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農薬を使わないでアブラムシを駆除するには

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家庭菜園で野菜やハーブを栽培するとき、口に入れるものなので、できればアブラムシが付いたとしても、農薬を使わないでアブラムシを退治したいものです。

でも、その前に、まずはアブラムシをつきにくくするテクニックを駆使したうえで、できるだけアブラムシが付く量を減らしたうえで対策した方が、精神衛生上も楽になります。

農薬を使わないアブラムシをつきにくくする方法と駆除法をご紹介します。

アブラムシは高層階でも室内でもやってくる

マンションの高層階なら、完全室内栽培なら、アブラムシはつかないだろうと思いがちですが、アブラムシはどこからともなくあらわれて、気が付いたら大繁殖していたということはよくあることです。

アブラムシがついてもすぐには、植物が枯れてしまうことはありませんが、見た目も悪いし気持ち悪いし、放置していると野菜も花もボロボロになってしまいます。

アブラムシがついてしまったら早めに対処することで被害の拡大が防げ、農薬に頼らなくてもアブラムシが除去できます。

簡単でもアブラムシをつきにくくするためには

アブラムシは嫌だけれど、アブラムシをつきにくくするためにあれこれと複雑なことをやるのは面倒なものです。

天敵のテントウムシを連れてくればよいといいますが、どこから連れてくればいいのか、困り果てます。

簡単に無理なくできる方法を利用しつつ、アブラムシの被害を最小限に抑えるように工夫してみましょう。

種をまいたら不織布で覆っておく

リーフレタスやキャベツ、小松菜など、葉物野菜は普通に育てると、まだまだ小さいベビーリーフの状態でもアブラムシだらけになってしまいます。

食べる気がうせてしまうので、そうならないために、種をまいたらすぐにプランター全体を不織布で覆っておきましょう。
水やりするときも、不織布の上からでも水は通るので不織布の上から水やりしても構いませんが、不織布を外して水やりして、またかけておくこともできます。

むき出しの葉っぱができるだけないようにしておくことで、アブラムシの繁殖量を少なくすることができます。
残念ですが、この方法でもアブラムシはある程度はついてしまいます。
でも、何もしないより格段にましになります。

土を使わない室内水耕栽培でネットをかぶせて

土に栽培するとどうしてもある程度の虫が出てきてしまいます。
虫をできるだけつかないようにするには、土を使わない室内での水耕栽培が有効です。

スポンジの上に種まきをして、液体肥料を規定量に薄めたものに浮かせておくことでも、発芽し、成長していきます。このとき、100均のものでも構わないので、目の細かい洗濯ネットで容器ごと覆っておきます。

アブラムシだけでなく、あらゆる虫が土に栽培するとき以上に付きにくくなります。

葉っぱの両面に強めのシャワーをかけておく

アブラムシは水気の多い葉っぱを嫌います。水やりをするときに強めのシャワーで葉の裏表両面にしっかりと水をかけておきましょう。

アブラムシは新芽の周りに好んでつくので、新芽の周りを集中的に洗い流しておきます。

水で葉をよく洗うことでアブラムシをある程度は少なくできますが、まったくつかなくすることまではできない点に注意してください。

光物に弱い性質を利用する

アブラムシは光を嫌う性質があるといわれています。
アブラムシがついてほしくない植物の株元にアルミホイルやアルミシートを貼ったり、CD−ROMの光沢面の方を上にして置いてみたりするのもおすすめです。

見栄えが悪くなり、きらきらしすぎて扱いにくくなるのですが、アブラムシ除けには効果的です。

ついてしまったアブラムシの退治法

アブラムシがついているのを見つけたら、なるべく早くに退治するようにしましょう。
早期に対処しないと、手が付けられないほど被害が広がり、丸ごと抜いてビニール袋に詰めて処分することしかできなくなってしまいます。

強めのシャワーで流してしまう

アブラムシは木や葉っぱにそれほどしっかりとくっついているわけではありません。
強めのシャワーで葉の両面をしっかりと洗い流すことで、かなりのアブラムシを取り除くことができます。

