ガーデニング

ヤブコウジの鉢植えでの育て方は簡単?

2018-11-14

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千両」や「万両」は有名ですよね。お正月になると縁起のいい植物として重宝されますね。「ヤブコウジ」も別名「十両」とも呼ばれていてやはり縁起のいい木です。

他にも「カラタチバナ」は「百両」、「アリドオシ」は「一両」などとも呼ばれています。日本にはこうした縁起のいい木があります。自分で「ヤブコウジ」を育ててお正月に飾ってみるというのはいかがですか。

あまり知られていない「ヤブコウジ」の特徴と育て方についてご紹介したいと思います。

ヤブコウジは小さなサイズが特徴

千両」や「万両」と比べて「十両」の「ヤブコウジ」は背丈が10〜30cmと小さいのが特徴です。日本でも自生している木で日陰でも育ち、寒さ、暑さにも強く育てやすいサクラソウ科の低木です。常緑で背が低くて日陰でも大丈夫なことでグランドカバー的に植える人もいます。

自生していますので山間の地面から小さく伸びた「ヤブコウジ」に赤い実が付いた姿を見つけることができます。別名を「ヤマタチバナ(山橘)」とも言われていて「百両」の「カラタチバナ(唐橘)」に対して山に自生している「タチバナ」ということで呼ばれているようです。かわいらしいサイズの野趣あふれる「ヤブコウジ」と言えます。

古くから「ヤブコウジ」は、日本で愛されていて江戸時代に斑が入った葉が観葉植物としても人気となってたくさんの品種が作られています。

斑入りの美しい葉などを鑑賞するものとして人気の品種がたくさんあります。小さい「ヤブコウジ」の木ですが、赤い実だけでなく葉の模様なども鑑賞することができ、明治時代には一大ブームが起きたこともあるくらいです。

鉢植えでの育て方は簡単?

日陰でも育ち、庭植えでも半日陰や日陰によく植えられます。鉢で育てられる場合は、季節によって場所を移しながら育てるのもいいとされています。

暑い夏は日陰に鉢を置いて、春や秋は半日陰、冬は風通しのいい日当たりがいい所と移して凍らないような場所で育てるのもコツです。鉢植えならではの育て方と言えますね。

小さい「ヤブコウジ」ですので鉢植えで育てるのも育てやすくていいですよね。

また、鉢植えの場合には室内で育てることも可能です。室内の場合は日当たりのいい窓辺に置いて育てましょう。

病気や虫の害にあまりあわないのも育てやすい「ヤブコウジ」です。

間延びしたら剪定も

ヤブコウジ」を育てていると数年経ってくると枝が伸びすぎるようになります。また下葉がなくなってしまいます。

その場合には3月〜4月に5cm程度になるまでに剪定してしまうのがおすすめです。そうすることでまた新しい葉が茂ってきて美しい元気のある樹形になります。

そのまま放置していても30cmほどにしか大きくならない「ヤブコウジ」は、茎は枝分かれせずに地下茎で伸びていく特徴があります。そのために低い木の「ヤブコウジ」をグランドカバーとして使うことができるのです。和風の庭のグランドカバーにはおすすめの木です。

縁起のいい赤い実を楽しむには?盆栽もおすすめ

万両」「千両」「百両」「十両」「一両」と縁起のいい赤い実が特徴ですが、「ヤブコウジ」の赤い実も晩秋から冬に実を付けます。耐寒性があり、冬の時期に赤い実を付けてくれることは見つけた時に嬉しいものですよね。縁起がいいとされるのもわかる気がします。

グランドカバーにしていても常緑で冬になると赤い実が楽しめますので楽しみがあっていいものです。

育てやすい「ヤブコウジ」は、鉢植え寄せ植えにして楽しんだり、盆栽風に仕立てて楽しむのも風情があります。

ただ盆栽で育てる場合には根腐れにも注意が必要です。磁器で作られた鉢は通気性が悪いためにできれば陶器の鉢などの方が通気性があっておすすめです。受け皿などもあまり敷かない方が鉢植えの育て方としては根腐れしにくくなりいいでしょう。それらに注意をしてかわいい「ヤブコウジ」を盆栽で育てて日本らしい楽しみを味わってみてはいかがでしょうか。

日陰で育つヤブコウジは日焼けに注意

日陰でも育つ「ヤブコウジ」は葉っぱが日焼けしやすい特徴もあります。鉢植えの時などは日差しを少し避けてあげるのも育てるコツです。せっかくの美しい葉ですので気を付けて育ててあげましょう。

美しい葉を観賞するために日差しと葉の状態を見ておくことも大切です。

小さくて縁起のいいヤブコウジは鉢植えでも楽しみに

いかがでしょうか。縁起物として赤い実をつける「ヤブコウジ」は好まれます。小さなために盆栽風に楽しんでも素敵な楽しみ方です。日本に自生していますので育てる環境的にも育てやすい「ヤブコウジ」です。

夏に花を咲かせ、お正月に「ヤブコウジ」の赤い実がなった縁起物の鉢を玄関などに飾ることができたら嬉しいですよね。庭のない方も斑入りなどの美しい葉っぱは年中楽しめますので小さくてかわいい「ヤブコウジ」を鉢植えで育ててみるのもおすすめです。

冬に赤い実をつけるヤブコウジ(十両)の魅力と育て方

花の少ない冬に、緑の葉を茂らせて、鮮やかな赤い実がたわわに実っていると、冬枯れたお庭が色づきます。
お正月に縁起の良い植物として、「赤い実を飾る」といえばまず思い浮かべられるのは、「千両」「万両」ですが、ヤブコウジも別名が「十両」で、同じように赤い実をつける縁起の良い植物として古くから親しまれています。

千両」「万両」などとヤブコウジ(十両)の違いや、ヤブコウジの魅力をご紹介していきましょう。

ヤブコウジ(十両)と百両・千両・万両、一両・億両もある?

