ガーデニング

シャクナゲの魅力。花木の王様・シャクナゲを育てて楽しむ。

2017-11-13

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シャクナゲは、春に豪華な花がたわわに咲き、庭植えにしてもあまり大きくならないので鉢植えでも庭植でも育てられ、5000種を超えるといわれるほど園芸品種が多い、世界中で人気の高い花木です。

暑さに弱いものが多かったのですが、暑さに強いものも出ているので、お住まいの地域の気温に適した品種選びをすることで、どこでも育てやすくなりました。 シャクナゲの育て方、管理方法など、詳しくご紹介しましょう。

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シャクナゲは常緑で豪華な花が魅力

シャクナゲは「ツツジ科」の常緑の植物で、日本原産のものや日本で品種改良された「ツツジ属」の「日本シャクナゲ」とヨーロッパで品種改良された「ロードデンドロン属」の「西洋シャクナゲ」があり、一般に流通しているシャクナゲの苗木は西洋シャクナゲの方が多く出回っています。

シャクナゲは、4~5月に枝の先端につつじのような花を球状の花手毬のように豪華な花を咲かせます。
花色は、白、ピンク、黄色、赤、赤紫など多彩で、球状の花全部が一度には咲かないので咲き終わったものから順に摘み取り、ひと房全部が咲き終わったら付け根部分の子房も取り除かないと、次の花芽が付きにくくなります。

品種により樹高に差が出ますが、50cmくらいの低木にしかならないものから、5mまで伸びるものまで様々です。

育てやすい気候に合ったシャクナゲを選んで

画像:「プレジデント・ルーズベルト」

シャクナゲの原産地はヨーロッパ、アジア、北アメリカと広範囲にわたり、もともと高山に自生していたので暑さが苦手な品種が多かったのですが、品種改良が進んでどこでも育てやすい園芸品種が数多く生み出されました。

日本原産の「カラムラサキツツジ」や「ヤクシマシャクナゲ」を交配親にして日本で品種改良された「日本シャクナゲ」を選んで育てると、巨木にならず、つつじと同じようにほとんど手をかけなくても毎年花を楽しめるようになります。
「西洋シャクナゲ」も、日本の気候にあった品種も数多く出回るようになりました。
同じ品種の苗なら、幹がより太く、枝数がより多くて葉色が濃いものを選ぶのがおすすめです。

藤色の花の中心が白くなり、暑さに強くて育てやすい「貴婦人」、赤色でフリルのある花が美しい庭植え向きの「越の炎」、赤い花の中心部が白い、黄色い斑入りの葉が人気の「プレジデント・ルーズベルト」、珍しい黄色の花でも育てやすい「黄山クレスト」、蕾がピンクで咲くと白になる花で育てやすい「モーニング・マジック」、白い花が美しい強健種の「清涼殿」とも呼ばれる「マダム・マッソン」なども育てやすいのでおすすめです。
また、新しい育てやすい品種もどんどん作出されています。

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シャクナゲの植え付けと植え替え

シャクナゲの植え付け適期は根が休眠から覚めて活動を開始し始める3月か、休眠する前の9~11月です。
シャクナゲは特に「夏の水不足」に弱いので、西日の当たらない半日陰で管理して、水はけのよい土に腐葉土をたっぷりブレンドして植え付けるようにします。
シャクナゲの根は酸素好きで地表に細い根をたくさん張るので、乾燥しないように腐葉土ピートモスでマルティングしておきます。

酸性の土壌を好むので、酸度調整していないピートモス鹿沼土を用いて、苦土石灰などは撒かないようにします。
また、植え付け時には元肥は施肥しないで、花後、秋、2月の年3回、緩効性化成肥料をひとつかみまくようにします。

1、シャクナゲを庭植で育てるとき

堀った植穴に腐葉土ピートモスをたっぷり混ぜ込んで、鹿沼土を混ぜ込んで植えるのがおすすめです。
水はけが悪いところでは、穴底に大粒の鉢底石を5~10cmほど敷き詰めてから腐葉土ピートモスをたっぷり混ぜ込みましょう。

シャクナゲやツツジを植えた後に植えると連作障害を起こしやすいので、前にシャクナゲやツツジを植えていない場所を選びます。

植え付け後、グラグラするようなら支え棒をつけて、たっぷりと水やりをします。
庭植の場合、夏以外の水やりのほとんど必要ありませんが、土が乾燥しないように乾き気味の時は適宜水やりをしましょう。

2、シャクナゲ鉢植えで育てるとき

鉢を外して土を1/3くらい落としてから、鉢底石を入れた鉢に、赤玉土(小粒):鹿沼土=2:1の割合で混ぜた用土に、用土と同量のピートモスをたっぷり混ぜ合わせてから、バーミキュライト1割ほどを加え混ぜたもので植えるのがおすすめです。
鉢は根に余裕がある大きめのものを用いて、植え付け後にたっぷり水やりした後、直射日光の当たらないところに置いておき、土が乾かないようにこまめに水やりをします。

市販のシャクナゲ鉢植えには、水はけのよすぎる土が使われていることが多くあるので、買ってきたシャクナゲ鉢植えは花が終わったらすぐに植え替えたほうが枯らさずに済みます。

春の「芽かき」で枝数を増やす

シャクナゲは新しい枝先に花芽をつけるので、たくさん脇芽をつけてこんもり茂らせた方が花数も増えるのですが、枝から芽が複数出にくいので、春先に枝から出てきた新しい芽を付け根から手で摘み取る「芽かき」をする必要があります。

芽かきをすることで、脇芽がどんどん出てきて枝数が増えてこんもり茂るようになるので、新しい芽数が少ないときほど素早く芽かきをします。
花が咲いた枝からは複数の芽が出てくるので、芽かきは春先だけ行います。

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シャクナゲの病害虫と毒性

シャクナゲは病害虫が付きやすいので、あらかじめ株元にオルトランなどの殺虫剤をまいてある程度害虫の発生を防いでおき、葉が毛虫やハバチの幼虫などに食害されているのを見つけたら枝ごと切り落としてビニール袋に密封して処分するようにします。

茎の中に巣くう虫などは見つけにくいのですが、葉が食害されていないのに弱ってきたら株元や茎のところをよく確認するようにしましょう。

うどんこ病などは、軽度の場合はベニカXスプレーなどのスプレー式の薬剤を葉の両面に散布するとすぐに回復しますが、広範囲の場合は効きにくいので病気の部分を取り除き、剪定に使ったハサミも消毒しておくようにします。

シャクナゲは葉にも蜜にも、嘔吐や下痢、けいれんなどの中毒症状を起こす毒性があるので、子供が葉や花を口にしないように注意してください。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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