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初心者でもわかるピートモスで土壌改良のコツってある?

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ピートモス」は、ブルーベリー栽培の時によく聞かれるヤナギやミズゴケなどの苔類が堆積したものが泥炭化し固まったものです。それを乾燥させ細かく砕いたものが販売されています。

よく「ピートモス」は土壌改良剤などと言われますが、どんな効果があるのでしょうか。「ピートモス」を使った土壌改良のコツと言ったものがあるのでしょうか。初心者でもわかるコツをまとめました。

「ピートモス」を使って土壌改良?

ピートモス」は、苔類などが堆積して腐食したものを乾燥させたものですので、吸水性と保水性の良さ、軽さに特徴があります。高繊維質で多孔性で通気がいいのも「ピートモス」の特徴です。この通気がいいという特性は、土として使うと植物の根に酸素もよく届けることができることを意味します。

また苔類などが堆積して分解されたものですので、有機質や有機微生物などをよく含んでいる保肥性にも優れたものです。そういった様々な特徴から「土壌改良剤」と呼ばれる「ピートモス」です。それぞれの植物に合った使い方によっていい土作りを目指すものです。

そもそもいい土とはどんな土なのでしょうか。いい土の条件は、植物が良く育つように保水性・排水性・保肥性のある土が一番です。ただ、保水性があっても排水性の悪いと根腐れをすることもありますので注意も必要です。保水性があるのはいいのですが、新鮮な空気が根に必要なのにそこに水が溜まってしまって根が呼吸できずに根腐れを起こしてしまうことがあります。

私達が植物を枯らすのはよく根腐れになっていることが多くあります。根は土の中にあって見えないために植物を育てる上で目に見えず水の管理は結構難しいものですよね。そこで、水はけがよく、また通気性がいい土が求められます。水が溜まらない通気性がよい土に植えることで根が元気に育っていきます。

また、保水性・排水性・保肥性ということで、有機物に富んだ腐植がある土もいいとされています。肥沃な土であれば植物はどんどん大きくなりますよね。

こうした条件を「ピートモス」は備えていますので土壌改良剤として使うことができます。ただ、排水性についてはよくありませんので、無調整の「ピートモス」だけを単体で使う場合は保水性が良すぎて根腐れが懸念されることもあります。「鹿沼土」「日向土」「パーライト」などと混ぜてその辺を改善することが理想と言われます。その際に混ぜる「鹿沼土」などは大粒の物を選ぶとより排水性が強いものとなります。

こうして、土壌改良を行うためには上手に配合してそれぞれの特徴を活かして保水性、排水性、保肥性のバランスを取った土作りが必要ということになります。

「ピートモス」で酸性に改良していい土にするコツは?

日本の土は、元々少し酸性なのですが、もっと酸性にしたいと言った場合にも「ピートモス」はよく活用されます。酸性に傾けるための土壌改良剤として使われ、ブルーベリーを育てる場合によく登場します。プルーベリーと言ったら「ピートモス」と言う風にすぐに思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

ブルーベリーを実際に栽培するためにどんな「ピートモス」がいいのかですが、酸性の土を好みますので、PH3.5〜4.5と言ったカナダ産のピートモスなど酸性度の高い「ピートモス」がおすすめです。「ピートモス」によって土壌をより酸性に傾ける効果の強い物を選びます。

「ピートモス」の購入と使い方のコツは?

ピートモス」は外国産の物も多く、産地によって特徴もあります。土壌改良剤として使う場合にもそれをよく知っておくことが必要です。

カナダ産・北ヨーロッパ産・ロシア産・北海道産などたくさんの物があります。特徴としては、海外の「ピートモス」の方が酸度が高く、カナダ産は特に高い傾向があります。無調整のピートモスを買う場合には「ピートモス」のPHをそれぞれに確認して購入することが大切です。

品質もチェックしましょう。キメが細かく、不純物が少ないものは水になじみやすく保水性も高いものです。キメがバラバラで不純物が混じっているものは水がなじみにくいような物が多く、できれば確認をして購入をします。

また、酸度を調整したものと無調整がありますので、どちらを買うのかも選択します。ブルーベリーなどの栽培には無調整のものを買って酸性度を高めるのがおすすめです。また他の植物で酸性が得意でない場合は、調整済のものを買うのがいいでしょう。

もしくは、酸度を調整するために石灰を自分で混ぜる方法もあります。無調整の「ピートモス」を10%〜30%程度入れ、PH度を測定器で測って調整する方法もいいでしょう。

無調整の「ピートモス」を使う場合の良さは?

無調整のピートモスを使う場合は、軽くて無菌と言った良さもあります。病原菌を含まず保水性があるので種まき用や挿し木用などの良く使われます。

無調整は、ブルーベリー栽培、種まき用、挿し木用などに特に使うと良いということになりますね。また、軽いという特性を活かして、ハンギングバスケットなどを作るためにもパーライトやバーミキュライトと混ぜて土壌改良剤として使うことも多いものです。

ピートモス」の特性をよく知ることで、特性を活かして自分なりに配合して使ってみるのはいかがでしょうか。

ピートモスの使い方と注意点は?

