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キンモクセイ(金木犀)の使い道いろいろ。秋の香りの楽しみ方。

2018-11-09

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キンモクセイの学名を知っていますか?「オスマンツス・フラグランス・オウランティアクス」という実は長い学名です。ギリシア語で「橙黄色の良い香りのする花」という意味です。日本でも香りが愛され、様々な使い方もされているキンモクセイです。
上手に活用されている使い道についてまとめてご紹介してみたいと思います。

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キンモクセイの仲間は?

キンモクセイはモクセイの仲間で、よく似たものに白い花を咲かせるギンモクセイもありよく間違うこともあるのではないでしょうか。日本ではキンモクセイが一番ポピュラーですが、ギンモクセイからの変種との説もあり、花の色は違いますがとてもよく似ています。また、クリスマスに活躍するヒイラギも同じ仲間と言われています。
こうした仲間のなかでもキンモクセイは一番香りが強く、たくさんの花を咲かせるといったことが特徴です。

とても香りがいいのが有名ですが、「日本の三大香木」というのをご存知ですか。早春の「沈丁花」、初夏の「クチナシ」、そして秋の「キンモクセイ」と言われています。それぞれの季節の代表的な香りと言ってもいいでしょう。

その香りがしてくると春や夏、秋が来たなあと実感する嬉しい香りですよね。日本人的な季節の香りの楽しみ方となっているのではないでしょうか。香りがいいことから家のシンボルツリーとして軒先に植えてあることも多いキンモクセイの木です。よく通り中に香りがして秋を伝えてくれます。

キンモクセイの使い道は?入浴剤に、香りの花茶、お酒に

キンモクセイの植えられた通りを通ったときのあのいい香りはなんとも言えないものですね。よく芳香剤としてキンモクセイの香りは知られていますが、そんなキンモクセイのいい香りをもっと活用する方法が実はいろいろあるのを知っていますか。

例えば入浴剤に使うのもオススメです。たくさんの花が咲きますので、花びらだけを摘みます。ティーバッグに入れて、お風呂に浮かべるだけでキンモクセイの香りの入浴剤が完成します。甘い香りが精神安定・ストレス解消・疲労回復などにいいと言われています。
こんな風に入浴剤を購入する代わりに自分で作ったティーバッグのキンモクセイの入浴剤を使ってみるというのもいいのではないでしょうか。作り立ての自然のいい香りを秋に楽しんでみませんか。

また、キンモクセイの花茶というのもオススメです。手の平ぐらいのキンモクセイの花びらを集め、紅茶や中国茶とブレンドするだけでキンモクセイの香りのお茶を簡単に楽しむことができます。
中国でも緑茶に花を混ぜて香りをよくした「桂花茶」という花茶があります。手軽にできますのでキンモクセイの花が咲く秋に楽しんでみませんか。見た目も季節感があって楽しみですよね。お茶にするときは、咲きはじめの蕾のときが一番香りがいいそうです。
作り方は、花を摘んで洗っても洗わなくてもいいそうですが、「茶葉2:キンモクセイの花1」の割合でブレンドします。
茶葉は、紅茶ですとダージリンやウーロン茶ですと発酵度が浅いものがオススメとなっています。そして、ティーポットを利用して粗熱をとって90度前後のお湯で入れると甘みのある味わいが楽しめるそうです。秋の香りのするキンモクセイの花茶って何だかオシャレですね。

また、白ワインにキンモクセイの花を3年間漬け込んだお酒も中国にはあり、それが「桂茶陳酒」と呼ばれるものです。日本でもよく知られていますが、1週間漬け込んだだけでも飲めるようになるそうです。

キンモクセイの香水作りも素敵!

