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リプサリスは室内栽培に最適! 丈夫で育てやすいリプサリス。

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リプサリスは、表面がつるんとしているものと表面に毛がびっしり生えているものの2種類があり、成長の仕方も上に伸びるものと、だらんと垂れさがるものの2種類があり、花も咲く育てやすい植物です。

ナニコレ?と言いたくなるような不思議な植物ですが、実はサボテンで、「ジャングルサボテン」という別名もあります。ほぼほったらかしで通年室内栽培できる育てやすさが魅力です。リプサリスの育て方や上手な管理方法をご紹介していきましょう。

枝分かれして伸びていく【リプサリス】

リプサリスはブラジル原産のサボテン科の植物で、先端が枝分かれしながら伸びていき、上に伸びる品種と垂れ下がる品種があり、垂れ下がる品種もはじめは上に伸びていきますが、伸びていくにつれて自分の重さのためにどんどん垂れ下がっていきます。

本来は、木々が生い茂って直射日光が当たらない高温多湿の熱帯雨林の中で、木や岩などについて育つ植物なので、ある程度日が当たる環境であれば室内で通年栽培が可能です。

寒さに弱いため5℃以上の環境で育てる方がいいのですが、冬、禁水気味に育てると冷蔵庫内が暖かいと感じるような環境でも何事もないかのように育つ丈夫な植物です。

春になると白や黄色の花を咲かせ、実をつけると種が取れ、種から増やすこともできますが、発芽率は高くありません。

リプサリスの日常管理と水やり

もともとリプサリスは直射日光が嫌いな植物なので、元気がないときに外に出して日に当てるとてきめんに弱ってしまいます。光がほとんどささないようなところでは育ちにくくなりますが、明るい室内であれば問題なく育ちます。

リプサリスは肥料がほとんどない状態でも簡単には枯れませんが、肥料分が少なすぎると、花が咲かないことがあります。
しかし、肥料をあげすぎると徒長するばかりなので、肥料は控えめに、観葉植物用の緩効性化成肥料を株もとに置く程度にしましょう。

リプサリスの水やりは、表面の土がカラカラに乾いたら株元からざっと鉢底から水が抜け出るまで水やりし、水をしっかり切っておきます。
表面の土が何日もカラカラでも簡単には枯れませんが、始終霧吹きで土に水をかけたり、ちょっとだけ毎日水を与えてみたりすると直ちに枯れてしまうので注意しましょう。

真夏に暑すぎると休眠してしまうことがあり、その場合は水やりしないでカラカラの状態で涼しくなってくるまで水やりを控えた方が生育がうまくいきますが、冷暖房が完備された室内では、春と同様に土がしっかりと乾いてから水やりをします。

冬季のリプサリスの管理は基本放置

冬季は葉水を与えるとほこりが取れてよいといわれることもありますが、室温が低い場合は枝の表面の水も乾きにくいので、水を吸わない休眠中のリプサリスには不適切なので、葉水は室温がかなり高めの場合のみにした方がよい状態で管理できます。

冬季でも温度がある程度ある環境の場合、禁水にせず水やりが可能ですが、夏の暑いときと同じように土の乾燥がより進んだ時のみにして、水やりするなら鉢底から抜けるまで水やりし、水残りがないようにして、メリハリのある水やりを心掛けます。

寒冷地の暖房が不十分な環境下でも、禁水して水やりをせずに冬越しさせると、5℃を下回る温度環境でもよい状態で冬越しできるのですが、そうすることはつまりは冬場全くの放置で手間いらずで、フェイクグリーンと同様に扱えることになります。それなのになぜ、わざわざ枯れるリスクを課してまで手をかけて水やりしなくてはいけないのでしょう。

冬季の水やりは室温がある程度ある環境の場合は表面の土がしっかり乾いたらたっぷりとあげて、水残りがないように水切りしますが、室温が低い場合は禁水で管理するようにしましょう。

リプサリスの増やし方

リプサリスの成長のスピードそのものはあまり早くありませんが、枝が伸びすぎるとだんだん形にまとまりがつかなくなるので、そんな時は好きなところで切って形を整え、切った枝を挿し穂にすることができます。節のところで切るならどこでも、ハサミでも手でも簡単に切り取れます。

リプサリスは非常に丈夫なので、切り口の乾かし方が不十分でも、からからに乾かした後でも、どちらでも問題なく挿し木がうまくいき、ほとんど失敗することはありません。

リプサリスの挿し木には種まき用土、リプサリスの植え替えでは赤玉石・鹿沼石・パーライトをブレンドしたものやサボテン用土がおすすめと言われていますが、観葉植物用土でも普通の培養土でも、問題なく育ちます。

リプサリスの植え替え

リプサリスを育てていて、鉢の表面に土があまりない状態になってしまったら、鉢にウォータースペースをとる余裕があり、鉢底から根が出ていなければ上に土を加え入れる「増し土」をします。

リプサリスを植え替えるのは、鉢底から根が出てきて、表面の土がカチカチで、水がしみこまなくなってから行うようにしましょう。

1〜2年で植え替えたほうがのびのび育つといい、生育期の春か秋が植え替えの適期です。
根が鉢の中でいっぱいになっているときは軽くほぐして、一回り大きな鉢に新しい土で植えるようにします。

リプサリスにつく病害虫

アブラムシカイガラムシが付きやすいと紹介されていることがありますが、病害虫が付いているのを見たことがありません。すぐ隣の植物にハダニがついても温室コナジラミがついてもリプサリスに被害が及んだことはありません。

多肥にすると植物は弱りやすく、乾燥を好む植物に過剰に水やりをするとやはり弱るので、虫が付くとしたら弱っていて、肥料も水も多すぎる可能性が高いので、水と肥料を控えめにしてください。

カイガラムシは水に弱いので、水を含ませたティッシュでふき取るときれいに取れます。アブラムシ・ハダニ・コナジラミなどは、40℃くらいの熱めのシャワーを強い流量で全体にあてると流れ落ちて、卵もある程度とれるので、繰り返し取り除くようにしましょう。

リプサリスは長年コンパクトに管理できる

画像のリプサリスは、育ちすぎるとバスケットが倒れてしまうので大きく垂れてきたら剪定して形を整えなおしつつ管理しているものと、その剪定枝を、ゼオライトを入れた容器に水を入れたところに切ってすぐ挿し木して育てているもので、バスケットのものは19年、水栽培のものは10年その状態で過ごしています。

バスケットの方は10年前に一度植え替えをしてバスケットに収まる一回り大きな鉢に植え替えましたが、余っていた普通の培養土に植えたように思います。
春先でも週に1回しか水やりしないのに、それも忘れることがよくあるのに枯れないので、世話をしているのにリプサリスが弱ってきて枯れるとしたら、水と肥料のやりすぎではないかと思います。

水栽培の方は、苔が生えてこない限り水は入れ替えず、水がなくなったら足すようにしていますが、腐ることも異臭がしてくることもなく、少しずつ成長しています。
水栽培の方はまだ花が咲いたことはありませんが、バスケットの方は黄色い丸いものが枝の間にぽつぽつついて、それが花になりますが、実になる前に花殻をとってしまうので、実が黄色いかどうかはわかりません。

リプサリスの新芽は黄緑色の細いもので、節の間か先端から伸びてきますが、2本伸びてくるときと1本だけの時と両方あり、徐々に長く太くなってきて、色が濃い緑色になり、長い年月が経った主幹部分は木質化してきました。

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