仏像

お釈迦様のお言葉、金言

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この世にはいわゆる格言というものがあります。
著名な偉人の遺した言葉は、ネームバリューを抜きにしたなる程と説得力と重みを持ち、金言(きんげん)と呼ばれることも少なくありません。
そんな中にあって、お釈迦様の遺したお言葉は「こんげん」という読みで語り継がれています。

誤解される天上天下唯我独尊

生まれた時のお言葉ですね。「天上にも天下にも、私より優れた者はいない」という意味に取られていますが、これではただのビッグマウスです。
天上天下とは確かに天の上下ですが、これは広い宇宙を意味します。
唯我とはお釈迦様ご自身ではなく、個々の人間のことです。独尊は「自分一人」ではなく、一つの尊き使命を表します。
繋げると、「広い宇宙に、たった一人、あなただけが果たせる使命があるよ。その一つの使命を果たしなさい」ということです。
つまり、何かやるべきことがあってこの世に生まれ出たわけですね。生まれてすぐにこんなどデカいことを言うとは流石です。

自燈明、法燈明とは

晩年が近づいたお釈迦様の病状を知り、弟子のアナンダが駆け付けました。
「あなたがお亡くなりになったら我らはどうしたらいいのですか」それに対し、お釈迦様は答えました。「私は教団を率いているわけじゃない。
私が死んだとしても、真理は消えることはないよ。どうしてもよりどころが欲しいなら、自分自身と法に従いなさい」自燈明とは自分を頼りに、法燈明とは自然の法則を頼りにせよとの意味です。

入滅時の金言

入滅(死亡)時の金言です。
仏教の考えに、「全ての物は仮の姿をとっているだけで、ずっと同じと言うことはない」というものがあります。
人がいつか老いて死ぬように、そして輪廻転生の考えがあるように、万物は流転しているのです。
お釈迦様は「私が死んだら、教えたことそのものが師匠になるから、壮皆に伝えなさい。そして、そのまま修行を続けなさい」と言ったのです。

まとめ

仏教、つまりお釈迦様の教えは、菩提樹の下で得た悟りが元になっています。
宇宙の真理、自然の真理、そして人間の真理。全ては移ろいますが、真理だけは究極の物として、変わらずにあるのです。
むしろ、真理が姿を変え現れる事象の中、人も全ての生物も、果たすべき使命を与えられていると考えた方がいいでしょう。リンゴ、みかん、ブドウ、カキなど果物の種類は豊富でも皆等しく種がありますね。
変わる世界の中、たった一つ変わらない真理を求め足掻いた先人を見習い、自分に何ができるのか、考えてみるのも人生の一幕と言えます。

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