十両から万両まで、お金の名前がついた植物ですが、十両は「藪柑子(ヤブコウジ)」、百両は「唐橘(カラタチバナ)」の別名があり、十両・百両・万両サクラソウヤブコウジ属ですが、千両だけセンリョウ科センリョウ属です。

これらは、7〜8月頃に白い小さな花が咲き、12月ごろから冬の間に赤い実が実り、鳥に食べられなければ春まで実は残ります。
白い実がなるものや、黄色い実がなるもの、白や赤の斑入りの葉のものなど、バリエーションもあります。

千両は、葉の上に向けて実をつけるので、鳥に食べられやすく、たくさんついた実が少なくなるので「千両」、万両は葉の下に実をつけ、鳥に食べられにくいので、実がよりたくさん残るから、実りが多いという意味で「万両」と言われています。
「百両」「十両」は、千両万両より背が低くて、実の量がもともと少ないことから、少なめのお金の名前がつけられています。
百両よりも十両のほうが背も低くなります。

葉っぱの縁を見ると、万両はウエーブが入っていて、千両はぎざぎざがあり、百両はツルンとしていて、十両はギザギザがあります。

この他に、アカネ科のアリドオシは「一両」の別名がありますが、これは10月頃に実がなります。
ミカン科ミヤマシキミ属の「深山樒(ミヤマシキミ)」は、万両よりも実が大きいので、「億両」呼ぶようですが、「万両」と称して流通していたこともあり、「億両」の名前はあまり定着していません。
ミヤマシキミも10月頃に実がなります。

ヤブコウジは(十両)は万葉集の「山橘」

ヤブコウジは、日本・朝鮮・台湾・中国に広く自生している低木の常緑樹で、大きくなっても樹高は30cm程度にしかなりません。
ヤブコウジは、山林の樹木の下に自生しているので、直射日光が苦手で、日陰〜明るめの半日陰といった場所で育つ植物です。

ヤブコウジは、茎が枝分かれせず、地下茎を伸ばしてその先に新しい茎が生えてきます。
横へ横へと新しい茎が増えていきます。
横にふえていくものの、成長はゆっくりで、茎そのものはあまり枝分かれしないので、剪定の必要はなく、間延びした枝だけを切り落とします。

ヤブコウジは、万葉集に「山橘(ヤマタチバナ)」として、すでに歌に詠まれていて、古くから親しまれています。

江戸時代の寛政年間、葉に斑が入るヤブコウジが好事家の間で流行し、ヤブコウジの品種改良が進みました。
明治20年頃から、新潟県を中心に再びヤブコウジの希少種の一大ブームが起こり、明治27年には全国的にブームが広がりました。
この頃のヤブコウジは、好きで育てるというよりも、投機目的で栽培されていて、生産者や愛好家だけでなく一般人も含めて、斑入りの品種や葉の形が珍しい希少種が、争うように、驚くような高額で取引されていました。

ヤブコウジは大きくならないから鉢植えでも庭植えでも

ヤブコウジは成長がゆっくりで、大きくならないので、鉢植えでも庭植えでも育てやすい樹木です。
ヤブコウジは本来、山林の木が生い茂っている中で自生している低木なので、強い日差しが入らないような、ジメジメとした場所に生えています。
そのため、ヤブコウジは強い直射日光と乾燥が苦手です。

ヤブコウジは常緑樹ですが、強い日差しの日当たりが良い場所で育てると、葉やけして葉が赤紫色に変色してしまい、ひどくなると葉が枯れてしまいます。
ヤブコウジは日陰に植えるようにしますが、暗すぎても花や実が期待できなくなるので、明るめの日陰に植えるようにしましょう。

ヤブコウジは腐植質のたっぷり入った、水持ちの良い土を好むので、腐葉土がたっぷり混ぜ込まれた土に植えるようにしましょう。
植え付け・植え替えの適期は、4月か9月ですが、真冬〜春先を除けばいつでも植え付け・植替えができます。

ヤブコウジは、春に実から取り出した種をまいても、夏に挿し木をしてもよく付くので、増やして楽しむこともできます。

ヤブコウジは乾燥しすぎると枯れる心配がありますが、ずっと湿っていても根腐れしてしまいます。
鉢植えの場合は、表面の土が乾いたらたっぷりと水やりするようにします。
ヤブコウジを庭植えにする場合、基本的には植えっぱなしで、水やりの必要もほとんどありませんが、乾燥に弱いので、乾燥が強いときには水やりをするようにしましょう。

ヤブコウジ肥料をほとんど必要としませんが、全く肥料をあげないと実つきが悪くなるので、2月と8月に緩効性化成肥料を少量まいておくのがおすすめです。

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