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縁起のいい木・万両の育て方 さらに千両以外に百両、十両、一両もある?!

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万両」と言えば、お正月などに縁起がいいとされ、飾られますよね。
万両」は赤い実を付けるので見ているだけでも楽しい木で、縁起のいい木ですので家でも育ててみたいものです。そんな時の自分で育てる場合の育て方についてまとめてみました。


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そもそも「万両」とはどんな木?

目にすることは合ってもあまり「万両」について知らないことも多いのではないでしょうか。「万両」はなんとキク類ツツジ目サクラソウ科(またはヤブコウジ科)と言われています。サクラソウ科というのは何だか想像もつかないですよね。サクラソウもまれに小低木状になることもあるそうです。

万両」は、常緑の小低木で、高さは1mほどとあまり大きくならない木です。もっと大きくなる木のイメージでしたがそれほど大きくならない木となっています。

古典園芸植物で江戸時代から親しまれてきた木です。
昔は葉が縮れているものなど葉っぱも注目されて様々な種類が育てられ鑑賞されていたようです。冬に赤い実を付けるので葉っぱの緑と赤い実のコントラストが彩利のない冬には愛されています。特に「万両」と言う名前にあるようにお金に関係する縁起がいい植物として好まれています。お正月には特にこの「万両」の赤い実を飾るのが縁起がいいために多いと思います。

また、似たような種類として「千両」は良く知られていますが、「一両」のアリドオシや「十両」「百両」まであるのを知っていますか。これらはみんな秋から冬にかけて赤い実を付けるきれいな植物です。また、「万両」と「千両」とは良く間違われますが、その違いも知ってみると両者の違いには面白いものがいろいろあります。

「万両」と「千両」の違いが面白い

じつは、「万両」と「千両」は、種類が異なり、「科」が異なります。「万両」は「ヤブコウジ科」とも言われ、「百両」「十両」と同じ種類です。
それに対し、「千両」は「センリョウ科」と言われる別の種類となっています。

また、見た目は似ていますが、大きな違いが1つあります。よく実を見るとわかるのですが、実の付き方が違っています。実が葉の下側に下向きに垂れて付いているのが「万両」で、実が上向きで付いているのが「千両」の特徴です。また、葉っぱは「万両」の方が濃い緑色をしています。

この実の付き方の特徴が名前にも由来していると言われています。「万両」の実は、下向きにたくさん垂れさがって付くので、お金になぞらえてお金がたくさん垂れ下がるほどなるという意味に捉えられ、「万両」と言う名前が付いたと言われます。
また、実が葉っぱの下に付いていて隠れているために鳥にも食べられにくく実が残るからお金も貯まるという風にも捉えられたと言う説もあります。

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「万両」を植える場所は?

そんな縁起のいい「万両」の育て方ですが、半日陰を好み、直射日光を嫌います。
植える場所は、西日の当たるような所は避けた方が良さそうです。日光が直接当たる場所に植えると葉が黒ずんで実もあまり付かなくなっていきます。葉っぱが黒くなったり、実がならなくなったら日差しのことを考えて植える場所を再度検討してみることも必要なようです。

また、乾燥を嫌い、乾燥すると実がならなくなります。かといって室内などで育てる時は過湿も注意が必要です。水の遣り過ぎにも注意します。

また、東北南部の温かい所ならば育てることもできますが、関東より南部に分布する植物ですので冬は北風が当たらない所がおすすめです。

こうして見ると、直射日光の当たらない東側などに植え、乾燥しないようにするのが育てるコツのようです。それさえ守れば育てやすい植物と言われています。大きく育ち、温かい地方では、2m近くに大きく成長することもあるようです。

「万両」の育て方は?

