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「トネリコ」と「シマトネリコ」は違う?

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「トネリコ」はその姿もすっきりとしていて今人気となっている木ですが、「トネリコ」について意外と知らないことも多いのではないでしょうか。

例えば「トネリコ」と「シマトネリコ」がありますが、それらはどう違うのでしょうか。よく混同される「トネリコ」と「シマトネリコ」について、その違いについてももっと知ってみたいと思います。

「トネリコ」はどんな仲間?

「トネリコ」は、どんな木かと言いますと、モクセイ科落葉高木です。高さ10m〜15mにも大きくなる木で成長が早いのも特徴です。

「トネリコ」という名前は変わっていますが、木の皮を煮た状態のニカワを墨と一緒にして練って写経などに使っていた歴史があります。そのことから「共に練る濃」ということで「トネリコ」という名前になったそうです。

また、もう一つの由来は、樹皮に付着している蝋物質を戸に塗って滑りをよくしていたことから「戸に塗る木(トニヌルキ)」がいつのまにか変わって「トネリコ」と言われるようになったという説もあります。

樹皮は灰色がかったような色をしていてその樹皮がまた目薬や下痢止めなどに使われることもあるようです。

また、「トネリコ」は葉の色が濃く大きめの葉が特徴です。日本を原産地として英名で「Japanese Ash」と言われています。昔は田んぼの畔などによく植えられていた木ですが、今ではこの「トネリコ」よりも「シマトネリコ」の方が庭木によく植えられることが多くなっています。

5月頃に小さな白い花が円錐状のかたまりで咲く様子にも人気があります。

「トネリコ」と「シマトネリコ」の違いは

「トネリコ」と「シマトネリコ」の違いについてですが、「シマトネリコ」もモクセイ科の同じトネリコ族で5m〜20mにも大きく育つ木です。一見似ていますが、大きな違いは、「トネリコ」が落葉高木に対して「シマトネリコ」が常緑高木という点です。

また、園芸店で「トネリコ」として販売されていても「シマトネリコ」の場合が多いことがよくあります。「シマトネリコ」は常緑樹ですので新芽に生え変わる時期だけが葉が落ちますのでそれによって区別できます。

落葉高木がほとんどの中で常緑の「シマトネリコ」は実は貴重な存在といえるものです。日本の沖縄や台湾、中国、フィリピンなどの温かい亜熱帯地域が原産地の「シマトネリコ」です。

成長も「トネリコ」よりも「シマトネリコ」の方がスピードが早いと言われ、10年で高さが5〜7mにも成長すると言われます。そこで最初から「シマトネリコ」の場合には成長を見越して庭に植えることも大切です。

「シマトネリコ」の方が常緑であるという点やその爽やかな南国風の姿が人気で、洋風の庭木として最近はよく使われています。

庭のシンボルツリーとして植える人も多いのではないでしょうか。葉っぱの色が明るい緑色で少し小さめなのもさわやかな印象を与えます。細かな葉っぱから降り注ぐ木漏れ日がおしゃれで洋風の庭づくりにおすすめです。

斑入りの葉っぱなども人気で涼しげな印象となります。

一方で「トネリコ」は大木で、あまり剪定を好まないことや剪定すると樹形が乱れやすい点があります。枝ぶりがあまりきれいにならないために庭木としてはあまり使われなくなったという経緯もあります。

それに対する「シマトネリコ」は、1本でもシンボルツリーとして植えて絵になる樹形が特徴です。そうしたことが庭木にも好まれているのでしょう。ただ、「トネリコ」よりもさらに成長が早い特性もありますので、庭に植えた場合には剪定をする必要もあります。

きれいに剪定して形を整えていくことが大切です。

「トネリコ」と「シマトネリコ」の楽しみ方

「トネリコ」の場合には、葉っぱが大きいので目隠しのように隣の家との境などに植えるのもいいでしょう。
また、落葉樹ですので冬になって葉が落ちることで季節を感じることを楽しみたい人にもおすすめです。

「シマトネリコ」はどちらかというと、半日陰でも育てられますのでいろいろな所に植えることができます。葉っぱが明るく樹形がきれいですので観葉植物のように室内の明るい窓辺などでも育てることができます。

庭でシンボルツリーのように植えたり、室内で観葉植物のように楽しむことができるのが人気です。

「トネリコ」「シマトネリコ」の個性を楽しんで

いかがでしょうか。落葉高木の「トネリコ」と常緑高木の「シマトネリコ」は異なるものであることがわかっていただけたでしょうか。

それぞれに楽しみ方があり、落葉することを楽しんだりするには「トネリコ」を植えるといいでしょう。

また洋風の南国風の雰囲気を楽しむならば「シマトネリコ」を植えるとおしゃれな雰囲気の庭を造ることができます。ちょっと和風の庭とは合わないこともありますので洋風の家、庭と合わせて植えてみましょう。

涼しげで爽やかな印象の「シマトネリコ」は、最初は観葉植物として育てるところからスタートしてみるのもいいかもしれません。大きく育ちますので自分なりに剪定をして美しい姿を楽しんでみてもいいのではないでしょうか。

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