四字熟語

取捨選択の意味・使い方

2017-11-02

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悪いもの、自分にとって不必要なものを捨てて、良いものや必要なものを選び取ること。

由来

「取捨」は良いものをとって、悪いものを捨てること。「選択」はより良いものを選び出すこと。

はっきりと元になった故事があるわけではないが、この概念時代は古代の中国では自然とあったものである。この場合の取捨とは単純に良い物と悪い物というものを指すばかりではなく、良い人材、悪い人材と人のことを指したり、城などの拠点を地理的に考えたりする場合など様々なものを指すことがありました。特に古代中国では優れた部下を持つということが何よりも重要視されていました。確かな戦略眼を持つ知恵者、敵を打ち破る豪傑など良い人材を君主たちはとにかく手に入れたがったのです。しかし数多くいる部下の中からそういった優れた人を探し出すのは大変なことでした。そこで君主は人を見る目というものが必要になり、また、必要か不必要かを判断する決断力も求められたのです。

日本でも権力者などは取捨選択を正しくできるかどうかが生き残れるかどうかの分かれ目でした。何を得て、何をあきらめるかを正しく判断できたものだけが権力を保持できたのです。

意味の変遷

現在においても必要なものと不必要なものを選び出すという意味で取捨選択という言葉は使われています。特に数多い選択肢の中から選びぬかなければいけないときなどに使われる言葉です。

しかし一部のビジネス用語として「取」と「捨」を逆にして考えるべきだという「捨取選択」という言葉が使われることもあります。これは良い条件のものを確実に抑えてから悪いものを捨てるという考え方を戒めるものです。たとえば、良い取引先が見つかったから以前から取引していた会社と縁を切る、ということであったり、次の転職先が決定したから現在の勤め先を突然辞めるということを考えていてはいけないということです。特に経営する側は常に取捨選択を求められていることが多くあります。
しかし時には何かを得るためには先に何かをあきらめなければいけないこともあるということを伝える言葉となっているのです。

使用法、使用例

「うわ、あの宝石もいいな。金貨も欲しいし、王冠も捨てがたいな。」
「おいおい、持って帰れるのは一つだけだ。取捨選択を間違わないようにしなよ。」

類似した意味のことば

「選りすぐり」「精選」などは色々あるなかから大事なもの(良いもの)を選び出す、という意味で同様に使われることがあります。

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