四字熟語

まずは気持ちから始める報恩謝徳

2018-02-05

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「タイムセールに間に合わないと思ったけど、信号が青ばっかりで最後の一つが買えた」「具合が悪くて大事なテストを受けられなくなったけど、先生が急用でテスト自体が中止になった」こうしたラッキーな出来事をただ「ラッキー」で済ませず、神仏に感謝することも大事です。
といって、神仏だけに感謝をすればいい、という事でもありません。ごく日常的なことや物、何より人にも感謝の心は重要なのです。

報恩謝徳の意味

【読み】
ほうおんしゃとく

【意味】
恵みや恩を受け、それに対して感謝をし、報いようとすることです。

【類語】
報本反始(ほうほんはんし)など。

【用例】
彼女という素晴らしいパートナーに巡り合えたことに、報恩謝徳の念が絶えない。

因プラス心で恩。「当たり前」のことに感謝する

若者にはモラルがない、とはそれこそ紀元前から言われていたことです。
古代と呼ばれた時代すでに「最近の若者はアカン」と碑文に刻まれていました。「その幸福は何故、どうやって手に入れたの?自分だけの力?よく考えてごらん」こう言われて、素直に「ハイ」と言える人はどのくらいいるでしょうか。子供時代に何の恐怖も感じることなく幸福に過ごせたのは、ひとえに親御さんの力が大きいでしょう。生まれてすぐ捨てられてそのまま死んでしまう子供だっています。
それに比べればはるかに恵まれているのです。親御さんの愛情に感謝をしましょう。
無償の愛とは言え、「当たり前」とされることに感謝をしてこそ、他の事にも感謝の気持ちがわくものです。とは言え、礼儀知らずは若者だけにとどまりません。中途半端に権力を得た、いい年の人物がやりたい放題ということもあります。
こう言った人も、感謝の心は持つべきです。本人の努力と才能だけでなく、苦労時代や今を支えてくれた人がいなければ、どこかでつまずいていたでしょう。
今の自分は決して「当たり前」ではなく、誰かの恩恵があって孫愛するのです。この世界の全ては因果により成立しています。原因があるから結果があるのです。
幸福、恩恵とてこの因果の中に含まれています。「恩」の字は、因と心により成り立っているでしょう。「原因を考える、知る気持ち」と言った意味合いでとらえれば、この字の意味も分かってくるはずです。

あらゆるものに感謝せよ「四恩」

教典により内容が微妙に異なりますが、恩恵の元、つまりあなたの幸福の元となる物を、仏教では四つに分けで四恩と呼びます。
『平家物語』に曰く、天地、国王、父母、衆生の恩。衆生とはあらゆる生物です。植物も含め、全てが平等な命であり、どんな命にも感謝をしなさいとの教えになります。

お陰様の意味

「お陰様で」と挨拶代わりに言うことがあります。この「お陰様」は元々神仏によるご加護を表す言葉でした。
このお陰様には「皆何らかの縁で繋がっていますよ」という仏教の考えが含まれています。一説には木の陰が語源とされるのをご存知でしょうか。
大きな木は時に雨宿りや真夏の陽光を避ける傘にもなってくれるのです。当たり前のように木陰に駆け込むだけではなく、「ありがとう」とそっと感謝の意を述べましょう。

まとめ

お釈迦様は言いました。「恩を感じない者は畜生にも劣る」と。『鶴の恩返し』の童話でも分かる通り、動物も恩に報いようとするのです。
より深い心を持つ人間だと自負するなら、恩を感じて感謝をしましょう。そしていずれはその恩に報いることを考えるのが理想です。

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