・邇邇芸命が天界から地上に降り立つ時に、案内人を務めた神様です。 そのため、『道ひらきの神様』と言われていて、困難が立ちはだかった時にお参りすると、良い方向へ導いてくれるでしょう。

また、八坂神社に祀られている神様は大山咋神の祖父神・素戔嗚尊です。 商業や農業の守護神であり、また病気退散のご利益があります。 山王稲荷神社に祀られている神様は倉稲魂神で、商売繁盛や衣食住の神様です。

全国でもたくさん祀られているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。 また、この稲荷神社は日枝神社が遷座される前からこの地に鎮座していた神社です。

末社は本殿の脇にありますから、ぜひ参拝してみてくださいね!

いかがでしたか?
日枝神社がなぜ、申年に参拝客を集めているのかお分かりいただけたでしょうか。 申年のみならず、その場所柄、政治家からも厚い信仰を集めるという日枝神社。 皇居、そして東京に住む人々を見守っている日枝神社はいつも参拝客で賑わっています。 ぜひ、あなたも参拝してみてくださいね!

■所在地
〒100ー0014
東京都千代田区永田町2ー10ー5

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