虫の卵も一緒に退治するのであれば、40℃くらいの温シャワーが効果的ですが、水だけでも効果はあります。
新芽の先端を片手で持ちながら、シャワーノズルをもう片方の手で操作して全体を裏表まんべんなく洗い流します。

量が少なければガムテープに張り付けて

ついたアブラムシの量がそれほど多くない場合は、輪っかに丸めたガムテープをアブラムシにとんとんとあてて接着させてアブラムシを取り除く「テデトール(=手で取る)」で対処しましょう。

オーソドックスな技ですが、頑張った分だけ確実にアブラムシの量が減っていきます。

ビニール袋を鉢ごとかぶせて密封して

アブラムシが付いた鉢ごとビニール袋をかぶせて密封した状態で日当たりの良い場所に置いておきましょう。
しばらくするとアブラムシが袋の上の方に集まってくるので、袋を下から外してアブラムシごとビニール袋を処分します。

袋を外すときにアブラムシを取り逃がさないように気を付けるとともに、育てていた植物が弱ってしまうこともあるので、駆除中は植物の状態をしっかりと観察しておきましょう。

木酢・牛乳・唐辛子スプレーなどが人気だけれど

木酢液や牛乳を薄めた液や、唐辛子を漬け込んだ酢や焼酎などをスプレーしてアブラムシを退治する方法がありますが、手間がかかる割に効果はあまり高くありません。

アブラムシが一時逃げるだけですぐ戻ってきたり、異臭が漂う割に効果がなかったりもします。

でんぷん液を塗布する方法が効果的と言われていますが、育てている植物が多くなるとちょっと面倒になりがちなので、少ない栽培数の場合や、これくらいの手間はなんともない方にはおすすめの方法ではないかと思います。

まとめ

アブラムシは植物の新芽の方につきやすく、高層階でも室内でもものともせずに増えていきます。

無農薬でついてしまったアブラムシを完全に除去するのは難しく、アブラムシがついてしまう前にできる限りつかないように防御策をとり、見つけたら早期に対策をするのが被害を拡大させないためのコツです。

アブラムシを放置していると植物の生育状態がだんだんと悪くなり、枯れてしまうものもあるので、おいしい野菜を栽培するためにはアブラムシ対策は欠かせません。

ガーデニングの天敵アブラムシを駆除するには

家庭菜園ではアブラムシの無農薬での駆除は必須作業ですが、食べることのない観賞用の植物に関しては、影響が少ない殺虫剤を駆使してアブラムシそのものを寄せ付けないようにしておくことは、後々の駆除作業を減らすことでもとても有効です。

アブラムシをつきにくくし、これさえあればアブラムシ対策は簡単!というような殺虫剤を紹介するとともに、アブラムシ対策のやり方をご紹介しましょう。

アブラムシはいろいろな病害虫を呼び込んでくる

アブラムシは高層階でも室内でも植物を栽培していると忍び寄ってきます。
アブラムシが付いたからと言って、人を刺したりしない点では害のない虫と言えますが、放っておくとびっしりついてしまうため見た目にも悪く、穂先や新芽、蕾の先端につきやすいので花が咲きにくくなり、場合によっては枯れてしまうこともあります。

また、アブラムシは甘い汁を出すため、アリを呼び寄せたり、すす病などの病気も媒介してしまい、放置すると厄介な害虫です。

飛び回るし、周りにどんどん被害が拡大してしまうので、放置せず早めに除去するようにしましょう。

アブラムシは弱い殺虫剤でも効果は十分

アブラムシカイガラムシや大きな芋虫などと違って、あまり薬効が強くない、弱めの殺虫剤でも十分に殺虫効果があります。

アブラムシはどちらかと言えば除去のしやすく扱いやすい、植物をすぐにダイレクトに枯らすわけではない害虫なので、あまり殺虫効果のないような、使用しても害の少ない薬剤を使うことでも十分に取り除けます。

