ワイン

世界一ラッキーなフランス産ワイン!何を意味しているのか!

2017-02-13

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ワインといえばフランスという固定概念はもはやなくなりつつあります。
それでもワインのイメージはフランスという方はきっと多いはず。しかしそうなるには納得せざるを得ない理由があるのです。
ワインはなぜフランスなのか?!
今回はそのワイン王国であるフランスの、奥深いワインの世界を追求していきましょう。

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ワインがフランスと言われる理由 それはワインベルトにあった!

ワインのブドウに適した気候というものがあります。
世界的に見て、ワイン造りに最適な気候の指針となるのが緯度です。そしてワインづくりに適している環境の温度を保てる場所であるのかどうか、それを示すのが緯度を指針としたワインベルトであるのです。
ワインベルトの示し方として、まず地球を北半球と南半球に分け、北と南でワインに適した温度の範囲を、それぞれベルトのように横のラインで示しています。つまりもし北でワインに適した温度であった場合、そのまま下に降りた南は重なり合った位置となり、同じようにワインに適している場所であるということがわかるはずです。

北と南で全く逆のようですが、緯度的に見ると似たような温度で過ごせるということが言えるようです。そして驚くことにそのワインベルトに、なんと国ごとすっぽり収まってしまうのがフランスなのです。これはもうワインを造るために生まれたとしか思えないほど、ワインにとって理想的な地形であることがうかがえます。

フランスは北緯42〜51度で、日本の北海道からサハリンに及ぶ位置とも言われ、かなりの北国のイメージがありますが、地中海や北西部からの暖流の影響もあり、フランスの全体的な気候としては雨の少ない大陸性気候です。そして広い大陸性でも周辺の国であるイタリアをはじめ、スイスとドイツ、そしてスペインなどのさまざまな気候の影響もうけ、気候によってバラエティに富んだ多種のワインを生み出すこともできる、まさにワインの宝庫であるとも言えるのです。

すぐ隣の国なのに!こんなにも違う国別ワイン事情

ワインベルトにすっぽりつつまれたワイン王国であるフランスの北に、高級甘口ワインを生み出す国があります。
それがドイツです。
その高級甘口ワインや高級辛口ワインとして知られるドイツのリースリングなどは、当然ワインベルトに位置しているのですが、ご存知のようにドイツはフランスの北限の位置にあり、その北限の限られたワインベルトのささやかなエリアのみです。ですからそのワインベルトからはずれてしまえば、ほかのエリアはブドウがつくれない気候となっているのです。

ドイツのワイン造りをする人々はそのような自国の気候を生かし、どうしたら限られたエリアで美味しいワインができるのかを常に研究していました。フランスそのものが北に面した国であり、さらにその北の位置にあるということはブドウにとっても過酷な気候であると言えるのですが、その気候を生かしたドイツのワイン造りとして、ライン下りで有名なライン河の地形を活かしたブドウづくりが有名です。そして銘酒と言われるワインはそうした地形を活かしたワインに多くあります。

隣の国なのになぜと指をくわえるばかりでない、向上心に富んだ国民性をもった国の、伝統あるワインであるとも言えるのです。

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まずはフランスで学ぶ!世界のワイン一流生産者たち

フランスの北限ぎりぎりの地形を活かしたワイン造りをするドイツが独自のワインを生み出すのとは逆に、フランスと似たような気候を最大限に活かしたワイン造りをしている国がさまざまあります。

そのひとつがカリフォルニアのナパ・バレーです。
カリフォルニアワインの父と呼ばれるロバート・モンタヴィは、カリフォルニアで世界高品質ワインをつくる夢を実現するために1965年(昭和40年) にワイナリーを設立しました。バーボンやウィスキーなどにしか馴染みのなかったアメリカにワインブームを巻き起こした第一人者とも言われ、フランスのシェフを招くなどフランスワインから多くを学び、1976年(昭和51年)にはパリで開催されたブラインドテイスティングでナパ・バレーのワインがフランスの一流ワインを押さえ国際的に認められたのです。
そして、のちにフランスのボルドーワインで有名なシャトームートンロートシルトのフィリップ男爵とモンタヴィ氏で、オーパス・ワンというナパの名ワインを生み出すこととなるのです。

それにはやはり何といっても名ワインを生み出す気候と地形というものがなくてはならず、その事実としてカリフォルニアのナパバレーはワインベルトにすっぽりと収まっています。

また反対の南半球であるニュージーランドは南緯35〜45度となっており、北と南で重ね合わせると、まさしくフランスの緯度に近く、重なるようになります。
赤ワインのピノノワールで知られるブルゴーニュの気候に似た地域も存在し、素晴らしいピノノワールワインも生まれています。2000年代に入り、フランスのボルドー大学との共同研究をはじめ、日本の著名な醸造家の指導のもとで、ソービニヨン・ブランでつくられる素晴らしい白ワインを生み出しました。ニュージーランドではそのようにフランスに似た抜群な気候を生かし、現在では日本人醸造家や生産者もたくさん活躍しています。

フランスワインは人生を愛するフランス人の性格そのものである

フランス国王であったアンリ4世は「よき料理、よきワインがあれば、この世は天国」と言い、美食を愛したと言われています。
また、ギロチン刑にかかった王妃マリーアントワネットは、パンがなければお菓子を食べればいいのにと言い放ったと言われていますね。しかしその人々の贅沢三昧が貴族として持って生まれた性質であったとしたら、当時のフランスのワインにあった気候条件や恵まれた自然、酪農などが最大限に活かされていたことになります。そのような人々が贅沢を追求しなかったなら、現在の美味しいワインや食事は生まれなかったのかも知れませんね。

自由と愛と平和を愛し、ワインと美食を自慢とする人々のおおらかな性格は、まさにフランスのワインそのものでもあるのです。

フランスワインにはさまざまな種類があり、分かりにくくもあり、それぞれに名前があります。
格付や畑ごとに違う名前を付け、それぞれが主張すべく細やかな分類をしています。
それぞれが違って当たり前という、人の自由を尊重するフランス人のワインはひと味もふた味も違うのです。
あなたはどの国のワインを楽しみますか?
しかも、ラベルなども非常に精巧に造られていることから、なかなか素人では見分けがつかない、という現実もあるようです。

近年では、贋作を防止できるようなシステムも整っているのですが、以前に出荷されているヴィンテージではそういったことはなかなかできず、さらに一体どこの誰が所有しているのか、ということも追跡することは不可能です。

実際の生産量よりも、消費量の方が多いという不思議な現象も起こっているなど、社会的問題です。

ロマネコンティのワインを、異様に安く仕入れられるとか、あまり名前を聞いたことが無い会社、さらには個人輸入している、というような場所は注意深く観察しておいた方が良いでしょう。中身は簡単に入れ替えられてしまうため、ワインを普段飲まずに投資目的で手に入れる方の場合、飲んでも分からない、という人もいるそうですが。

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