薬局で無水エタノールを買ってきたりウォッカを使ったりしてガラス瓶でキンモクセイの香水を作ってみませんか。
ガラス瓶に半分以上の花を入れ、瓶いっぱいに無水エタノールまたはウォッカを入れます。手が荒れますので無水エタノールがつかないようにゴム手袋を準備します。そして、蓋をし、光が通らないようにアルミホイルで瓶を覆うか褐色のガラスの瓶に最初から入れておきます。
こうして冷暗所で2ヵ月寝かせたら手作り香水の出来上がりで簡単です。これを精製水で薄めると、ルームフレグランスとしても使えるようになり、部屋にスプレーして活用する事もできます。秋は部屋もキンモクセイの香りに包まれるというのはいいですね。

また、ポプリも作れます。ただ、キンモクセイの花は乾燥させると香りがなくなってしまいますのでドライフラワーにはしないようにします。
粗塩の防腐効果を利用してキンモクセイの花をポプリにする方法を取ります。キンモクセイの花1カップに粗塩500gを用意します。香りが飛ばないように、摘んできたものをできるだけ早くポプリにします。ガラス瓶に粗塩を最初に入れ、キンモクセイの花を入れ、それを交互に繰り返してポプリを作っていきます。蓋をして1ヵ月後に完成となります。
上手にできると50年程香りが持ったりするそうですよ。こちらも作り方が簡単ですよね。香水と一緒に作ればポプリが1ヵ月後、そしてその1ヵ月後には香水も出来上がることになります。

変わったところでは、キンモクセイのリースというのもいかがでしょう。
香りがいいですので、ポプリのようにリースを作ってみてはどうでしょう。こちらもドライフラワーにせずリースを摘み立てですぐに作ります。
色も黄色で可愛らしい、香るリースが出来上がることになります。

フレッシュさを大事に

キンモクセイの使い方はフレッシュさが大事のようです。
できるだけ最初の蕾の状態で使い、摘んだらすぐ使うというのがいいようです。
こんな使い方を知ったならば、キンモクセイが香るようになったら急いでぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

キンモクセイの名前は不思議!環境のバロメーターにも

キンモクセイが香るとそのいい香りに嬉しくなり、秋になったと多くの人が思うのではないでしょうか。
ところが、意外とキンモクセイについては知らないことが多くあります。ここではキンモクセイの不思議についてご紹介します。
中国が原産のキンモクセイについて、その不思議に関係するお話をします。

「金木犀」という名前の由来は?

漢字で書くと「金木犀」となりますが、名前の由来はというと、樹皮が動物の「犀(サイ)」に似ていて、金色の花を咲かせるということから「金木犀」という名前が付いたと言われます。私達は花や香りに気を取られてあまり樹皮のことなど見ていませんでしたが、確かにそう言われれば「犀(サイ)」のようにガサガサとした樹皮となっています。

「金木犀」=金色の犀の木と考えればいいのでしょうか。何だかそう聞くとまた別の見方で見ることができるようになりますね。

中国での呼び名が不思議!

オレンジの花を金色の花と称し、「金木犀」ということですが、中国では「丹桂」と呼ばれることが多いようです。

そして、その中国での呼び方ですが、下記のようになっていて少し不思議です。

「金木犀(キンモクセイ)」=「丹桂」
「薄黄木犀(ウスギモクセイ)」=「金桂」
「銀木犀(ギンモクセイ)」=「銀桂」

ということで、名前に「金」が付くのは「薄黄木犀(ウスギモクセイ)」の「金桂」となっています。「薄黄木犀(ウスギモクセイ)」が中国では一番ポピュラーな花のようです。

中国では「金木犀(キンモクセイ)」に「金」という名前は付かないということになっていて国によって呼び名は異なるようです。不思議ですね。

そして、中国での呼び名としては、この「丹桂」(キンモクセイ)、「金桂」(ウスギモクセイ)、「銀桂」(ギンモクセイ)を全て「桂花」と呼んでいます。

その中国から江戸時代に入ってきた(明治時代という説もあります)のが「金木犀(キンモクセイ)」なのですが、日本では香りのいい木としてとても有名になり、今では多くの家で植えられています。秋の風物詩のように秋になると一斉に香るようになりますよね。これほど「金木犀(キンモクセイ)」が多く植えられているのには日本人に好まれた香り、花の色だったということかも知れませんね。

春の香りは「沈丁花」、秋の香りは「金木犀(キンモクセイ)」と日本では定着し、季節を感じる香りとなっています。

キンモクセイとギンモクセイの違い

日本では「キンモクセイ」と「ギンモクセイ」が有名ですが、秋になってよく一帯で香るあのいい香りは「キンモクセイ」の香りのことが多いようです。一般的に「キンモクセイ」の香りの方が「ギンモクセイ」より広範囲で強く香ります。そんな印象的な香りのために「キンモクセイ」は日本では有名にもなり今も愛され続けています。

また、「キンモクセイ」と「ギンモクセイ」の関係ですが、実は「ギンモクセイ」の変種が「キンモクセイ」だそうです。「キンモクセイ」はたくさんのオレンジ色の花を咲かせ、「ギンモクセイ」は白っぽい花を咲かせますが、花の数も「キンモクセイ」の方が多いこともあってよく香るということになっているのかも知れませんね。

キンモクセイには実がならない?

