ガーデニング

「鹿沼土」の他の土との違い、使い方は?

2017-03-27

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園芸店やホームセンターに行くと沢山の園芸用の土を見ますが、それらの土はどのように違うのでしょうか。よく見かける「鹿沼土」という土と他の土の違いについてまとめました。

「鹿沼土」を使うと水遣りに便利などとも言われますが、実際に多くの人はどう活用しているのでしょうか。便利な使い方も調べてみました。

「鹿沼土」の特徴は?

「鹿沼土(かぬまつち)」は、栃木県鹿沼地方で採れる関東ローム層で採取された土壌から名前が付いた土のことです。赤城山が噴火した際の火山灰が風化した軽石で、黄色っぽい大粒が特徴です。

火山灰由来の軽石のため小さな孔隙が沢山あいていて水分を含みやすく、水を含むより黄色っぽくなります。そんな特徴を持っている土ですが、他の「赤玉土」などとの違いについてまとめることで、どんな時に使ったらいいかをご紹介します。

「鹿沼土」は酸性の土として山野草に向く土

まず、よく言われている酸性の土かアルカリ性の土かと言う点で言えば、「鹿沼土」のpHは4〜5でpH6.5〜7が中性ですので酸性の土です。日本の土は酸性に傾いているために、日本でよく見かける山野草などを育てるのにはピッタリな土と言えます。

土が粒状になっているのが特徴ですが、その粒の大きさも大粒から中粒、小粒、細粒まで売られています。大粒は鉢底石などに使い、排水性を高めます。

また、中粒は盆栽や鉢物などを植えるのに使い、小粒は山野草などを植えた鉢によく見かけられますよね。また、一番小さい細粒は崩れやすく粘土性があり保水性もありますが、水はけが悪くなる可能性がありますので注意をして混ぜて使ったりします。

どちらかというと、粒が固く崩れにくい粒状をしていて、保水性、通気性が高いのが全体的な特徴と言えるのが「鹿沼土」の特徴と言えます。

水遣りのチェックもできる「鹿沼土」

また、「鹿沼土」は水遣りの時にも重宝するとよく言われています。実際にはどう使ったらいいのかと言うと、「鹿沼土」に水をかけると水を含んで土の色がより黄色になります。乾燥した時とで土の色が明らかに違うことから、水を遣るタイミングがわかりやすいのです。水の遣りすぎの注意や水不足を判断する目安にすることができる便利な土とされています。

ガーデニング初心者で水遣りのコツをつかめないという時や水遣りでいつも失敗しているような植物を育てるには便利な土ですよね。水遣りで失敗しにくいということはとても嬉しいことです。

植物との相性は?

酸性の土と言う特徴から言えば、相性がいい植物はブルーベリー、フランネルフラワー、サツキ、ツツジ、シャクナゲ、東洋ランなどがいいと言われています。

東洋ランなどの蘭は特に保水性、排水性に優れた土が大事となっていて、「鹿沼土」などはそういった土として大事な役割を果たしてくれます。蘭にはミズゴケやバークなども使われますが、「鹿沼土」は保水性、排水性が気温などに左右されずに保てるのでおすすめです。

自分で土を「鹿沼土」とブレンド

また、最近では、山野草や日本独自の植物を育てる機会より海外の植物を育てる機会が段々増えてきました。酸性が強い「鹿沼土」の利用機会がそのために減ってきたとも言われるようになっています。

ですが一方で、保水性、排水性、通気性に優れている「鹿沼土」の特徴を生かして、最適な土のブレンドを自分で楽しむ人が増えているのも最近の傾向です。自分で配合を考えて植物にいい土をブレンドしてつくる人が多くなりました。それぞれにどんな配合がいいのかを研究するようになっています。どんどんガーデニングの奥深さを感じますよね。

「赤玉土」との違いは?

よく「鹿沼土」と一緒に使われているのが「赤玉土」ですが、同じくこちらも関東ローム層で採取されたものです。「鹿沼土」との違いは言うと、粘土質が多い土を粒状にしたもので、「鹿沼土」に比べると弱酸性なのであまり植物を選ばずに植えることができる土です。ブレンドする時の基本の土となってくれます。「赤玉土」も排水性が良く特に「鹿沼土」に比べると保水性が優れていて、また価格の面でも安くて使いやすい土です。ただ崩れやすい土ですので、目詰まりすると排水性や通気性が悪くなりますので、なるべく崩れていない「赤玉土」を買う事も注意が必要です。

