四字熟語

変幻自在の意味・使い方

2018-03-09

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意味

現れたり消えたりすることが自由自在である様子。
思うがままに変化できること。
変化や変わり身が素早い様子。

由来

思うがままに、自由に姿を変えたり現れたり消えたりすることを言います。これは素早く変化したり現れたり消えたりするという「変幻」と、思うがままに自由にできるという「自在」からできた言葉です。

「変幻」という言葉は江戸時代歴史家であり詩人でもあった頼山陽の「耶馬渓図巻記」に記されています。大分県北部の名勝地とされている耶馬渓についてのことですが、この「耶馬渓」という名称もつけたのは頼山陽とされています。この耶馬渓の景色を見て、霧が晴れたときの様子や進むほどに変化していく情景がまさに「変幻」であるとしたのです。耶馬渓は奇岩があることでも有名ですが、石や岩、樹木、流れる水、草やコケ、そういったものが進むにつれて景色を変化させて頼山陽を驚かせたのです。

このように元は景色が一瞬の間で変わっていく、というような自然に対して使用される言葉でした。それが徐々に素早く行動する人に対しても使用するようになっていったと考えられています。似た表現として「千変万化」「変幻出没」「神出鬼没」などがあり、どれも一瞬の間に変化してしまったり、様々に見た目が変わっていったりすることを表現した言葉となっています。

意味の変遷

素早く変化したりすることは自然に対して使用され続けましたが、現れたり消えたりが素早い人のことを指すようになっていきます。江戸時代ごろには忍者と呼ばれるような人たちがまさに変幻自在の行動をとっていました。素早く行動したり、変装をしたりしていたのです。

現在では手品師、マジシャンと言われるような人たちが素早く変化したり変装したりすることで変幻自在と呼ばれることがあります。また、サッカーやバスケットボールのような球技で球を変幻自在に扱う、ということもあります。これは思うままに扱う、という意味でが強いようです。

他には映画などに登場するスパイや探偵など巧みに姿を出没させたり、素早く服装を着替えたりして見た目を変化させるような人に対して使用されています。そういった意味ではかなり幅広い意味で使用されている言葉だと言えます。

使用法、使用例

「あの一人芝居の人だが、すさまじい早さで衣装を替えているな」
「ああ、あの早さはまさに変幻自在だ。どうやっているんだろうな」

似た意味の四字熟語

「千変万化」「変幻出没」「神出鬼没」

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