落語

脱サラして落語家になった!?立川志の輔ってどんな人?

関連キーワード

テレビやラジオなどにも多く出演している落語家の立川志の輔さん。
NHK総合で放映されている「ためしてガッテン!」では長きにわたって司会者も務めており、高い評価も得ているようです。そんな立川志の輔さんは、実は落語家になる前にサラリーマンとして企業に勤めていたという、落語家の中でも異例の経歴をもっているとか。
そこで今回は、立川志の輔さんについてその経歴や活躍の一部を詳しく紹介していきたいと思います。

広告代理店でサラリーマンを務めていた

立川志の輔さんは本名を「竹内照雄(たけうちてるお)」さんと言い、1954年に富山県で生を受けたそうです。幼い時に両親が離婚し、さらに母親が逝去されたことで、祖父母の家で伯父夫婦家族と共に暮らし育てられたという志の輔さん。この時、落語好きだった祖父の影響で、テレビで五代目柳家小さんを観たことが落語との出会いだったと言われています。

その後地元富山県の高校を卒業し明治大学に入学すると、志の輔さんは落語研究会に入ることになります。しかしこの頃、現在俳優として活躍されている三宅裕司さんの影響で劇団にも興味を持ち、大学卒業後にはアルバイトをしながら劇団員として活動していたこともあったか。しかし徐々にアルバイト中心の生活へとシフトチェンジしていった際、偶然新宿ゴールデン街で飲んでいた時に広告代理店の関係者に誘われ、入社することになったそうです。

入社後は営業や現場で経験を積んだという志の輔さん。この時志の輔さんがディレクターとして制作した仏壇店のCMは、石川県でおよそ30年近くも放送されていたと言われています。しかし28歳の時、志の輔さんは迷った末に広告代理店を退社することになります。この時、安定した職についていながらも落語家としての夢を忘れることができずに、葛藤の末ひとつの「区切り」として退社を決意したという志の輔さん。その後は大学の同級生であり、落語研究会でも交流があった立川談之助さんに相談し、29歳の時に七代目立川談志さんのもとに入門を果たすこととなります。

立川流の落語家として

「立川志の輔」という前座名で落語家としての人生をスタートさせたはいいものの、実は前座として寄席に立つことは無かったという志の輔さん。これには師匠である七代目立川談志さんが深く関係しています。と言いますのも、志の輔さんが談志さんの弟子となってから早3か月後、談志さんはそれまで所属していた落語協会を脱退しているのです。これにより前座として高座に立つこともなく、寄席の仕事も一回も体験しなかったという志の輔さんを談志さんは「立川流の最高傑作」と呼んでいたとか。実際に、寄席を経験しない弟子にもかかわらず、その後人気を博し大成功を収めている志の輔さんを談志さんは高く評価していたようです。

その後1984年には二つ目へ、1990年には真打へと昇進した立川志の輔さん。従来の慣習とは違い、前座名でもある「立川志の輔」を真打になってからも使用しています。一方で志の輔さんは、二つ目になってからは「志の輔」の名を冠した落語会も開催するようになり、さらに真打になってからは独演会も精力的に開催しています。例えば1996年からは渋谷PARCO劇場にて「志の輔らくごinパルコ」を毎年開催しており、毎年1カ月の興行を続けているそうです。さらに古典芸能のひとつである能や狂言とコラボレーションした落語も披露するなど、新しい取り組みにも努めていることが見て取れます。

タレントとしても活躍中

立川志の輔さんと言えば、冒頭でもちらっと紹介したNHK総合番組「ためしてガッテン!」の司会者というイメージを抱いている人は多いのではないでしょうか。そんな志の輔さんがテレビ番組にも多く出演するようになったきっかけは、1985年に放映されていたTBSテレビ番組「朝のホットライン」だったようです。この時レポーターとして出演していた志の輔さんですが、ここを封切りにいろいろなテレビ局からオファーが来るようになったと言われています。

また、2004年に開催された「志の輔らくごinパルコ」において、志の輔さんが新作落語として披露した「歓喜の歌」は、2008年に映画化も果たしています。劇中にはなんと志の輔さんも落語家役で少し出演もしていたとか。さらに同年には、「歓喜の歌」は北海道テレビの開局40周年記念としてテレビドラマ化され、その後全国区でも放映されたそうです。ちなみに2004年に「歓喜の歌」が初演されたときは、噺が終わると高座の後ろ幕が開き、ママさんコーラスグループが姿を現し「歓喜の歌」を合唱したとか。さらにそこで燕尾服姿の志の輔さんが指揮者の真似をし、観客を沸かせたそうです。

新作落語も多く披露している立川志の輔さん

いかがでしたか?
立川志の輔さんは、新作落語をあまり演じなかった師匠の七代目立川談志さんと異なり、さまざまな新作落語を披露し高い評価も得ています。テレビでもお馴染みの立川志の輔さんの落語、ぜひ一度間近で体験してみてください。

▲ページトップ