そんな崩れやすいなどと言う弱点を補うためにも「鹿沼土」と「赤玉土」を混ぜて使うのがベストです。実際に「鹿沼土」と「赤玉土」と混ぜて使っている人は多く、これに「腐葉土」などを混ぜて保肥性を高くした土を作ると理想的ですよね。

基本の土「赤玉土」と比べると「鹿沼土」は酸性が強いと敬遠されることもありますが、2割ぐらい使うのでは問題がないと言われています。保水性、排水性、通気性が長い間安定して保たれるという意味から言えば「鹿沼土」は最適の土ですので、多くの人がブレンドの中に入れているのも納得です。

水遣りを教えてくれる土、安定した保水性、排水性、通気性!

こうして見てくると、「鹿沼土」は土の粒の色で水遣りのタイミングを教えてくれるのでガーデニング初心者に優しい土と言えましたよね。

また、火山灰が風化した軽石で粒状を保っているために、長い間安定した保水性や排水性、通気性を持つことができるのも魅力的な土です。こうした点ではガーデニングを長くやっている人にとっても高く評価される土です。

ちょっと価格は高い「鹿沼土」で、酸性という特徴などはありますが、ガーデニング初心者から土を自分でブレンドして楽しむような熟練者まで、その長所を活かして多くの人が活用している頼もしい土と言えます。

鹿沼土を使いこなせたら一人前?盆栽や挿し木にぴったりの鹿沼土

水はけのよい粒状の黄色い粒状の鹿沼土は、ピートモス同様酸性を好む植物栽培に適しています。アジサイの青用にもぴったりです。盆栽や挿し木に使う土として、ほぼ無菌状態なのでよく用いられます。鹿沼土の特徴と使い方を知り尽くした人は園芸の上級者と言えます。

栃木県鹿沼市で採れるから「鹿沼土」

園芸店でよく見かける薄黄色い粒状の土「鹿沼土」は、太古、赤城山が噴火してできた軽石が風化してできたもので、土というよりも柔らかな軽石です。栃木県鹿沼市で採れるから「鹿沼土」と呼ばれています。

酸性のため、アルカリ性を好む植物の栽培に使うのに適していません。酸性を好む植物や、酸性になるとはっきりとしたブルーになるアジサイなどの栽培用に適しています。

ほぼ無菌状態の薄黄色の軽石

鹿沼土はほぼ無菌状態の薄黄色の軽石なので、粒の内部には空洞がたくさん開いています。ぎゅっと握るとつぶれてしまいますが、一粒一粒は水やりしただけではつぶれにくく、内部の空洞に水や空気をしっかりと蓄えることができます。

ほぼ無菌状態なので、雑菌がない状態の方がうまくいく挿し木や苗床用の土として最適です。水を含むと色が黄色っぽくなり、乾燥してくると白っぽくなるため、乾燥状態が一目でわかるため、水加減がしやすくなっています。

使う前に「みじん」を取り除いて

鹿沼土は粒状の土ですが、力を加えるとつぶれてしまうため、粉状の「みじん」が多く含まれている場合があります。鹿沼土は水はけをよくするためにも用いられますが、みじんが含まれていると逆に水はけを悪くしてしまうため、あらかじめ取り除いてから使うようにします。

目の細かいふるいにかけて、ふるいの中に残った鹿沼土だけを使うか、水を入れたバケツに選別していない鹿沼土を投入して粒の大きい物だけを取り出して使うようにします。

使う前に作業が一つ加わってしまいますが、きちんと手順を踏まえておくことで植物がしっかりと根付きやすくなります。

サツキ・ツツジ・高山植物などに、盆栽用に最適

鹿沼土は強い酸性のため、酸性の土壌でないと育たないサツキやツツジの栽培用土としてよく用いられています。また、有機物をほとんど含んでいないので、多肥の条件下では育ちにくい高山植物の栽培用の土としても適しています。

盆栽用の土としても、粒が比較的大きめの鹿沼土がよく用いられています。盆栽には水はけがよくて水持ちもよい、空気を多く含む土が適しています。限られた空間の中、少ない土で植物を栽培するので、ほぼ無菌状態である鹿沼土は信頼できる盆栽用の土としても使えます。

鹿沼土は挿し木・苗床用に

挿し木をするとき、水切れしない程度の水分量を保ちながら、細菌が繁殖して腐ってしまうことがないように管理することはとても重要になってきます。苗床が良い状態でない場合、挿し木も種まきもうまくできません。苗から育てるほうが栽培は簡単ですが、挿し木して増やせるようになると楽しみ方の幅が広がります。