実はそのキンモクセイには、不思議なことがまだあります。雌株と雄株が別にあり、実は日本に渡ってきているのは雄株だけだということになっています。日本の雄株は、雄しべ2本と不完全な雌しべを持っていて、そのために実がならないということなのです。そしてギンモクセイも同じ状況で、両方とも実がならないということです。

そう言えば、花はあれだけたくさん付けるキンモクセイですが、実がなっていると言った印象がないのはそういうことなのですね。

キンモクセイが愛される理由!垣根にも利用

また、キンモクセイがたくさん日本に植えられているのは香りはもちろんのこと、樹形を刈り込んで整えやすいという点にもあります。よく丸く刈り込まれたキンモクセイも通りの公用樹で見かけるのではないでしょうか。

樹形を整えやすいため、家の垣根などにも使われやすく、それで通りを通るだけで香りがするということにもなっています。

剪定や枝を整える場合は、毎年切るか、3〜4年に一度切るという方法があります。あまり切り詰めると枝が伸びず花数が減ってしまいますが、毎年開花はしてくれるのも嬉しい点です。3〜4年に一度その伸びた分を切り詰める場合も一度は花数が減りますが、翌年からは今まで通りに咲いてくれます。

また、キンモクセイの特徴として、花芽を作ってから花が開くまでの期間が短く、春に伸びた新芽にもう8月上旬頃に花の芽が付き、秋には開花するようになります。新芽からすぐに花が咲いてくれるという私達にとって嬉しい木なのです。

さらに日本では秋の季語にまでなっている「キンモクセイ」は、静岡県の県の木、多くの市や町の木にもなっています。日本では芳香剤などによく「キンモクセイ」の香りという事で使われているのでも有名ですよね。汲み取り式のトイレの時代の昔からトイレ周辺に植えられることも多く、芳香剤として活用されてきたという歴史もあります。日本にとってはそれほどポピュラーな香りということです。

キンモクセイの花がたくさん咲くいい環境に

また、キンモクセイの花は環境が悪いと花数が少なくなるとも言われています。実は車の排気ガスなどの大気汚染にも敏感な木です。排気ガスで葉の表面が汚れることで花芽も付かなくなったりします。また、花が咲いてもあまり香らなくなります。秋のキンモクセイの香りがなくなったらとても寂しいことになりますよね。

もし、道路沿いに植えていて、あまり花が咲かなくなった場合には、生育期に葉の表面を水で洗い流すような思いで葉っぱに水を掛けてあげるようにします。そうすると花がたくさん付くようになります。

梅雨時期に雨が多かった年はキンモクセイがよく咲くと言われるのはそんなことからきているそうです。キンモクセイの葉っぱが健康であることでたくさんの花が咲くのですね。いつまでも「キンモクセイ」の花がたくさん咲く環境であってほしいものです。

香り高いキンモクセイを育てて・見て・食卓でも楽しむ。

キンモクセイはギンモクセイの変種として生まれたとも言われていて、花のない状態ではギンモクセイとキンモクセイの区別がつきませんが、ギンモクセイは白い花が、キンモクセイオレンジ色の花が咲くことから、花色で見分けることができます。香りはキンモクセイの方が強く、花が小さくて目立ちにくいにもかかわらず、その香りで開花しているのがすぐに分かります。
キンモクセイの育て方・管理方法と合わせて、見る以外の花の楽しみ方も合わせてご紹介していきましょう。

秋に咲く香り豊かな花が魅力

キンモクセイの花は葉っぱの付け根や長く伸びた細い茎に集まって開花します。
小さなオレンジ色のラッパ状の花が葉っぱに埋もれたように咲くので、咲いていることには気が付きにくいのですが、蕾が付いた状態ですでに近くを通るとキンモクセイの良い香りがほのかに漂い始め、開花するとあたりに香りが広がるので、どこに咲いているのかつい探してしまいます。

