仏像

神仏への感謝!冥加

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キリスト教関係の話になりますが、ある教会が爆発炎上しました。
その日、その協会に集まる予定だったのは牧師も含めた15名。
予定「だった」のであり、「服が汚れたので着替えた」「宿題が中々終わらなかった」「子供がぐずった」「時計が遅れていた」と言う理由で15人全員が遅刻した為爆発に巻き込まれずに済んだと言う実話です。
知らないうちに、そして自覚もしないうちに与えられた神仏の加護、思いもよらない幸運を、冥加(みょうが)と言います。

「冥」の字が使われる理由

しかし何故「冥」の字が使われているのでしょうか?
冥界と言うと何だか怖いイメージがあります。「守ったんだから、早く冥界においで」といった妙な考えまで浮かんでしまいそうですが、勿論ご加護と寿命には何の関係もありません。
そもそも「冥」とは「あの世」を意味する言葉ではないのです。読み方としては、「めい、みょう」の他に「くらい」があります。そう、「暗い」です。
ここでいう「暗い」とは真っ暗闇からほの暗さまでをカバーしますが、「分からない、無知」との意味も持ちます。
そう、「知らないうちに受けているご加護」としてはぴったりの字なのです。

前払いも可。冥加金

「もしかすると、あれは冥加かもしれない」と思うことはありませんか?
電車に乗り遅れたけど、その分歩いたおかげで隠れ家的なお店を見つけた、何となく洗濯をする気分じゃないと思ったら豪雨が降って来たなど。それだけではありません。
今まで生きて来られたこと自体がそもそもご加護のおかげなのです。「神様仏様っているのだなあ」と思ったら、感謝をしましょう。
ただ「ありがとうございます」と念ずるだけでもいいのですが、江戸時代には「神仏への感謝をお金で表しましょうね」という冥加金なる税制がありました。
元々は商人や職人が商売繁盛の例として寺社に納めていたのですが、「商人や職人として仕事ができているでしょ?それは冥加なんだからお金を納めなさい」と税金と化しました。いつの時代でもお上はうまく立ち回ります。
この冥加金は「後の幸福の為に」と前払いも可能でした。時代が変わっても、結局やっていることは変わっていません。

冥利に尽きるの意味とは?

「男冥利に尽きるなあ」と言ったように使われる「冥利」は冥加と似た意味です。
そのご加護が尽きると言うのは本当は危ないのではないか、と思われるでしょうがこれはたとえ。「冥利が尽きてもいいと思うほど幸せ」と言う意味なのです。

まとめ

物事を偶然や当たり前と捉える人は数多いです。
しかしその辺り前も、場所が変われば当たり前ではなくなり、今までの自分は幸せだったと気づく事もあります。
周りの人に恵まれていたとも思うでしょう。神仏の加護は科学的に言えば確かめようがありません。それでも確かにあるのです。
周りに恵まれていると自覚すること、そして小さなことでも神仏に感謝すること。
無意味だと思わずにやってみれば、ちょっとしたことで「あ、自分って結構幸せなんだ」と思うことができ、更なる大きな幸せを引き寄せることもできるでしょう。

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