ほぼ無菌状態で、有機質も含まない鹿沼土は、肥料分をあまり必要とせず、保水がしっかりしていて、細菌が広がっていないことが発根するのに重要な挿し木に苗床に、適した土と言えます。

挿し木がしっかりと支えられて、なおかつ根を伸ばしやすいように、中〜小粒の鹿沼土がよく使われています。種まき用の苗床として使うときは、種の大きさにより粒の大きさを変えますが、大根のように小さな種のときは、鹿沼土の小粒よりもピートモスのほうが適しています。

【鹿沼土VS赤玉土】似ているけれど

鹿沼土と同じように粒状になった土に、赤玉土があります。赤玉土は文字通り赤っぽい土です。鹿沼土と赤玉土は同じ栃木県鹿沼市近辺で多く採れます。

赤玉土は粘土質の赤土を粒状にしたもので、水はけをよくするために混ぜることが多いのですが、長く使っていると粒がつぶれやすく、つぶれてしまうと水はけが逆に悪くなってしまいます。

鹿沼土と比べると赤玉土は値段が安く、酸性に偏っていないのでどんな植物にも使えますが、粒がつぶれたら植え替える必要があり、粒状が長持ちするのは鹿沼土の方になります。

用土の組み合わせとして「鹿沼土」はどんな配合にする?

 植物にとっていい土を考える時に、保水性、排水性、通気性、保肥性がいいことが挙げられます。それらの最適な土を目指すために最近では自分で土をブレンドして作る人も増えてきました。いろいろ試してみてどの土を使ってどんな配合にした土がいいのかをその都度で変えながら研究している人もいます。

 土をブレンドするという楽しみ、自分なりの土を作って植物がとても成長してくれた時の喜びは大きいものです。園芸店やホームセンターで売られている「鹿沼土」もよくブレンドに使われていますが、どんな配合が最適なのかをまとめてみました。

基本の土は「赤玉土」と「腐葉土」で

 鉢やプランターの用土としての基本の土は、「鹿沼土」と同じ関東ローム層の「赤玉土」60〜70%と「腐葉土」30〜40%と言われています。酸性の「鹿沼土」に比べ、あまり酸性に傾いていない弱酸性の「赤玉土」は使いやすい基本の土となっています。

 それに対し、酸性を好む植物であるツツジやサツキ、アジサイ(青色)やブルーベリーなどを育てる場合には「鹿沼土」60%「ピートモス」40%などが理想とされます。その他にも「鹿沼土」3、「赤玉土(小粒)」7、「腐葉土」2などの割合もおすすめです。

また、水はけを重視する場合のためには「鹿沼土(中型)」2、「川砂」2、「軽石」2、「バーミキュライト1」、「腐葉土」2などの配合も行われたりします。「鹿沼土」の保水性、排水性、通気性の特に排水性を活かしたブレンド例と言えます。

最近人気の多肉植物のセンペルビブム属などを育てる場合にもブレンド例として、「花用用土」3、「鹿沼土(小型)」3、「赤玉」(小型)3などの割合が挙げられています。排水性が大事な多肉植物ですので、「鹿沼土」が配合されているものです。

また、室内で観葉植物を育てる場合には、「赤玉土」5「ピートモス」3「鹿沼土」2などの割合もおすすめです。室内では「赤玉土」だけでは土が乾きにくくなり根腐れを起こしやすくなるために、それを防ぐために水はけを考えて「鹿沼土」を配合します。また「腐葉土」も室内ですとカビが生えてくる可能性があるので、同じ効果の「ピートモス」を使うように変えています。室内と言うことで水はけに配慮したブレンドが大事という事になっていますよね。

また、鉢を上から吊るして飾ったりする場合には「赤玉土」5「ピートモス」2「パーライト」2「鹿沼土」1などとし、水をかけても重くならないように用土が軽くなるような配合に注意をします。水はけをよくするため「鹿沼土」を入れ、用土の重量も軽くするため人工発泡体「パーライト」を配合して工夫するなど、多孔質で作られた軽い特徴を活かしています。

こうしてブレンドすることでそれぞれの土の特徴を活かす工夫がなされていますよね。「鹿沼土」は、優れた排水性、保水性、通気性の特徴を活かしたブレンドがなされることが多い土と言えます。酸性が強いと言われますが、2割程度のブレンドならばあまり気にしないで様々な植物に使えますので室内などの用土として使ってみるといいでしょう。

ブレンドすることのいい点は?