万両」は苗木を買って育てる機会が多いこととと思いますが、地植えの場合は、ちょっと湿気のある場所に植えることで水遣りの心配もなくなります。ただ、鉢植えの場合は乾燥させてしまうと葉っぱから枯れてしまいますので注意をします。また、過湿も良くなく土の表面が乾いたら水を遣るという方法で大丈夫と言われています。

鉢植えをする場合は、腐葉土を用いて赤玉土8:腐葉土2や赤玉土1、鹿沼土1、腐葉土1と同割合の土などが適しています。鉢植えでは根腐れを起こさないように水はけのよい土にするのがコツです。

あまり肥料も与えなくても育つ「万両」ですので、大きくしたい場合だけ油かすやゆっくり効く化成肥料を年に1〜2回やる程度で大丈夫です。

万両」を増やす時も挿し木や取り木、種から増やすことができます。種からの場合は種が乾燥しないようにすぐに植えてあげるのが秘訣です。また「取り木」と言う方法についてですがちょっと不思議な方法ですので少しまとめてみます。

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「取り木」をして枝を整えて増やしてみませんか

「取り木」とは枝や茎の途中から根を人工的に出させ、そこで切り取ることで新たな株を取っていく方法です。

万両」では、長く育てていると下葉が落ちていき、枝ぶりが悪くなります。下枝が枯れて幹が上の方に伸びていきますので、下の方は枝葉がなくなり、間延びしたようになっていきます。そういった際に、「取り木」をするといいようです。

春に適当な所で幹の樹皮を幅7〜8mmはがして水苔を巻き、乾かさないようにビニールでその上を包み込んでしまいます。そこから秋ごろに根が出てくるようにします。それを切り離して土に植えるのが「取り木」と言われる方法です。これを間延びした部分のそばに新たに植えていくといいでしょう。

実に「取り木」というのは面白い方法ですよね。まさに木を幹の途中で取って根を作って増やす方法です。幹や茎から木を増殖させる何だか不思議な方法ですよね。こうした方法でも「万両」は増やすことができます。

縁起のいい「万両」を増やして赤い実をたくさん実らせてみませんか。心も豊かになりそうですよね。

万両の種類の楽しみ方、そしてその不思議とは

万両」と言えば、赤い実が可愛らしく、お正月によく見る木と言う印象でしょうか。縁起がいいとされ、お正月などには生け花などにも良く使われますよね。

可愛い実を付ける万両を育ててみたいと思う事もあると思います。「万両」のいろいろな種類の楽しみ方とその不思議についてまとめてみました。

万両の種類は?白い実も

実は、「万両」は江戸時代から古く鑑賞され楽しまれてきた植物です。「古典園芸植物」と呼ばれるものです。江戸時代には多くの園芸種が愛好されたのですが、その中で「万両」は実だけでなく、その葉っぱのギザギザや縮れた様子、斑入りの葉なども愛されていました。その当時から様々な種類の「万両」が楽しまれていたと言われています。

またその種類は、明治に多くの品種が作り出され、昭和初期にも「万両」は流行を一度迎えています。

中でも「宝船」と呼ばれる種類は、実も大きく、庭で植えてもよく育つ種類となっています。名前も縁起がいい種類ですよね。「宝船」のように大きな実をたくさん積んでいるような様子となっている「万両」です。この「宝船」が開発されてから大きな実が堪能できることで益々人気も高まっています。

また、意外と赤い実ではなく白い実を付ける「万両」もあり、「白鵬」や「白大実」などと言った種類もあります。

そして、こうした、赤い実と白い実の種類の両方を育てる楽しみ方をしている人もいます。紅白の「万両」ということで益々縁起が良くなるのではないでしょうか。2つを一緒に育てることにもチャレンジしてみるのもいいですよね。

白い実を付ける「白鵬」は、葉がよじれたようになり、「白大実」は大きな実が特徴です。

「曙白鵬」は、赤い実なのですが、新葉の時には白い斑がたくさん入ることが珍しい種類です。「紅孔雀」と呼ばれる葉が赤く縁どられる種類もあり、一般的な「万両」とはまた異なる魅力を発揮します。意外と様々な葉っぱの種類を楽しむこともできるのも「万両」と言えます。

「万両」の不思議と長く楽しめる「万両」の魅力

万両」の不思議はまたその実のなり方にもあります。葉っぱに隠れるように下向きになる実が特徴的です。下向きになることで鳥などから守られる利点があるようです。確かに葉っぱに隠れて守られている感じにも見えますね。

