日本酒

自然豊かな里山で育まれた銘酒「雪中梅」、その歴史と味わいの特徴とは

2017-04-07

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画像出典:株式会社丸山酒造場


新潟県の上越エリアを代表する銘酒「雪中梅」を醸造しているのが、明治時代から続く酒蔵・丸山酒造さんです。
四季折々で姿を変える自然を、体いっぱいで感じることができる豊かな地で、伝統的な手法で手間暇かけて作り出される「雪中梅」は量産が難しいため、希少価値も高いお酒とも言われています。
今回は、そんな「雪中梅」についてその特徴や商品ラインナップをいくつか見ていくとともに、丸山酒造さんの歴史や行われている酒造りについて紹介していきたいと思います。

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豊かな自然に恵まれた地での酒造り

画像出典:株式会社丸山酒造場


新潟県上越市、三和区塔ノ輪という地で、明治時代から酒造りを営んでいる丸山酒造さん。水田が一面に広がるどこか懐かしい風景が広がるこの地では、冬には雪が深く積もり、夏には蛍が舞うほど豊かな自然が広がっているとか。そんな環境下で、丸山酒造さんでは里山を水源とする美しい井戸水を仕込み水に使い、伝統的な手法で日本酒醸造を続けているそうです。

創業時である明治30年より以前は、麹づくりを行っていたという丸山酒造さんの先人たち。そんな先人たちが育んだ麹造りの技術を受け継ぎ、丸山酒造さんでは手作りの麹で日本酒を仕込んでいるそうです。その後昭和初期からは、今の代表銘柄と言える「雪中梅」を使用しはじめたとか。というのも、第二次世界大戦後に、当時の丸山酒造四代目社長が蔵の復興にあたって、すでに権利が失効していた「雪中梅」という商標を発見すると、その言葉の雰囲気が気に入り銘柄として使い始めたそうです。冬の象徴である「雪」と春の訪れである「梅」が合いまった「雪中梅」という名は、寒さ厳しく降雪量も多い上越市で醸造されている日本酒にまさにふさわしいのではないでしょうか。

丸山酒造さんの酒造りのこだわり

画像出典:株式会社丸山酒造場


丸山酒造さんでは、先述したように里山を水源とする井戸水を仕込み水として日本酒醸造に使用しているそうです。ちなみにこちらの井戸水は蔵の入り口で楽しむことができるようなので、もし機会があれば実際にその目で、その舌でぜひ堪能してみて下さい。

また、「雪中梅」には、地元新潟県上越市で栽培・収穫されたお米がメインで使用されています。そもそもこの地は「五百万石」や「超端麗」といった酒造好適米の名産地でもあるそうです。ちなみに「五百万石」「超端麗」ともに新潟県が開発した酒造好適米のひとつ。その中でも「超端麗」は「山田錦」と「五百万石」を交配して作られた酒造好適米で、栽培にかなりの手間と技術を必要とするお米なのだとか。しかしその分酒造好適米としての価値は高いようで、吟醸酒などの高級なお酒の原料として使われることが多いそうです。

その年の気温や環境、品種などによって顔色を変えるお米たちを調整しながら麹づくりを行うという丸山酒造さん。普通酒と純米酒、そしてそれ以外のお酒で麹造りの製法を分け、どちらも手で作業をこなしていくそうです。製造だけでなく、道具の手入れや温度管理、衛生管理に至るまですべてに目を配りながら行う必要があるので、手間も時間もかなりかかることが計り知れます。

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「雪中梅」について

画像出典:株式会社丸山酒造場


先ほど述べたように、「雪中梅」の醸造にはかなりの手間暇が必要となることからも、丸山酒造さんでは「雪中梅」を量産していません。そのため、「雪中梅が気になるけどあまりお店で見ないかも」という声や、「雪中梅って高い日本酒でしょ?」といった声も多くあるようです。

「雪中梅」を確実に手に入れたいのなら、蔵と契約している正規販売店に足を運んでみると良いと思います。「雪中梅」を取り扱っているお店は地元上越市に集中していますが、県外でも東京都内を中心に点在していますので、ぜひチェックしてみてください。

詳しくはこちらをどうぞ
http://maruyama-shuzojo.jp/shop.html

雪中梅の商品ラインナップ

最後に「雪中梅」の商品ラインナップのなかから、人気のものをいくつか紹介していきましょう。

「雪中梅 吟醸」・・・冬季限定の一本。上越市産の「超端麗」と兵庫県産の「山田錦」を贅沢に使用し、2年の熟成を加えた吟醸酒。ほのかな吟醸香とまろやかな口当たりが楽しめます。

「雪中梅 特別純米」・・・上越市産の「五百万石」で製麹し、兵庫県産の「山田錦」を掛け米として使用した純米酒。夏季限定の品で、滑らかな口当たりと程よい酸味が魅力の1本。

「雪中梅 純米」・・・春と秋の2シーズン販売の1本。上越市産の「五百万石」を箱麹法を用いて麹に仕上げた純米酒。純米らしい酸味と穏やかな口当たりが魅力です。

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食中酒として「雪中梅」をぜひどうぞ

いかがでしたか?新潟県のお酒と言われると端麗辛口というイメージを持つ日本酒好きの方も多いかと思いますが、丸山酒造さんが手掛ける「雪中梅」は、「辛口」というよりは「甘口」と言えるお酒です。香りも優しく、口当たりも良いものばかりなので、ぜひ食中酒として美味しいお食事と合わせて召し上がってみてください。

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