よく培養土として売られている土も最近は多いのですが、それでも自分でブレンドする人がいるのはそれなりにいい点があるからです。植物、置き場所、用途、気象条件に適した用土を考えなければいけませんが、自分でブレンドした場合は、何用というのを気にしないで自分なりにブレンドして最適なものを作ることができますよね。毎回土を買いなおす必要がないということにもなりますね。

 水はけなどの排水性に特に配慮された土の配合もよく考えられています。水遣りで失敗している人も多くいるために、それぞれにどんな水遣りの方法で失敗しているという癖もありますよね。ついやり過ぎる人やあまり水遣りが出来ない人など、それぞれに合わせて土をブレンドしているケースも見られます。排水性を考えた土にするのか、保水性を考えた土にするのかなどを検討することになりますよね。

 「赤玉土」などは粒が崩れやすい土となっているため目詰まりすると次第に排水性や通気性が悪くなりますので、それらを補うためにも同じ排水性、保水性、通気性に優れて粒が崩れにくい「鹿沼土」をブレンドしたりします。

配合は見て観察して学ぶ?

 それぞれの長所を活かし、短所を補うというのが土のブレンドのいい所と言えるようです。毎回それぞれに土の配合を考えて試しながらベストな配合を探してみるのがおすすめです。ネットなどでも様々な配合が掲載されていますので、それを参考にしてみるといいでしょう。

 ピッタリな配合が見つかって良く成長してくれたらとても嬉しいものですよね。また既に植え付けられている物で見事に成長しているものなどを見てどんな土が配合されているのかを見るのもとても勉強になるのではないでしょうか。最初に鉢物を買ってきた時などに土をしっかり観察してみませんか。何に配慮をされてこの植物は植えられているのか、水はけなのか、保水性なのか、通気性や保肥性なのか、しっかり土を観察してみるのも面白いのではないでしょうか。

用土の組み合わせとして「鹿沼土」はどんな配合にする?

 植物にとっていい土を考える時に、保水性、排水性、通気性、保肥性がいいことが挙げられます。それらの最適な土を目指すために最近では自分で土をブレンドして作る人も増えてきました。いろいろ試してみてどの土を使ってどんな配合にした土がいいのかをその都度で変えながら研究している人もいます。

 土をブレンドするという楽しみ、自分なりの土を作って植物がとても成長してくれた時の喜びは大きいものです。園芸店やホームセンターで売られている「鹿沼土」もよくブレンドに使われていますが、どんな配合が最適なのかをまとめてみました。

基本の土は「赤玉土」と「腐葉土」で

 鉢やプランターの用土としての基本の土は、「鹿沼土」と同じ関東ローム層の「赤玉土」60〜70%と「腐葉土」30〜40%と言われています。酸性の「鹿沼土」に比べ、あまり酸性に傾いていない弱酸性の「赤玉土」は使いやすい基本の土となっています。

 それに対し、酸性を好む植物であるツツジやサツキ、アジサイ(青色)やブルーベリーなどを育てる場合には「鹿沼土」60%「ピートモス」40%などが理想とされます。その他にも「鹿沼土」3、「赤玉土(小粒)」7、「腐葉土」2などの割合もおすすめです。

また、水はけを重視する場合のためには「鹿沼土(中型)」2、「川砂」2、「軽石」2、「バーミキュライト1」、「腐葉土」2などの配合も行われたりします。「鹿沼土」の保水性、排水性、通気性の特に排水性を活かしたブレンド例と言えます。

最近人気の多肉植物のセンペルビブム属などを育てる場合にもブレンド例として、「花用用土」3、「鹿沼土(小型)」3、「赤玉」(小型)3などの割合が挙げられています。排水性が大事な多肉植物ですので、「鹿沼土」が配合されているものです。

また、室内で観葉植物を育てる場合には、「赤玉土」5「ピートモス」3「鹿沼土」2などの割合もおすすめです。室内では「赤玉土」だけでは土が乾きにくくなり根腐れを起こしやすくなるために、それを防ぐために水はけを考えて「鹿沼土」を配合します。また「腐葉土」も室内ですとカビが生えてくる可能性があるので、同じ効果の「ピートモス」を使うように変えています。室内と言うことで水はけに配慮したブレンドが大事という事になっていますよね。

また、鉢を上から吊るして飾ったりする場合には「赤玉土」5「ピートモス」2「パーライト」2「鹿沼土」1などとし、水をかけても重くならないように用土が軽くなるような配合に注意をします。水はけをよくするため「鹿沼土」を入れ、用土の重量も軽くするため人工発泡体「パーライト」を配合して工夫するなど、多孔質で作られた軽い特徴を活かしています。

こうしてブレンドすることでそれぞれの土の特徴を活かす工夫がなされていますよね。「鹿沼土」は、優れた排水性、保水性、通気性の特徴を活かしたブレンドがなされることが多い土と言えます。酸性が強いと言われますが、2割程度のブレンドならばあまり気にしないで様々な植物に使えますので室内などの用土として使ってみるといいでしょう。

ブレンドすることのいい点は?