そうしたなり方を見ているととても不思議です。よく考えられた自然の摂理なのでしょうね。また、そこがよく似ている「千両」との違いで、上向きに実がなる「千両」とは大きく異なっています。かわいらしく下にたわわに実がぶら下がるのが「万両」の特徴です。

その万両が冬に実がなり、春頃まで長く楽しめるのは大きな魅力です。また、切り花にして楽しんでも長く楽しめます。

ところで、赤い実がなることは多くの人が知っていますが、「万両」の花は何色か知っていますか。「万両」の花は、夏に房状にたくさん小さな花が咲きます。その姿は可愛らしく、夏から冬にかけて小さな花がゆっくり実になっていく様子を楽しむことができます。たくさんの赤い実ができることを思い描くことで夏から冬が楽しみです。

そして、その実がまた春まで楽しめ、長い間見て楽しむことができる嬉しい植物です。そういった意味で鉢植えにして身近で楽しむのもいい「万両」と言えます。

実を楽しむ?葉っぱも楽しむ?

花からたくさんの実をならせたいと思うにはただ注意点もあります。西日などの直射日光があまり当たらない所に植えたり、また乾燥しすぎるのもいけません。逆に室内で育てる場合は過湿過ぎて根腐れしないようにも注意をする必要があります。

それさえ注意すればたわわな小さな実を楽しむことができます。こんなにたくさんの実をならすことができ、しかも春まで楽しめるとなれば鉢植えでもいいので育ててみたくなりませんか。過湿にさえ注意をすることで実をならせることも割とできます。

ただ、斑入りの葉の場合は弱いため室内で育てたりしますが、成長も遅く、実もならないことが多いため、葉っぱの鑑賞が中心になることも多くなってきます。「万両」は江戸時代などは葉っぱを鑑賞していたというのはそれだけ葉っぱの形や斑入りにも魅力があったということになりますね。

庭でも鉢植えでも楽しめる「万両」の魅力

また、「万両」は成長が遅く樹形もあまり乱れないため、剪定もあまりしなくていい植物です。剪定をするとしばらくは実がならなくなりますので、そのまま楽しむのがおすすめです。

背丈1m位になる「万両」ですので、庭ですと玄関前に植えたり、他の同じ種類の「ヤブコウジ」や似ている「千両」と一緒に楽しんだりするのもおすすめです。苔の生える庭に植えるのも風流です。

あまり手間の要らない「万両」は、環境が良ければ植えておくと毎年夏に小花をたくさん咲かせ、冬になると実がなるので楽しみです。

冬に彩りがない庭で季節を感じさせてくれる嬉しい植物と言えるのではないでしょうか。庭植えをしたり、部屋の中で実の成長を楽しんだりして鑑賞用に育ててみたくなる植物です。「万両」のたくさんの実をならせて、気持ちもリッチになってみませんか。

万両」を育てているのを見ていると日本人の素敵な園芸の楽しみ方のように思えます。

万両の剪定の方法は?

万両は30cm〜1mという低木で常緑のためにあまり剪定もいらない木です。それでも剪定によって形を整えることが大切とも言えます。
実がきれいな万両をきれいな樹形で観賞するための剪定の方法についてご紹介します。

剪定で形を整えたい万両!

万両は、低木でまっすぐ幹が伸びて枝分かれもしないためにあまり樹形も乱れません。上に伸びた所に葉ができ、その葉の付け根から短い小枝が伸びていって花が咲き実がなります。そして次々と葉やそこに付いている小枝が落ちていっては幹が上に伸びていくという生長の仕組みになっています。
つまり、万両は上に上に伸びていきますので、大きくなると途中には葉や枝がないことになります。その状態が間延びしているという感じの場合に、見栄えをよくするための剪定が必要となってきます。大きくなった場合の見栄えが気になる場合だけの剪定という風に考えればいいのではないでしょうか。

万両の樹形を整える剪定の仕方は?