暑さが和らいできた9月ごろには開花をします。
ひとつの花の開花期間は1週間ほどですが、たくさん花がついていて一度に咲いてしまわないので、植えてあるキンモクセイが1本であっても木がある程度育っていれば、2〜3週間はその香りが楽しめます。

キンモクセイは鉢植えでも地植えでも

キンモクセイは樹高が6mくらいまで成長できますが、大きくなりすぎないように上の方を切る摘芯を繰り返して、3m程度までで抑えて育てることも可能です。

あまり大きく育っていない苗木であれば、直径と深さが30cm以上ある植木鉢で育てると、根をしっかりと張ることができるので鉢植えでも育てることができます。

耐寒性があまりないため、東北以北では鉢植えで育てることがのぞましいとされていますが、長野程度の寒さ・積雪量であれば、何の防寒対策も施さなくても問題なく越冬します。

キンモクセイは根を傷つけるとダメージを受けやすいので、地植えの場合は植えっぱなしでOKですが、鉢植えの場合は2〜3年ごとに鉢が根でいっぱいになったらひと回り大きな鉢に植え替える必要があります。

鉢植えは鉢が小さいと花芽が付きにくい

キンモクセイをコンパクトに育てるのに最も適しているのは盆栽ですが、盆栽のように小さな鉢で育てようとすると、キンモクセイは花芽が付きにくくなる傾向があります。 キンモクセイの魅力は樹形よりも花の方に重点を置くことが多いので、花が咲きにくいのはマイナスでしかありません。

もともとのポット苗や根巻苗よりも、ふた回りほど大きな鉢で栽培をはじめ、根がいっぱいになるたびにひと回り大きな鉢に植え替える方法で育てて、地上部が大きくなると地下部も大きくなりやすいので、全体にコンパクトになるように剪定を繰り返して全体のバランスを整えるようにします。

キンモクセイの増やし方は挿し木より取り木

キンモクセイを育てるのは、ある程度育っている苗からはじめるのが一番失敗いらずですが、小さめの苗を育てたいとき、入手がむずかしいことから、挿し木や取り木で増やすのがオススメです。

キンモクセイの挿し木は、新しく伸びてきたばかりの細い元気な枝を使って挿し木します。付きにくいので、切ったばかりのフレッシュな枝の切り口に発根剤をつけてすぐ挿し木するのがオススメです。水切れするとすぐに枯れてしまうので、根が出てくるまで水管理には注意してください。

キンモクセイを取り木する場合、横から出ていて、この先を切っても問題がない、太さが2cmくらいの枝を使います。
取り木する枝は切り落とさずに、表面の皮を2〜3cm分ほどはぎとった部分に水を含ませてから絞ったミズゴケを巻き付け、さらにビニールでミズゴケの周りを上からおおい、ビニールがはがれないように両端に麻ひもをまいておきます。ミズゴケに根が絡んできたら枝を切り取って苗木として育てます。

挿し木と取り木では、取り木の方が失敗しにくく、花が付くまで苗が成長するスピードが速いといわれています。
花がなかなかつかなくても、失敗したわけではないので、気長に育てて、木が充実するまで待つようにします。

キンモクセイは雌雄異株で、日本には雄株しか入ってこなかったので、日本にあるキンモクセイには花が咲いても実が付かないので、種から増やすことはできません。

大きくなりやすいので適宜剪定して

キンモクセイは大きくなると10mまで育つので、庭先で栽培する場合、適宜剪定して高くなりすぎないように調整する必要があります。
鉢植えで育てる場合も、地上部が大きくなると地下部も大きくなり、鉢がどんどん巨大化してしまって持て余すことになってしまうので、剪定は必須作業です。

キンモクセイは春に伸びた新しい細い枝に8月上旬ごろ花芽をつけるので、8月以降は先端の方の細い新しい枝を全部切り落としてしまわないよう注意しましょう。

新芽が出る前の2〜3月中か、花の終わった10月頃であれば思い切った剪定ができるので、伸びた枝を2〜3年前の枝のところまでバッサリ切り落として樹高を低く抑えます。

伸びすぎた枝や、混みあってしまった枝は切り落とした方が風通しがよくなり、花芽も付きやすくなるので、なるべくすっきりした樹形になるように気になったら剪定していきます。