よく培養土として売られている土も最近は多いのですが、それでも自分でブレンドする人がいるのはそれなりにいい点があるからです。植物、置き場所、用途、気象条件に適した用土を考えなければいけませんが、自分でブレンドした場合は、何用というのを気にしないで自分なりにブレンドして最適なものを作ることができますよね。毎回土を買いなおす必要がないということにもなりますね。

 水はけなどの排水性に特に配慮された土の配合もよく考えられています。水遣りで失敗している人も多くいるために、それぞれにどんな水遣りの方法で失敗しているという癖もありますよね。ついやり過ぎる人やあまり水遣りが出来ない人など、それぞれに合わせて土をブレンドしているケースも見られます。排水性を考えた土にするのか、保水性を考えた土にするのかなどを検討することになりますよね。

 「赤玉土」などは粒が崩れやすい土となっているため目詰まりすると次第に排水性や通気性が悪くなりますので、それらを補うためにも同じ排水性、保水性、通気性に優れて粒が崩れにくい「鹿沼土」をブレンドしたりします。

配合は見て観察して学ぶ?

 それぞれの長所を活かし、短所を補うというのが土のブレンドのいい所と言えるようです。毎回それぞれに土の配合を考えて試しながらベストな配合を探してみるのがおすすめです。ネットなどでも様々な配合が掲載されていますので、それを参考にしてみるといいでしょう。

 ピッタリな配合が見つかって良く成長してくれたらとても嬉しいものですよね。また既に植え付けられている物で見事に成長しているものなどを見てどんな土が配合されているのかを見るのもとても勉強になるのではないでしょうか。最初に鉢物を買ってきた時などに土をしっかり観察してみませんか。何に配慮をされてこの植物は植えられているのか、水はけなのか、保水性なのか、通気性や保肥性なのか、しっかり土を観察してみるのも面白いのではないでしょうか。

「鹿沼土」の配合には自分なりの工夫を

こうして見てくるとブレンドをして混ぜるに場合には、それぞれの土の欠点を補うような土の配分が大事ということがわかりました。水はけが悪くなっていく「赤玉土」に水はけがいい「鹿沼土」をまぜたり、吊り鉢では土を軽くする土を混ぜたりそれぞれに工夫する点があります。

 また、同じ「鹿沼土」などでも土の粒の大きさによっても保水性、排水性、通気性などに違いが見られますので、排水性を重視する時は大粒を配合し、保水性を重視する時は細粒を使うなど使い分けて配合することもできます。そうした様々な工夫ができるのも土の配合のいい点です。自分なりの工夫が様々にでき、自分なりの土、自分なりの植物の育て方ができます。

配合を楽しめるようにそれぞれの土の特徴や植物の特徴を学んでみると楽しみが広がります。

鹿沼土を使いこなせたら一人前?盆栽や挿し木にぴったりの鹿沼土

水はけのよい粒状の黄色い粒状の鹿沼土は、ピートモス同様酸性を好む植物栽培に適しています。アジサイの青用にもぴったりです。盆栽や挿し木に使う土として、ほぼ無菌状態なのでよく用いられます。鹿沼土の特徴と使い方を知り尽くした人は園芸の上級者と言えます。

栃木県鹿沼市で採れるから「鹿沼土」

園芸店でよく見かける薄黄色い粒状の土「鹿沼土」は、太古、赤城山が噴火してできた軽石が風化してできたもので、土というよりも柔らかな軽石です。栃木県鹿沼市で採れるから「鹿沼土」と呼ばれています。

酸性のため、アルカリ性を好む植物の栽培に使うのに適していません。酸性を好む植物や、酸性になるとはっきりとしたブルーになるアジサイなどの栽培用に適しています。

ほぼ無菌状態の薄黄色の軽石

鹿沼土はほぼ無菌状態の薄黄色の軽石なので、粒の内部には空洞がたくさん開いています。ぎゅっと握るとつぶれてしまいますが、一粒一粒は水やりしただけではつぶれにくく、内部の空洞に水や空気をしっかりと蓄えることができます。

