落語

五代目・六代目三遊亭圓楽、それぞれの魅力とは?!

関連キーワード

落語家の名跡である「三遊亭圓楽」。最近では、五代目三遊亭圓楽を務めた吉河寛海(よしかわひろうみ)さんや、現在六代目三遊亭圓楽として活躍されている會泰通(あいやすみち)さんがいらっしゃり、それぞれ違った魅力を発揮され関心を集めることとなりました。

今回は、そんな五代目・六代目三遊亭圓楽さんのそれぞれに焦点を当て、今までの軌跡やその魅力について紹介していきたいと思います。

スポンサー

五代目三遊亭圓楽さんの生涯とその魅力について

五代目三遊亭圓楽さんは本名を吉河寛海(よしかわひろうみ)さんといい、若いときは「落語若手四天王」の一角を担っていた方です。ご実家は浄土宗の寺院であり、1932年12月に誕生しています。1955年に六代目三遊亭圓生さんに弟子入りし、「三遊亭全生」を名乗ると、ここから圓楽さんの落語人生がスタートすることとなります。当時、空襲の被害にあった圓楽さんでしたが、上野鈴本演芸場で落語を見た際、「戦争ですべてを奪われ暗い顔をした人々にこうやって笑いを起こさせることができる落語はすごい」と感動し、落語家としての道を進むことを決心したそうです。

1958年には「二つ目」へ昇進すると、続く1962年には「真打」へと昇進し、その後長く続く「五代目三遊亭圓楽」を名乗ることになります。実は六代目三遊亭圓生さんに、「50年は落語で食べていくことはできない」とくぎを打たれていた圓楽さんでしたが、「30歳までに真打になれなかったら辞める」と宣言していたそうです。実際に、圓楽さんが真打へと昇進したのは、自身が30歳を迎える3か月前だったということもわかっています。

若いときは美丈夫ぶりと博識なことから、「星の王子さま」の愛称で親しまれ続けていた五代目三遊亭圓楽さん。落語の腕もさるもので、当時七代目立川談志さん、五代目春風亭柳朝さん、三代目古今亭志ん朝さんとともに、「落語若手四天王」と呼ばれていたほどでした。

1965年にスタートした「笑点」の前身番組である「金曜夜席」には第1回目から出演を果たしており、その後の「笑点」でも活躍を見せてくれるようになります。1983年には「笑点」司会者を務めた五代目三遊亭圓楽さんでしたが、この代で今の「笑点」のようなメンバー全員を主役としたスタイルや、山田君の自由な座布団の絡みなどが確立されていたともいわれています。しかし2005年になると病気のため番組を休演、5月には桂歌丸さんに司会の座を譲ることとなりました。

「笑点」引退後は、若者の育成に当たっていた五代目三遊亭圓楽さんでしたが、2007年には自身の舞台に納得できずに現役引退を果たします2009年には再発した肺がんにより、同年10月、多くの関係者やファンの惜しまれながらご逝去されることとなりました。

六代目三遊亭圓楽さんの活躍

五代目からその名を引き継ぎ、六代目三遊亭圓楽となったのが會泰通(あいやすみち)さんです。彼が落語の世界へと足を進めるきっかけとなったのが、大学在学中のアルバイトでした。当時五代目三遊亭圓楽さんのカバン持ちのアルバイトをしていた彼でしたが、付き添いを経てスカウトされることになります。その後は「三遊亭楽太郎」を名乗り1976年に「二つ目へと昇進すると、1977年には「笑点」の席に就くことになります。

続く1981年には真打へと昇進した六代目三遊亭圓楽さん、2010年に今の名である「六代目三遊亭圓楽」を襲名します。もともと還暦を迎えたのち、六代目として襲名することが明らかになっていた現・圓楽さんでしたが、2009年、それを目前として師匠である五代目三遊亭圓楽さんがご逝去されてしまいます。そのとき自身はプロデューサーとして地方にいたため、最期を看取ることができなかったこともあり、精神的なショックも大きかったという六代目三遊亭圓楽さん。それからは2010年2月放送の「笑点」で「六代目三遊亭圓楽襲名披露口上」を行い、その後正式に「六代目三遊亭圓楽」を名乗るようになりました。

スポンサー

これからの活躍も期待される六代目三遊亭圓楽さん

今も変わらず「笑点」で大喜利メンバーとしてネタを披露されている六代目三遊亭圓楽さん。もちろん寄席の席でも自身の落語を見せてくれています。しかし襲名後も、あくまで「圓楽」は五代目のことを指すといっており、自身は「三遊亭円楽」であるとおっしゃっています。そのほか、いろいろな場で自身はあくまで「六代目」であるので、「六代目」と頭につけへほしいとも述べています。2016年まで「笑点」の司会を務めていた桂歌丸師匠も、このことについては「当代(6代目圓楽)は当代、先代(5代目圓楽)は先代と、別の圓楽としてみて欲しい」とコメントしています。

五代目・六代目、と受け継がれてきた「三遊亭圓楽」

いかがでしたか?「三遊亭圓楽」という名跡は、初代から今に至るまで、歴代の偉大な落語家たちに名づけられています。ぜひ機会があれば、現在の六代目三遊亭圓楽さんの寄席もご覧になってみてください。

スポンサー

    ▲ページトップ