手芸

大人女子におすすめの趣味と言えば「刺繍」その楽しさと魅力を知りたい!

2018-03-07

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刺繍」は、手芸の中では定番的な存在です。学校の家庭科の授業以来、やったことがないという初心者さんから、仕事や趣味として刺繍歴の長いベテランさんまでもがそれぞれ楽しむことができる趣味として、人気があります。その魅力のひとつとしては、針と糸、布などの数少ない材料だけ用意すれば、誰でもすぐに気軽に始めることができる点にあるのかもしれません。

その上、刺繍は、子供からお年寄りまで、いくつになっても楽しむことができる趣味といえるでしょう。遥か昔から世界中、様々な場所で愛され続け、その地独自の発展を遂げている刺繍。そこで今回は、大人の女性が楽しめる刺繍の魅力はどこなのか、さまざまな種類や、基本的なステッチのやり方などについてご紹介していきましょう。

刺繍の種類とその特徴

刺繍歴史はとても古くからあり、古代エジプトではすでに刺繍の衣類をまとった人々のミイラや、品々が数多く発見されています。一般的に良く知られている刺繍の種類をいくつか挙げていきましょう。

ヨーロッパ刺繍歴史ある有名な刺繍と言えば、ヨーロッパ刺繍が思い浮かびます。古代エジプトのピラミッドなどからも刺繍された布が発掘されており、そのころからすでに刺繍は行われていたことがうかがえます。様々なステッチとカラフルな糸を使った繊細なデザインだけでなくラフでカジュアルな仕上がりのものまで多彩な種類があり、その数は約100種類を超えるでしょう。

フランス刺繍フランス刺繍は、ヨーロッパ刺繍の手法が、ローマ時代からビザンチン時代を経て、フランス独自の進化を遂げていったものです。17世紀になると、フランス宮廷にて家具やカーテン、そして衣服へ刺繍がされるようになっていきました。たくさんの色糸を使用することで、カラフルな花束や花のモチーフを使って作品をデザインすることも多いようです。点、線、面を意識しながらいろいろな刺し方を使って作品を作り上げていく楽しみがあります。

・リボン刺繍…西ヨーロッパでは、19世紀ころまでの貴婦人たちはリボン刺繍と呼ばれるリボンのモチーフが付いたデザインの衣類をまとっていました。もとはイタリアのボローニア地方より始まったリボン刺繍は、フランスへと移って多くのリボン刺繍を生み出していきました。

・スウェーデン刺繍…スウェーデン刺繍は、針の先が曲がったスウェーデン針と呼ばれる特殊な針を使って、規則正しく縫い目をひとつひとつ数えながら刺して作っていく刺繍です。その模様は、階段状に布目を上下しながら刺していくのが特徴と言えます。

中国刺繍中国刺繍歴史は3000年とも言われており、少数民族や、漢族などそれぞれ特徴的な刺繍が古くから刺されているのです。漢族の4大刺繍と呼ばれるものは江蘇省蘇州の蘇繍、湖南省の湘繍、四川省の濁繍、広東省の粤繍に分けられます。龍やトラなどとても細かく繊細な作品は、一見、絵画のように見えるほどに精巧に刺されているので、芸術的作品としても価値がありそうです。

・日本刺繍…日本でも東京で作られる江戸刺繍、金沢では加賀刺繍と呼ばれ、古くから親しまれていました。京都で作られる京繍は伝統工芸と認定されているのです。このほか絽刺しと呼ばれる手法は、皇室や大名家、将軍家などの女性たちによって受け継がれる刺繍でしたが、残念ながら現在は、この技術を持つ人が国内に少数しかいなくなってしまいました。

・レジュール刺繍フランス刺繍の一種で、薄い布に透けて見える特殊な刺繍の技法で、シャドウステッチを主に使って刺していく優しい仕上がりのデザインです。ほかにもパンチワークと呼ばれる薄手の麻などで作るものや、透かし模様を作っていくアジュール刺繍を3つ合わせて組まれるものをレジュール刺繍と呼んでいます。

ビーズ刺繍…ビーズやスパンコールなどを刺繍に縫いつけていくビーズ刺繍。刺し方には特に違いもなく、ヨーロッパ刺繍などの刺し方を使っていきます。

・スモック刺繍…17世紀頃から始まったと言われており、衣類や女性用下着などによく使われていたようで、スモック、スモッキングとも呼ばれます。現在でも北欧や東欧の民族衣装として愛され続けている刺繍なのです。