ほぼ無菌状態なので、雑菌がない状態の方がうまくいく挿し木や苗床用の土として最適です。水を含むと色が黄色っぽくなり、乾燥してくると白っぽくなるため、乾燥状態が一目でわかるため、水加減がしやすくなっています。

使う前に「みじん」を取り除いて

鹿沼土は粒状の土ですが、力を加えるとつぶれてしまうため、粉状の「みじん」が多く含まれている場合があります。鹿沼土は水はけをよくするためにも用いられますが、みじんが含まれていると逆に水はけを悪くしてしまうため、あらかじめ取り除いてから使うようにします。

目の細かいふるいにかけて、ふるいの中に残った鹿沼土だけを使うか、水を入れたバケツに選別していない鹿沼土を投入して粒の大きい物だけを取り出して使うようにします。

使う前に作業が一つ加わってしまいますが、きちんと手順を踏まえておくことで植物がしっかりと根付きやすくなります。

サツキ・ツツジ・高山植物などに、盆栽用に最適

鹿沼土は強い酸性のため、酸性の土壌でないと育たないサツキやツツジの栽培用土としてよく用いられています。また、有機物をほとんど含んでいないので、多肥の条件下では育ちにくい高山植物の栽培用の土としても適しています。

盆栽用の土としても、粒が比較的大きめの鹿沼土がよく用いられています。盆栽には水はけがよくて水持ちもよい、空気を多く含む土が適しています。限られた空間の中、少ない土で植物を栽培するので、ほぼ無菌状態である鹿沼土は信頼できる盆栽用の土としても使えます。

鹿沼土は挿し木・苗床用に

挿し木をするとき、水切れしない程度の水分量を保ちながら、細菌が繁殖して腐ってしまうことがないように管理することはとても重要になってきます。苗床が良い状態でない場合、挿し木も種まきもうまくできません。苗から育てるほうが栽培は簡単ですが、挿し木して増やせるようになると楽しみ方の幅が広がります。

ほぼ無菌状態で、有機質も含まない鹿沼土は、肥料分をあまり必要とせず、保水がしっかりしていて、細菌が広がっていないことが発根するのに重要な挿し木に苗床に、適した土と言えます。

挿し木がしっかりと支えられて、なおかつ根を伸ばしやすいように、中〜小粒の鹿沼土がよく使われています。種まき用の苗床として使うときは、種の大きさにより粒の大きさを変えますが、大根のように小さな種のときは、鹿沼土の小粒よりもピートモスのほうが適しています。

乾いたら色に出るから多肉植物栽培に

水分を含んでいると色が濃くなる鹿沼土は、適度な乾燥状態で栽培する必要がある多肉植物の栽培にも適しています。

多肉植物に水をあげる場合、鉢底から水が抜けるまでしっかりと水やりします。表面の土がしっかりと乾いてきたら次の水やりをしますが、鹿沼土であれば乾燥してくると色が白くなってくるので、土の色を見るだけで乾燥状態が確認できます。

水のやりすぎも乾燥のし過ぎも防げるので、鹿沼土多肉植物の栽培に最適です。

【鹿沼土VS赤玉土】似ているけれど

鹿沼土と同じように粒状になった土に、赤玉土があります。赤玉土は文字通り赤っぽい土です。鹿沼土と赤玉土は同じ栃木県鹿沼市近辺で多く採れます。

赤玉土は粘土質の赤土を粒状にしたもので、水はけをよくするために混ぜることが多いのですが、長く使っていると粒がつぶれやすく、つぶれてしまうと水はけが逆に悪くなってしまいます。

鹿沼土と比べると赤玉土は値段が安く、酸性に偏っていないのでどんな植物にも使えますが、粒がつぶれたら植え替える必要があり、粒状が長持ちするのは鹿沼土の方になります。

まとめ

水はけと水持ちの良い軽石である鹿沼土は、酸性のため、酸性を好む植物の栽培や、ほぼ無菌状態であることから挿し木や苗床用の土として、盆栽用の土としてよく利用されています。

力を加えると簡単に粒が壊れてしまいますが、水やりをしているだけでは壊れにくく、長く粒状が保てます。

苗から植物を育てるだけでなく、挿し木や種まき、盆栽など、ワンランク上のガーデナーには欠かせない土の1つです。

鹿沼土を使うときは、みじんが含まれないよう、みじんを取り除いてから使うようにします。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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