感染症

インフルエンザに罹ってしまった場合、症状改善に効果的な食べ物

2018-03-05

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罹ってしまったら、とても辛い症状が様々起こるインフルエンザ。
具体的な症状には食欲不振、嘔気、嘔吐もあります。
そんな状態の中では、「食べたくない」と思われる方が多いのではないでしょうか?
無理して食べることは症状を増悪させてしまうことがありますが、全く飲まず食わずの状態が続いても症状は増悪の一歩をたどります。しかし、あまりの体調の悪さから「本当に食べていいの?」という疑問を持たれる方もいると思われます。

今回は症状改善に効果的な食べ物や食べ方を紹介していきたいと思います。

インフルエンザ発症前の食事

どの病気にも共通して言えることですが、バランスがよく十分な栄養と睡眠をとることで、体力が回復し、免疫力を高めることができます。
そのため、普段の生活においてもバランスのいい食事を規則的に3食、朝、昼、夜と食べることが大切であり、十分に睡眠をとることが必要と言えます。不規則でジャンクフードのみ食べるといった食生活は、生活習慣病のみならず、多々ある感染症にも罹りやすくなると言えます。
また、寝不足になると自律神経が乱れ、疲れがとれなくなり、免疫も十分な働きをすることができなくなります。栄養をとったら、睡眠で体中に栄養を行き渡らせて、発症予防していきましょう。
インフルエンザ流行期は決まって寒くて乾燥する季節です。水分を多く含み、体を温めることができる食事がインフルエンザ予防のためによいと言えます。
例えば、鍋料理やおでんなど、野菜、動物性たんぱく質、植物性たんぱく質、炭水化物がバランスよく含まれる食べ物が予防に効果的です。

インフルエンザによる発熱、食欲不振時の食事

インフルエンザが発症してしまうと、辛い数々の症状がでてきます。
発熱や食欲不振は倦怠感を強く感じさせ、寒気や悪心といった症状の引き金になります。発熱は免疫力を活性化させる効果と、ウイルスを不活化させる効果があり、感染症を治すための防衛反応と言えます。
そのため、自己判断で薬を使用して無理矢理解熱させることは症状を悪化させることにつながってしまいます。食欲不振も体温を上昇させている最中は、胃腸機能が低下するため起こる症状と言えます。
これらの症状が現れた時、「食べたらウイルスが元気になって症状が悪くなるのでは?」という疑問を感じるかと思われます。結論として、消化しにくい食べ物は、胃腸機能が低下している状態では、消化吸収しにくいことから体がうけつけないだけであり、食べてもウイルスが活性化し症状が増悪するわけではないと言えます。
むしろ、発熱により水分とエネルギーを大量に消費している状態であるため、適切な水分とエネルギー補給が必要と言えます。そのため、消化吸収がよく、口当たりのよい食べ物をとることが大切となります。また、発熱によって大量の水分を消費するため、脱水症状をとても起こしやすい状態であることから、塩分など電解質を多く含んだ飲料にて十分な水分補給を行う必要があります。例えば、たんぱくを含んだゼリー飲料や、電解質飲料を飲むことで水分補給を行うことが効果的です。
また、おかゆなど消化しやすいものであれば胃腸への負担が少ないため、体がうけつけやすいと言えます。
エネルギー補給のため、炭水化物をとることも効果的ですが、甘すぎるお菓子類は胃腸に負担をかけるため、たくさん食べるのは避けたほうがよいと言えます。
症状の現れ方は個人差が大きいため、食欲不振の症状がない人は、普段通りの食事をしても問題ありませんが、脱水症状は発熱がなくても起こる可能性があることから、水分は十分に補給していく必要があると言えます。

インフルエンザから回復してきたときの食事

発熱も落ち着き、辛い症状の数々も落ち着いてくると、少し体が楽になってきたと感じますが、疲労感がでる傾向があります。発熱することで、大量の水分とエネルギーを消費しているわけですから、極端な例をあげると、食事をとる時間もないくらい忙しい労働を何時間も行ったのと変わりない状態です。
このような状態では誰しもが疲れて当然と言えます。胃腸も疲れている状態なので、負担の少ない消化のよいものを食べることが望ましいですが、症状回復も個人差が大きいので、解熱後すぐに「焼肉を食べたい」と思う人もいます。食べられるのであれば、食べて問題ありませんが、油分を極端に多く含む食材は消化吸収しにくいため避けることが無難です。鍋料理や、鍋焼きうどんなどの煮込み料理が消化吸収よく、バランスよくエネルギーもとれるため効果的と言えます。
また、水分摂取も忘れずにいつもより多めにとるようにしていきましょう。発熱による不感蒸泄上昇、発汗のみではなく、咳、鼻水でも水分は大量に失われますし、乾燥によっても水分は常に多く失われています。普通に食事ができるのであれば水で問題ありませんが、あまり食欲がないのであれば、電解質飲料で水分補給を行っていくことが望ましいと言えます。

まとめ

インフルエンザの感染、発症、治癒時における望ましい食事について紹介しました。

冬になると「鍋料理がいい」と昔から言われるのには理由があります。
鍋料理は部屋を暖め、湿度を上げ、色々な食材を煮込むことで栄養価が高く、消化吸収しやすい料理と言えます。さらに、食べることで体温を上げる効果があることから、免疫力を高めることができるため、病気の予防効果が期待できます。
昔からの食に関する風習を見ていくと、「なるほど」と感じるような理にかなったものが多々あります。現代の食生活と見比べてみると新たな発見があるかもしれません。
インフルエンザ予防と早期完治できるような食生活を送っていきましょう。

監修:mikkumikupapa
勤務:行政看護師
専門:小児身体疾患及び発達障害

自己紹介
男性看護師として、病棟勤務の経験は15年。専門は小児科領域。
特に発達障害を抱える子供が二次的障害を引き起こし、入院治療が必要となってしまったケースへの治療と看護について経験と学びを深めてきました。
現在はその経験を活かし、乳幼児に関わる行政看護師として勤務しています。保育園を兼ねた職場であり、日々元気な乳幼児と関わりながら、保護者へ流行りの感染症や予防方法、成長発達に関わることなど多岐に渡る相談を受けています。
自身も3姉妹の父であり、1日中元気な子供に囲まれた生活を送っています。

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