ピートモス」について聞いたことがある人も多いと思いますが、実際にはどんな使い方をするといいものなのでしょうか。
またその使い方の注意点についても何かあるのでしょうか。土作りをする上で「ピートモス」をどう上手に使ったらいいのかについてまとめてみました。

「ピートモス」って何?

まずは、「ピートモス」と言ったものはどういった物なのでしょうか。「モス」とは苔のことで、「ピート」とは泥炭のことです。ヤナギやミズゴケなどの苔類が堆積したものが炭化し固まったものが「ピートモス」です。そしてそれを乾燥させ細かく粉砕して販売されています。

そんな「ピートモス」の役割はと言うと大きく分けて2つあります。1つは、保水性を良くすること、2つめは土を酸性にすると言った役割があります。2つの大きな役割を持った「土壌改良剤」としての役割を担うのが「ピートモス」です。

保水性をよくするためにどう使う?

ピートモス」は、2つの使い方があります。1つはそのまま使う場合、もう1つは他の土と混ぜて使う方法です。

そのまま植木鉢などに入れて使うことで、保水性を高めることができます。よく使われるのが水もちの良さと無菌であることを活用して種まき用の土に使います。「ピートモス」の元々の状態は乾燥させてありますので、しばらく水につけて吸水してから使います。

しっかり吸水させてから使うことも「ピートモス」の保水性を高めるコツです。最初にしっかりと水に漬けて使うことが注意点です。吸水させないと保水性が悪く逆効果になってしまいます。

ただ、その際に注意をしなければいけない点は、「ピートモス」は使う前にこうしてしっかり吸水して使いますが、その後も乾燥しやすいのでいつも湿った状態にしておくことが大切なことです。

しかし、実際にはこうした状態で長く植物を育てると根腐れを起こします。ですから、「ピートモス」を使う場合には、湿った状態を維持した方がいい植物だけに使うようにすることも大切です。通常の植物は土が乾いたら水をあげて育てるのが理想のため、ずっと湿った状態と言うのにはあまり向きません。先ほどご紹介した種まき用の土などには「ピートモス」の保水性はおすすめと言えます。

種まき用の土としては調整ピートモスなどを全体の40%ほど配合して使ったり、挿し木に使う土にも30%位配合します。

土を保水性のいい土にするために使う場合には30%ほど配合し、排水性のいい土にするためには20%ほどの割合で使うのが理想とされていたりします。

つまり、「ピートモス」を使う場合は、常に湿った状態を望んでいるものに多く使います。「ピートモス」は苔などが堆積して分解されたもので、あまりに分解が進んでいる場合は、逆に排水性を悪くすることもあります。配合の割合には気を付ける必要があります。

また、「ピートモス」は外国産の物が多く、北ヨーロッパやカナダ、ロシア、北海道など寒い所のものが多く売られています。一般的にはカナダ産の「ピートモス」は分解度が高く保水性があり排水性が悪い傾向にあるようです。

土を酸性にするためにはどう使う?

よく言われるのが「ピートモス」を使って、土を酸性にしてブルーベリー栽培を行うと言ったことです。
ブルーベリーは強い酸性を好み、酸度はPH4.3〜5.3程度を好みます。

ピートモス」も無調整と調整したものがありますが、無調整の「ピートモス」の酸度はPH3.8〜4.8程度ととても酸性が強いものですが、ブルーベリーには無調整の「ピートモス」でも使うことができます。

特に外国産の「ピートモス」は酸性が強いのでそれほど酸性を好まない植物の場合は石灰などで酸性を弱める調整も必要になります。

調整した「ピートモス」はPH6程度になっていて使いやすくなっています。調整済のものですと、それほど酸性度を気にせずに使う事ができますね。

ただその場合の注意点は「ピートモス」を使って土を酸性にするのはいいのですが、排水性や通気性が悪くなる点です。それを改善するために他に、「鹿沼土」「日向土」「パーライト」などを混ぜてあげることも必要になります。

ピートモス」を購入される場合の注意点としては、乾燥された状態で売ってありますのでそれに水を含ませた場合は、膨らんで倍の量になるということも考えます。こんなには必要なかったということもあるようです。

ブルーベリーを育てる場合には、鉢植えの場合には水を充分含ませた「ピートモス」と「鹿沼土」を半分ずつ混合してしっかり混ぜ合わせたものなどを使うようにします。

ピートモス」70%、「鹿沼土」30%でもいいようです。

庭植えの場合には、「ピートモス」100%の土で植え、水はけがいい土と悪い土で植え方を変えます。水はけが悪い土の場合は浅く植え、土を掘らずに上に「ウッドチップ」や「ピートモス」を盛って植えます。水はけがいい土の場合は深く穴を掘って「ピートモス」を入れて苗を植えたらまた「ピートモス」を載せてあげて植えます。ブルーベリーは水切れにすごく弱い植物ですので保水性を高めることも大事な土作りとなります。

「ピートモス」の使い方は保水性と酸性をしっかり考えて

いかがでしたか。
ピートモス」は、保水性を高めるもので、土を酸性にもしますので、植物によって向いていない物もあります。
どの位配合したらいいのかも何を育てるのかといったことや土の状況によっても変わってきます。しっかりと「ピートモス」の特徴を知って上手な使い方をしてみませんか。

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