テデトール(=手で取る)などで苦労して取り除くようにしないと駆除できないような害虫ではないので、無理せず殺虫剤を使うようにしましょう。

口にしない観賞用の植物は殺虫剤を利用して

子供が口にしてしまう危険性があったり、野菜など食べる目的で育てる植物については、家庭で栽培する場合、殺虫剤をむやみに使わない方がいいのですが、そうでない場合の、口にする危険性がない観賞用の植物については、虫が付きやすいのに無理して無農薬で育てるメリットは多くはありません。

アブラムシに関しては土壌に深刻な影響を及ぼさない害の少ない弱い殺虫剤で十分に簡単にいなくなった状態が作れます。毎日時間をかけてじっくり手で取り除いて回れるのでないなら、殺虫剤に頼るのは賢いやり方ではないでしょうか。

あらかじめアブラムシを寄せ付けないために

アブラムシは水気を嫌うため、強い水流で葉を洗い流すように、水やりの時に強めのシャワーで葉の両面を洗い流すように水をかけるようにしておくことでもアブラムシをつきにくくできます。

また、春先に新芽が出始めるころに、春の芽出し肥をまくと同時に、アブラムシが付きやすい、口にする心配のない観賞用の植物に関しては「オルトラン」などの汎用性が高くて安価であり、殺虫効果があまり高くない薬剤を株もとに散布しておくと、長期間アブラムシを見かけずに済みます。

2、3か月すると薬効が切れてくるのかアブラムシがついてくることがあるので、また「オルトラン」などをまいておくと心配が減ります。

ついてしまったアブラムシを退治する

ついてしまったアブラムシは、少量であれば強めのシャワーで洗い飛ばすことでもかなり減らすことができますが、まったくつかないようにはなりません。

量が増えてきた時は、「ベニカXスプレー」など、植物の病害虫用のスプレーアブラムシがついている部分にまんべんなくかけておくと、2〜3回で全く見かけなくなります。
害虫用のスプレーはうどんこ病などにもよく効き、大きな容量のスプレーボトルで販売されているので、植物を栽培するときにはとても役立つので、必須アイテムの一つです。

強めのシャワーで洗い流しても効果が

日常的に葉の両側を強めのシャワーで洗い流すことで、アブラムシはかなりの量を予防することができ、多少ついたアブラムシも洗い飛ばすことでかなりの量を減らすことができますが、完全にいなくなる状態にするのは難しくなります。

口にする野菜の場合は、この「シャワーで洗い流す」ことが最も効果的で、それでも残っているアブラムシをガムテープなどに張り付けてテデトールをするのがおすすめです。

しかし、植物につく虫の中で、アブラムシは殺虫剤が効きやすく、どちらかと言えば扱いやすい害虫なので、あまり強くない、素人でもまくだけで対応できる殺虫剤を利用して、できるだけ手間をかけずに除去する方が、口にしない植物を育てるうえでは、労力としても精神衛生上でも負担が少なくなるかと思います。

虫が大嫌いなのに、マンションの高層階なのに、アブラムシがびっしりついたから根こそぎ抜いて捨てて、二度と植物を育てるのはやめたという話も耳にします。
ちょっとしたグリーンは、心にゆとりを持たせてくれるので、アブラムシであきらめてしまうのはとても残念です。

アブラムシは防ぎやすい害虫なので、上手に防いでグリーンライフを生活に取り入れてみてほしいと思います。

まとめ

アブラムシは高層階でも室内栽培でもいつの間にか植物を育てていると忍び寄ってきます。
しかし、アブラムシは殺虫剤が効果的に働きやすい害虫なので、あらかじめ「オルトラン」などを株もとにまいて、水やりの時に葉の両面に強めのシャワーをかけるなどして予防し、ついてしまったアブラムシは「ベニカXスプレー」などで早めに取り除くようにすると、かなり軽減させることができます。

アブラムシは人を刺したりしませんが、アリを呼び寄せ、すす病などの病気もよび、びっしりついてしまうと植物を枯らしてしまうこともあるので、予防と早めの対処をするようにしましょう。

アブラムシは、強力で取り扱いが難しい殺虫剤を使わなくても簡単に除去できる害虫なので、むやみに強い殺虫剤を使ってみる必要はありません。

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