ことわざ

山椒は小粒でもぴりりと辛いの意味・使い方

2017-10-01

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体は小さくても能力や技能が非常に優れていること。
また、組織としての規模は小さくても能力や力量にあなどれないものがあること。

由来

山椒の実は小さく見えるけれども、とても辛くてインパクトがあるところから来ています。そこから発生した言葉で、とにかく体が小さい、組織としての人数や規模が小さいのに、スポーツができる、武芸に達者である、技能に優れているという強さを持っているために決してあなどることができない、あなどってはいけないという意味で使われてきました。

このことわざは間違えた使用法が多いことでも有名なことわざで、「体は小さいがもたらす害が大きい」という意味で使用するのは誤りです。体の小さい子供があちこちで大きな迷惑をかけていたり、数の少ない集団が暴力行為などで大きな騒ぎを起こす時に使用している状況がありますが、本来このような意味で使うものではないのです。こういったマイナスの意味合いで使うのではなく、「体は小さいが能力が優れている」というようにあくまでプラスのイメージで使われることわざなのです。

また、このことわざは英語では、
Within a little head great wit.
(小さな頭の中に大きな知恵)
Little head great wit.
(小頭の大知恵者)
Little heads may contain much learning.
(小さな頭にも多くの知恵が入る)
のように使用されたり、
“A grain of pepper may be tiny but it still is sharp on the tongue.”
(コショウの一粒はとても小さいかもしれないが、それでも舌に鋭い)
というように日本のことわざとほぼ同じ表現のものもあります。

類似した意味のことわざ

このことわざは類義語と対義語が多いことでも有名です。類義語としては、
「小人に鈍なし」
「山椒は小粒でも実は辛い」
「小敵と見て侮る勿れ」
「小さくとも針は呑まれぬ」
「細くても針は呑めぬ」
などがあります。どれも小さいけれどもあなどれないという意味合いがあります。

対義語となることわざ

「独活の大木」
「大男総身に知恵が回り兼ね」
「大男の殿」
「大男の見掛け倒し」
「大きな大根辛くなし」
などがあり、基本的には大きくても役に立たないという意味になっています。
ただし、「大男総身に知恵が回り兼ね」だけはその後に「小男の総身の知恵も知れたもの」と結局両方ダメだ、という言葉がつながるために一概には言えないかもしれません。

使用法、使用例

「くそ~、年下のA男とけんかして負けた。あいつ小さいのに強いんだ」
「まさに山椒は小粒でもぴりりと辛いだな。小さいからとなめてかかるからだよ」

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