具体的な剪定の方法としては、春の4〜5月に上に高く伸びた幹をばっさり切ることになります。切り落とした木は挿し木にできますが、葉っぱは上にしかない万両ですので剪定をしてしまうと何もない状態になってさみしくなります。
そして多くの人が楽しみにしている万両の赤い実がならなくなるのが気になる点です。なんと2〜3年間は実がならないというのですからとても残念ですよね。芽は剪定をすると大体出てきますので安心ですが、長い間実がならないのがちょっと心配になってくるのではないでしょうか。

大きな剪定をしたくない場合の別の方法は?

ということで、大きく剪定をしたくない場合にはどうしたらいいのでしょうか。「とり木」といった方法があります。「とり木」は、幹の樹皮を剥がしてそこから新しい万両の木を育てる方法です。
具体的には5月頃に幹の樹皮を7mm〜8mm程度剥がしてそこに湿らせた水苔を巻いてビニールでその部分の幹を包みます。そうするとそこから根が出るようになりますのでそこを切り取るという方法です。
こうして新しい株がもう一つでき、元の株は通常通り芽を出すようになります。あまり万両の木に負担をかけないで少し切り詰める方法と言えます。

切らずに万両の見栄えを整えたい場合は?

まったく剪定せずに見栄えを整えたい場合には、新しい苗を買ってきて古い幹の部分を隠すように植えてしまう方法があります。
大きくなった万両の下にまだ小さな低い万両の苗木を植え込みます。葉っぱや枝がなく間延びした部分に小さな万両を植え込んで一緒に寄せ植えする方法です。
2本ほどの高低差のある苗を植えて3本で高さを調節した方が姿がよく見えるそうです。万両の実を毎年楽しみ、美しい樹形も味わうためにはこの方法はいいようですよね。見た目の葉っぱの量も増えて実と葉っぱの両方のコントラストも美しく堪能できるようになります。

剪定や樹形を整えながら万両を増やしていく楽しみが

こうして樹形を整えながら剪定をして、挿し木で万両を増やしたり、「とり木」で増やす方法や苗木を買ってきて一緒に植えたりしながら万両をきれいな形で増やす方法など様々な方法があります。
挿し木をする場合は、5月〜7月の時期が良く、長さ5〜6cmほどに短く切った枝でも十分にできますので、若い枝を挿し木するとうまくいくようです。樹形を整えながら万両を同時に増やすことができるのは楽しみになるのではないでしょうか。

万両を盆栽で楽しむ方法も

また、万両はそれほど大きくなりませんので盆栽で楽しむのもいいでしょう。赤い実と葉っぱも楽しみな万両の盆栽です。赤い実が濃い緑の葉っぱの下にぶら下がったようにたくさんなっている様子はかわいくて楽しい姿ですよね。
小さく育てる盆栽では、赤い実がぶら下がった様子を横から見ても上からみても面白く鑑賞できます。
4月〜11月は葉を鑑賞するのも良く、7月の小さな花、12月〜3月は赤く色づいた実を堪能してみませんか。実も長く鑑賞することができて盆栽としてもとてもおすすめです。また、実は赤い実だけでなく白い実や黄色の実もあるそうです。ちょっと変わった雰囲気を楽しむにはそうした色を盆栽で育ててみるのも良さそうですね。

万両の剪定は大きく剪定すると大変なので増やしていく方法がおすすめ

いかがでしょうか。万両の剪定は間延びを防ぐためには必要ですが、大きく剪定すると葉っぱがなく見た目が悪くなり、実も長くならなくなります。
そうした大きな剪定ではなく、「とり木」で増やしたり、元の万両に新しい苗を植えて見栄えをよくしたりするのもおすすめの方法と言えそうです。
万両の葉っぱや赤い実を長く楽しむために少しずつ万両を増やしていくのがコツにもなるのではないでしょうか。風情があり、縁起がいい万両を増やしてみるといいこともありそうですよね。
半日陰に植えることができる万両ですので、半日陰でも緑と赤い実を楽しむことができる万両を地植えや鉢で増やしてみませんか。

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