肥料はできる限り少なめに

キンモクセイ鉢植えで育てる場合、肥料がある程度ないと花芽が付かないことがありますが、キンモクセイは多肥にすると根を傷めて枯れる原因になるので、植えつけどきに元肥や腐葉土はたっぷりとすきこみますが、追肥は少な目にします。

鉢植えの場合には、緩効性化成肥料を春先に株もとにひとつかみ置き、花芽のつきが悪そうであれば8月にもひとつかみ置くようにします。

地植えの場合は、年末、株もとに穴を掘って有機堆肥を埋めておくようにします。
水遣りも、地植えの場合は、植えつけどきに根付くようにたっぷり水遣りしますが、根付いてからはよほど土が乾いてこない限り自然任せのままで、水遣りは必要ありません。

鉢植えの場合は、表面の土が乾いたら底から流れ出るまでたっぷりと水遣りし、水切れには注意する必要があります。

キンモクセイの花の香りを食べて楽しむ

キンモクセイの花を3年間白ワインにつけこんで「桂花陳酒」が作られます。
氷砂糖と一緒にホワイトリキュールにつけて自家製のキンモクセイ酒も造れますが、キンモクセイの花は、漬けて1ヵ月ほどで取り除き、半年ほど熟成させて仕上げます。

グラニュー糖にキンモクセイの花を混ぜて香りの高い「キンモクセイシュガー」にしてお茶やお菓子の香りづけにしたり、フレッシュフラワーをお茶に混ぜてフレーバーティーにしても楽しめます。

クレープやパンケーキ、ゼリーなどにキンモクセイのフレッシュな花を振り入れて作ると華やかな色合いと香りが楽しめます。

キンモクセイは花にも葉にもほとんど虫がつかないので、無農薬で栽培するのに何の不都合もない上、栽培にも手間がかかりません。
キンモクセイの花は8部咲きくらいまでが一番香りが強くなるので、花が咲き切る前に花を摘んで食卓でも香りを楽しみましょう。

ドライフラワーは香りが失われてしまうので、キンモクセイの香りをたっぷり楽しめるのは秋だけのフレッシュフラワー限定。秋のこの時期しか味わえない摘みたての香りを楽しむようにしましょう。
もちろん、ドライフラワーにすると全く香らなくなってしまうわけではないので、香りはマイルドになってしまいますが、ドライフラワーにして通年楽しむこともできます。

キンモクセイの詳しい剪定方法は?

キンモクセイは大きくなるので随時剪定が必要となるということですが、その詳しい剪定方法についてもご紹介したいと思います。
キンモクセイの剪定方法について詳しく知って、キンモクセイの香りを存分に楽しんでみませんか。

キンモクセイの剪定の時期は?

キンモクセイは7〜8月以降から花が咲く9月までは花芽が出ますので新しい枝を剪定してしまわないのがコツと書きましたが、この頃の強い剪定はくれぐれも控えることが大切です。生育期なのでどんどん枝が伸びて剪定したくもなりますが我慢しましょう。
ただし、花が咲かなくてもいいといった場合は小さくするために剪定しても構いません。ただ冬の時期だけは剪定を避けるようにします。

キンモクセイの具体的な剪定方法は?

詳しい剪定方法としては、新芽が出る前の2〜3月か開花後の10月に新しく伸びた枝を1〜2節ほど残してあとは剪定します。葉が2〜3枚は残るように剪定し、必ず葉が残るようにするのがコツです。3つに分かれている枝などは真ん中の枝は全部切り落としてしまっても大丈夫です。
そして、そうした剪定を毎年していてもキンモクセイは大きくなると10mほどにもなりますので何年かに一度は大きく剪定を行う必要もあります。樹形は自然に整いますが、それほど広い庭でない場合は大きくなり過ぎないようにするための強い剪定が大切です。
一般的に大きく成長したキンモクセイの枝は上の方に枝葉がいっぱいで下の方が寂しくなることがあります。あまり大きくなり過ぎた場合には、下の方の太い枝で切ってしまうことも必要です。その翌年は花が咲かないこともありますが、強い剪定もときにはオススメです。

剪定する際のコツと注意点は?

