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2018年は明治維新150年、高杉晋作のゆかりの地、山口県をたどる〜旬のふぐを堪能しながら〜

2017-12-15

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来年2018年で明治維新から150年目という節目の年を迎えます。当時は新しい時代を拓くため、坂本龍馬や桂小五郎、中岡慎太郎など、幕末志士と呼ばれる偉人たちが活躍したと言われています。なかでも高杉晋作は27年という短い生涯の中で、長州藩の尊王攘夷志士として奇兵隊などを創設し激動の幕末を駆け抜けました。

今回は、そんな高杉晋作ゆかりの史跡を巡りながら、彼の出身地でもある山口県の名物・旬のフグと川棚温泉の魅力に迫っていきたいと思います。

山口県萩市生まれの長州藩士・高杉晋作

高杉晋作は代々毛利家に仕えてきた高杉家の嫡男として山口県萩市に生まれました。安政4年(1857年)に吉田松陰が主宰していた「松下村塾」に入門し、久坂玄瑞、吉田稔麿、入江九一とともに松下村塾四天王と呼ばれるようになります。その後藩命で江戸へと遊学しますが、師である吉田松陰が安政の大獄で江戸小伝馬町に捕らえられたことで彼のお世話をすることに。その後帰郷の藩命を受け、江戸を発ったわずか10日後に吉田松陰が処刑されてしまいます。その時の幕府への激しい怒りが、高杉晋作ののちの明治維新への活動の原動力となったと言われています。

山口県萩市には高杉晋作ゆかりの地も多く存在します。まずは若き高杉晋作が生涯の師・吉田松陰と出会った「松下村塾」。吉田松陰を祀った松陰神社の境内にある瓦葺き平家建ての建物で、2015年7月に世界遺産へも登録されています。

萩市南古萩町にある高杉晋作の誕生地を訪ねることもできます。現在はお屋敷の南半分が公開されており、井戸や高杉晋作自作の句碑などが残っています。

高杉晋作誕生地へ赴く際は、近くにある「晋作広場」へもぜひ寄ってみてください。平成22年に建立された銅像で、20歳頃の高杉晋作の、両刀を指し凛々しい面立ちの立ち姿を拝むことができます。広場には高杉晋作が好んだ梅の木も植樹されています。

激動の時代を駆け抜けた高杉晋作。下関戦争に惨敗した結果を受け、山口県下関の防衛を命じられた高杉晋作は町人や百姓による志願兵を集めて「奇兵隊」を創設します。そして藩内クーデターを起こすことになるのですが、その拠点となった下関市長府にある功山寺には、馬上姿の立派な「高杉晋作回天義挙像」が設置されているのでこちらも要チェックです。
第二次長州征伐では事実上幕府軍を敗北させ、幕府の地位を失墜させることに成功しましたが、戦い続けた彼の身体は病に侵され療養を余儀なくされます。その後大政奉還を見ることなく、肺結核でこの世を去った高杉晋作。そんな明治維新の立役者である彼が生涯を閉じた場所も、下関市新地町に石碑として残っています。

偉人たちが愛した川棚温泉

JR下関駅からタクシーで約30分、JR山陰本線で約40分の所に山口県が誇る温泉地、川棚温泉があります。川棚温泉の歴史は古く、およそ800年前にはすでに温泉が発見されており、青龍にまつわる伝説も残っている神秘的な場所です。江戸時代には毛利氏の御殿湯も作られたほか、詩人山頭火もいたく気に入っており、川棚温泉に老後を過ごすための庵を立てる予定だったと言われています。また、1952年に世界的なフランス人ピアニスト・アルフレッド・コルトーが来日し川棚温泉に滞在した際に、ホテルから見える厚島の神秘的な風景に魅了され、永住を望んだそうです。

温泉の効能だけでなく、独特の長閑さを感じさせる雰囲気は川棚温泉ならではの魅力でもあります。また、川棚温泉には温泉旅館だけでなく、山口県の名物料理「瓦そば」の名店も数多く揃っています。

山口で旬のふぐを堪能

山口県の冬の味覚と言えば旬のふぐ。特に下関市は国内のふぐの取扱量が日本一であり、市内ではふぐの名店も多数揃っています。そんな山口のふぐの旬は11月から2月の寒い時期、特に2月頃はふぐも産卵期を迎えるため、身はもちろんのこと美味しい白子を堪能することができます。

ちなみに下関には高杉晋作ゆかりのふぐ料理屋さんもあります。それが明治14年から15年頃より続く老舗割烹「春帆楼」です。現在、春帆楼は高杉晋作が結成した奇兵隊の本拠地、阿弥陀寺の跡地に立っています。さらに春帆楼を開業した藤野みちさんの夫であり蘭医として長州戦争にも参加した藤野玄洋は、生前高杉晋作とも交流があったと言われています。

山口へ訪れるなら今が旬!

明治維新から150年を迎える節目の年となる2018年。この機会に幕末志士・高杉晋作ゆかりの地を辿ってみてはいかがでしょうか。丁度1月から2月頃は下関のふぐも旬を迎えます。巡りの旅で冷えた体を川棚温泉で温めると、より山口県の魅力に触れることができますよ。

また、下関から1時間10分ほど新幹線に乗ると、広島へと向かうこともできます。広島の牡蠣の旬は年明け1月から2月。丁度ふぐの旬の時期と重なります。ぜひ併せて旬の味覚をご堪能ください。

●高杉晋作ゆかりの地

・松陰神社/松下村塾
山口県萩市椿東松本市1537

・高杉晋作誕生地
山口県萩市南古萩町23

・晋作広場
山口県萩市南古萩町11

・功山寺
山口県下関市長府川端1-2-3

・高杉晋作終焉の地
山口県下関市新地町3番 妙蓮寺前

・下関春帆楼本店
山口県下関市阿弥陀寺町4 阿弥陀寺町4?2

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