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臥竜鳳雛、仏教における龍と鳳凰

2017-12-11

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想像上の動物の中でも、特に雄大にして荘厳なのが龍や鳳凰と言った所ではないでしょうか。どちらも想像上の動物ですが、仏教とも関係がありました。

意味など

【読み】
がりょうほうすう、がりゅうほうすう

【意味】
臥竜とは眠っている龍であり、鳳雛とは鳳凰の雛です。「今はまだ潜んでいる優れた才能、もしくは埋もれた逸材のことを指し、臥竜鳳雛と言います。

【類語】
孔明臥竜など。

【用例】
「この学校からノーベル賞を取った人が出た。当時はただの学生で、臥竜鳳雛と言った所だったな」

ガルーダが元ネタ説ありの鳳凰

鳳凰とは、中国における聖鳥です。鳳がオスで、凰はメスに当たります。
日本では一万円札の裏に描かれている鳥で有名ですね。伝承によれば完全な鳥の姿ではないらしく鶏の頭部、燕の脛、蛇の頸、亀の背中に魚の尾を持つ、中国お得意のキメラな姿とされます。五色に輝くとも言われており、「良き天子が生まれる前に現れる」といった伝説を持つおめでたい鳥なのです。結構グルメで、霊泉と呼ばれる甘い水しか飲まない、竹の実しか食べないといった特徴を持ちます。
そんな鳳凰の起源は、インドのガルーダとの説があります。仏教で迦楼羅とされる鳥ですが、性質は全くと良いほど違っていました。
ガルーダはヴィシュヌ神の部下であり乗り物なのですが、ただそれだけではなくナーガ族と呼ばれる蛇や龍(煩悩の象徴)と戦い、食らうワイルドな武人、いや武鳥です。めでたいことの前兆である鳳凰と、煩悩の象徴とされる龍、蛇と戦う迦楼羅は二面性を思い起こさせ、空を舞う鳥の神秘性をより強めています。
仏教寺院においては、平等院鳳凰堂などの屋根に鳳凰の彫刻が見られることでも有名です。

煩悩と神、二つの意味を持つ龍

煩悩のシンボル、龍。時に蛇と同一視されることもあります。
何故、煩悩と呼ばれるのか。それは、蛇が執着心の強い動物だとのイメージから、煩悩と結びつけられたのです。実際にはお釈迦様のご降誕時に雨を降らせ、悟りを開く時も守護をしていました。仏教では龍もまた二面性を持ちます。
時に退治されるべき煩悩として、時に神として祀られることもあるのです。お釈迦様悟りを「蛇が脱皮するような物だよ」と例えました。分かりやすいですね。どこにでも悟りのヒントを見い出せる仏教の柔軟性が伺えます。

まとめ

鳳凰も龍も、共に二面性を持つ存在でした。しかし、いずれも元は雛だったり眠っていたりしてなかなかその能力、真価を発揮しません。あなたの中の龍や鳳凰は、どのような面を持つのでしょうか?

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