キンモクセイを剪定する場合にどんな形に切ったらいいかですが、キンモクセイはよく丸く剪定してあるのを見かけることも多いのではないでしょうか。個人の庭やお寺などでもきれいに丸く剪定されています。
また、外側を丸く剪定するだけでなく、内側の枝も透くように剪定するのもコツです。ただ、この内部をすくという剪定は素人ではちょっとむずかしい剪定かも知れません。具体的な剪定方法としては、外側を丸く切って樹形を整えた後で、そこに達していない枝を枝の元から切って透くようにします。
その際に、大きくなったキンモクセイの下枝はもう生えにくいので根元から生えている小さな下枝は切らずに残しておくように注意します。
また、最近花が咲かないといった場合にも剪定のコツがありますのでまとめてみます。花があまり咲かない場合は、枝が上にばかり伸びようとしていることが多く、剪定によって改善することもできます。
上に伸びようとする幹を切って横に枝が増えるようにします。そうすることで横の小枝が増えてそこに花がよく付くようになります。花の数を増やしたいという場合には試してみましょう。
また、剪定の仕方が悪い場合にも花があまり付かなくなりますので気をつけてみましょう。必ず葉っぱが残るように剪定バサミ、木バサミなどで細かく1本ずつ枝を剪定することで花がよく付くようになりますので細かく切っていきましょう。

ほかにも花付きがよくない場合の対策は

ほかにも花があまり付かない場合は、剪定だけではなく、キンモクセイの植え場所自体があまりよくないことがあります。キンモクセイは、基本的に日当たりがいい場所が好きですので日向に植え替えてみるのもオススメです。
また、車などがよく通り、排気ガスが多い道路に面した場所や都会では注意が必要です。キンモクセイの葉っぱが汚れるために花付きが悪くなることがあります。そんな場合は、4〜8月の花が咲く前の時期にホースで汚れた葉っぱを洗い流してあげましょう。
梅雨によく雨が降った年の秋にはキンモクセイがよく咲くとも言われているのはそのためだと言われています。梅雨の雨がキンモクセイにとっては葉っぱをきれいにしてくれる雨、恵の雨となるようです。
また、肥料の問題で花の付き方が変わることがあります。油かすなどチッソ分の多い肥料をあげると葉はよく茂りますが、花付きは悪くなります。また、鉢植えキンモクセイを育てている場合は、肥料不足で花があまり咲かないことも生じます。開花前の春にリン酸分の多い化成肥料をあげることが大切です。
キンモクセイは春に伸びた新芽が伸びて、8月上旬頃にそこに花芽が付いて秋には開花します。とても短い期間で花が咲くのが特徴です。肥料は地植えの場合も2月頃に骨粉や鶏糞、草木灰などリン酸分の多い化成肥料、カリの多く含まれた肥料を与えるようにして頑張って花を咲かせてもらうようにしましょう。
秋の香りを楽しみに春〜夏とお世話をし、短い期間で花を咲かせ、香りを楽しませてくれるキンモクセイです。日当たりのいい場所に植えてあげ、葉っぱも汚れないように洗ってあげながらお世話をしてみませんか。あまい香りがいっぱいの秋を楽しみにしっかり地植えや鉢で育ててみてはいかがでしょうか。
剪定については、花芽を大切に剪定してみましょう。毎年やる剪定は2〜3月の時期または開花後にし、強い剪定は大きくしたくない場合にやるのがオススメです。

キンモクセイの苗木の選び方と鉢植えを育てる楽しみ方は

香りで人気のキンモクセイを庭に植えたいと思った場合にどんな苗木を選んだらいいのでしょうか。また、鉢植えで育てたいと思った場合の育てるコツについてもご紹介します。
キンモクセイはあまり大きくない印象ですが、大きくなると樹高3〜6m位になり10mと結構大きくなるものもあります。地植えで育てるのがおすすめの木とも言われていますが、小さな苗木を選ぶことで鉢植えでも育てることができます。
まずは、キンモクセイを庭で地植えするのか、鉢植えにするのかを初めに決めて苗選びをしましょう。

