四字熟語

八面玲瓏の意味・使い方

2017-10-02

関連キーワード

どこから見ても透き通っていて、一点の曇りもない様子。
心に不審、不信、疑念、わだかまりがなく、透き通っていること。
また、だれからも好意を持たれるような仕草、態度という意味で使われることもあります。

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由来

「八面」は八方位すべて、すなわちすべての方向に向けて。
「玲瓏」は宝石のように美しく輝く様子。非常に澄んでいて美しい様子。を表します。
もともとは、古代中国の馬熙の「開窓看雨」(窓を開きて雨を看る)という詩からきているとされ、「どこを見ても、どこから見ても美しい」という意味でした。

かなり古くから「八方美人」という言葉との比較がされてきた四字熟語でもあります。この二つの四字熟語は類義語とされているほど意味は近いとされていますが、解釈によってはまったく違うもの、と考える場合もあります。

人物で考えた場合、八方美人は誰にでも良い顔をして調子を合わせるようなマイナスイメージを強く持っているのに対して八面玲瓏は、他人との人間関係を差し障りなく上手に処理して交際していくというプラスイメージがある言葉です。「玲瓏」には細工が細かくて素晴らしい、何事にも気がきく利発、という意味合いもあります。表現自体は似ていても言葉が持つイメージはまったく違うものがあるのです。

ちなみに中国語には「八方美人」という言葉はありません。これは中国の文化に由来すると考えられます。中国では非常に「面子(メンツ)」が重んじられており、この面子を守るためには命も惜しまずという考え方があります。これは日本人の「顔」に相当すると考えられますが、実は内容は異なるものです。

日本では「顔をつぶす」「顔を立てる」という表現がありますが、もともと日本では他人の顔をマジマジと見る行為は卑劣な行為とされていました。平安貴族たちは御簾(すだれ)の奥にいて普段は顔を見せなかったのです。そのために、あまりおおっぴらに顔を立てるために動き回ると、わざとらしい、大げさと忌避されてきたのです。

しかし中国では他人に面子を立てていることをアピールしないといけませんでした。そのために表面上、好意をばらまいているような八方美人は通用しなかったのです。

意味の変遷

現在では、八方美人の方が有名な言葉として一般的に使われ、八面玲瓏はあまり使われなくなりました。
八方美人の類義語として出てくるために同じ意味として扱われることもありますが、誰からも好かれている人のことを好意的に表現するのであれば、「八面玲瓏」を使用して、悪意を持って表現したいときは「八方美人」を使うというように使い分けていくのが良いでしょう。

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使用法、使用例

「あの人は本当に誰からも好かれているな。悪く言う人を見たことがない」
「八面玲瓏を絵に描いたような人だね。裏表もなさそうだ」

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