ガーデニング

常緑で花が絶えないアイビーゼラニウムをお庭に

関連キーワード

アイビーゼラニウムは、南アフリカ原産のペラルゴニウム属「ペルタツム」の品種改良から生まれた園芸品種の総称で、葉っぱの形がアイビーに似ていることから「アイビーゼラニウム」と呼ばれています。

多肥を好み、成長の早いアイビーゼラニウムは垂れ下がる性質から、ハンギングバスケットなど、垂れ下がる特徴を生かした栽培が適しています。

アイビーゼラニウムはゼラニウム属ではない

ゼラニウムの原産地は南アフリカやオーストラリアなどで、約280種類が分布しています。もともとはゼラニウム(ゲラニウム)属に分類されていましたが、現在はゼラニウム属とペラルゴニウム属に分けられ、一般にペラルゴニウム属に分類された植物の方が「ゼラニウム」とよばれていて、むしろゼラニウム属に分類された植物の方がゼラニウムとは呼ばれていないというちょっとややこしい分類になっています。

アイビーゼラニウムも葉っぱがアイビーに似ていることからこの名前で呼ばれていますが、ゼラニウム属ではなくペラルゴニウム属に分類されています。アイビーゼラニウムの性質は他のゼラニウムと同じですが、つる性なので、垂れ下がって育つ特徴があります。

アイビーゼラニウムは常緑で四季咲き

アイビーゼラニウムは真夏を除いて、4〜11月まで花を楽しめる、開花期間が長い花です。アイビーゼラニウムは寒さにやや弱く冬越しは0℃以上の温度が必要なので、暖地では屋外で越冬も可能ですが、寒冷地では冬季は室内に取り込んで管理する必要があります。

冬でも、室温が高く日照条件が良ければ花を咲かせ続けるので、明るく日当たりの良いあたたかい室内で管理することで花を通年楽しむことも可能です。

斑入りものなど、美しい葉が常緑のため、花のない時期でも観葉植物として楽しむことができますが、株が混んでくると株元の方の葉が黄色くなって枯れこみやすく、茎ばかり伸びて葉のない部分が広がりやすいので、その場合は剪定して形を整えなおす必要があります。

アイビーゼラニウムは土を乾き気味して

アイビーゼラニウムは土が乾燥気味の状態を好むので、水のやりすぎに注意しましょう。水をやり過ぎないために少しだけ水やりするのではなく、水やりする間隔を長めに取ります。

表面の土がしっかり乾いてから株もとから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりし、鉢皿に水をためないように注意します。屋外で管理するときは、雨水が当たらないところで管理する必要があります。

冬、気温が下がって花がなくなっているときは生育が止まっているので、春から秋よりももっと土が乾くまで待ってからしっかりと水やりをするようにして、水やりしない期間を長めにとります。

アイビーゼラニウムの日常管理

アイビーゼラニウムは春から秋にかけて日当たりの良い屋外で管理すると花をたくさんつけますが、真夏は花を咲かせなくなり、日当たりがよすぎると葉焼けしてしまうので、真夏だけは明るい日陰で管理します。

アイビーゼラニウムの花の色が変わってきたら花が終わっているので、花茎の付け根から花殻を取り除くようにします。ハサミを使わなくても根元から簡単に折れるので、枯れて黄色くなった葉とともに見つけたらすぐに取り除くようにしましょう。

アイビーゼラニウム肥料食いなので、開花期間中は週1回水代わりに規定濃度に薄めた液体肥料を与え、株元には緩効性化成肥料を毎月ひとつかみまいておきましょう。真夏と、冬開花していないときは肥料を与えると弱ってしまうので与えないようにします。

アイビーゼラニウムの切り戻しと挿し木

アイビーゼラニウムを育てていて、株元の部分の葉が少なくなって茎が間延びして形がぼさぼさしてきた時は、伸びすぎた枝を切り戻して形を整えなおすことができます。大胆に切り戻すことで脇芽がでてきて、こんもりとした枝数の多い形になります。

剪定の適期は夏前の6月と秋の9月なので、このとき切り落とした枝を挿し木に使うことができます。

アイビーゼラニウムを切り戻すと切り口に近いところの節のところから新芽が伸びてきます。すでに新芽が出ている場合はその上で、新芽が出ていないときは下の方の節の上で切り落とします。

突出して伸びている枝や、株が混みあっているところを切り戻していくことで、形を整えて風通しを良くすることができます。

切りとった枝は葉数を3枚程度にしたら水につけないで、切り口を半日〜1日乾かしてから水で湿らせた苗床に挿して挿し木します。苗床の土は赤玉土・バーミキュライト・種まき用土などが適しています。水切れしないように管理して1か月後、ある程度成長しているものは鉢に植え替えて育てます。

アイビーゼラニウムは毎年植え替えて

アイビーゼラニウムは生育が旺盛なので、できれば二回り大きな鉢に、毎年植え替えるようにしましょう。植え替えの適期は春ですが、生育が弱まる真夏と真冬以外であればいつでも植え替えが可能です。下の方の葉がどんどん黄色くなってきて、鉢底から根が伸びているようであれば植え替えのサインが出ています。

同じ鉢に植え替えたいときは古い土を1/3まで落としますが、そうでないときは傷んだ根や土を軽く落として新しい土で植え替えます。培養土にパーライトやバーミキュライトなどを混ぜて水はけをよくしたものを使うと管理がしやすくなります。アルカリ性を好むので、庭植えするときは庭土に少量の苦土石灰を混ぜておくと根付きやすくなります。

▲ページトップ