キンモクセイを地植えで植え付ける時期は

まずキンモクセイを植え付ける時期ですが、新芽が出る4〜5月が一番いい時期です。10〜11月の秋に植えてもよく、夏と冬を避けるのがオススメと言われています。
地植えの場合は、日当たりのいい広い場所を確保しましょう。地植えで植えた場合は植え替える必要がありませんので、大きく成長してもいいように最初からスペースを取っておくことが大切です。高さ160cm以上もあるようなキンモクセイの苗木は地植えをするのがいいとされています。
庭に植える場合に、挿し木をする方法もありますが、挿し木の場合はキンモクセイの花が咲くまでに結構時間がかかり、5年以上もかかってしまうために花を早く咲かせて香りを楽しみたい人は苗木を植えて育てるのが早い方法となっています。

キンモクセイを鉢植えする場合は高さ120cm以下の苗を選択

また、キンモクセイ鉢植えで育てることも可能です。鉢植えで育てる場合には、高さ50〜120cmの小さな苗を選ぶようにするのがコツです。あまり小さな苗は出回らず探しにくいのですが、ネットなどでは見つけることができてオススメです。
その際に直径24cm以上の8号鉢以上の大きな鉢を準備して育てましょう。鉢植えでの育て方のメリットとしては、日向が好きなキンモクセイですので、日当たりのいい場所に鉢を移動しながら育てることができて育てやすくなります。
また、鉢植えの場合は、地植えと違って根がいっぱいに鉢に張ってきたら大きな鉢に植え替えて育てていくのもコツです。育てていくには結構大きな鉢が必要となります。

鉢植えで育てる場合のよさも

そんな鉢植えの場合には地植えよりも小さくても花を咲かせてくれるというよさもあります。鉢植えで花をすぐ楽しみたい場合には苗木選びを大切にすることで早く花を楽しむことができるようになります。樹高は低くても株元の幹の太さが大きなものを選んでみましょう。
キンモクセイは、挿し木で5年以上経たないと花が咲かないと言われ、ある程度の樹齢にならないと花が咲かないのですが、小さな苗木でも樹齢があるものを選ぶことで早く花を咲かせることができます。
樹齢を見るには幹の太さを見れば分かります。1.5〜2cmの幹の太さがあれば開花できる樹齢と考えられるためオススメです。苗木を植えてその時に花が咲きいい香りを楽しめるようになります。
1cmもないような細い幹の苗木を植えた場合にはその年は咲かずに1.5〜2cmに成長した後の来年以降に花が咲くと予想されるものです。

鉢植えでキンモクセイの自然の樹形を楽しむ

大きくなるキンモクセイですが、鉢植えでも早く花が観賞できるといったメリット以外にも鉢植えならではのよさがあると言われています。鉢植えで育てることによってキンモクセイの自然な枝ぶりもしっかり鑑賞できるようになることです。
庭で地植えをした場合には生育が旺盛なキンモクセイはどうしても強く刈り込んで丸く切ったりすることが多くなりますよね。
鉢植えの場合も剪定は必要ですが、鉢植えの場合には刈り込むのではなく、すいていくような感じで一般的に剪定を行います。交差している枝、内側に向いている枝や上に伸びた枝などこれからの生長にかかわる枝だけを切っていきます。
3月頃が剪定に一番いい時期と言われていて、混みあっている内側の枝をすいていくようなイメージで切ります。こうして剪定をしてあげることで枝と枝の間に日光がまんべんなく当たるようになり、キンモクセイの好きな環境を作ることができます。
そうすることで、花も全体的に付くようになり、美しいキンモクセイの姿となり、自然な形で楽しむことができるようになります。鉢植えですので花も間近に見ながら香りを楽しむ魅力が生まれます。

苗木選びからこだわって鉢植えで楽しむのもひとつの方法

いかがでしょうか。キンモクセイは、小さな苗を選ぶことで鉢植えでも楽しむことができることが分かりました。鉢は大きな鉢を準備する必要がありますが、いい苗を選ぶことですぐに花を見ることもできて楽しめます。樹高はそれほど高くなくても幹の太い苗木を選ぶのが大切なコツです。

すぐに花を楽しみ、香りを楽しむことができるとしたら鉢植えも嬉しいですよね。日当たりに気を配りながら、移動させるなどして苗木から鉢植えを育ててみるのも楽しみではないでしょうか。

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