・キャンバスワーク…キャンバス地という布を使って土台にします。これは、布の目を数えながら土台の糸が見えなくなるように刺していく方法です。糸の太さを土台の布に合わせてバランスよく隠すようにさまざまなパターンを使って刺していきます。

・ニードルポイント…メッシュ布を土台に使用して、毛糸を使い全体を埋め尽くすように刺していくのがニードルポイントと呼ばれる手法です。北欧風のデザインが最近人気です。

・アップリケ…衣類やバッグなどにフェルトやそのほかの布を刺繍のステッチで縫い付けていくこと。布の種類によって縫い代の処理も変わってきます。最近のミシンでは簡単にアップリケが作れるものもあるようです。

刺し子刺し子は日本の東北地方で作られていた刺繍。寒さに耐えるために布を重ねて縫い、布の補強もかねていました。その種類は、津軽のこぎん刺しや南部菱刺し、秋田では庄内刺し子が3大刺し子として有名です。こぎん刺しや南部菱刺しは、幾何学模様をもとに刺していく刺し方です。庄内刺しは、その基本的な刺し方だけでも40種類以上。綿生地の中でも目の細かいものに刺繍していき、幅広い刺繍を楽しめます。

刺繍を始めるには?用意する道具と材料

刺繍を始めるには、まず道具と材料を用意することが必要です。初心者に必要な最低限のものをピックアップしました。

・布…天然素材や化学繊維など様々な布へ刺繍できます。木綿や麻、シルク、ウールなどの天然素材のほかにも、化学繊維ならレーヨンやポリエステル、アクリル、ナイロンポリウレタンなどにも刺せるでしょう。一般的に初心者向きなのは、クロスステッチに適したジャバクロス、オックスフォードなど特殊な織り方の刺繍用の布もあります。これらは比較的、縫い目を数えやすく、失敗してもやり直しがしやすいため、慣れないうちはおすすめです。
そのほか、仮縫いによく使われるシーチングという布も、値段が手ごろで硬さもちょうど良いので初心者さん向けの布としておすすめできます。

刺繍針…刺繍針は刺繍に適した針で、糸が通しやすくなるように針穴が大きくなっており、いくつかの種類があります。

1.クロスステッチ針…クロスステッチ針は先が丸く、キャンバス地やジャバクロスなどに刺しやすくなっています。24号、20号、16号など太さや長さの違うものを何本か用意しておきましょう。

2.フランス刺繍針…針先がとがっているので、目の細かい布地に刺すのに適しています。大体の目安として見ていきます。5番・6番(25番糸を3~4本どり程度)、4番・3番(糸5~6本程度)、2号(糸6~8本程度)ですが、お好みで調整して使いましょう。

3.とじ針…毛糸用の太めのものや刺繍用の細いものまで、いろいろな太さや長さがありますので、糸の種類や太さによって使い分けましょう。

刺繍糸…刺繍糸のおすすめのメーカーはオリムパス、コスモ、DMCなどで、一般的によく使われるのは5番や25番です。刺繍糸にはほかにもタペストリーウール(ウール100%)やアブローダー、ラメ糸、こぎん糸など、刺繍の種類によって専用の糸がある場合もあります。

刺繍枠…刺繍枠は、大小セットで組み合わされた丸い枠の間に布地の刺繍したい場所を挟み込み、固定するものです。木製やプラスチック製などでカラフルなものもあります。大きさは10センチ15センチなどが一般的ですが、手芸専門店には様々な大きさがあるようなので、自分の作りたい作品や、その使い勝手によって自分に合ったものを選んでいくといいかもしれませんね。選ぶ際のポイントは、調節する金具がしっかりしたものを選ぶようにします。

ほかにもあると便利なものには、糸通し、チャコペーパーやチャコペン、布用はさみや糸切りはさみなどが挙げられます。刺繍の道具や材料は、ある程度のものなら100均ショップで手に入ることもあるようです。しかし、やはり手芸専門店へ出向いて、そこで店頭に並ぶたくさんの種類のカラフルな糸や、さまざまな布、使いやすそうな便利な道具などを目の当たりにするだけで、テンションが上がってくるので、ぜひ一度行ってみるといいでしょう。

最初に目指す刺繍作品は、いきなり難しいデザインや、大きな大作を狙わずに、まずはハンカチにワンポイント刺繍やアップリケをするなど、ハードルの低い簡単なものから始めるようにします。そこから、徐々に難易度を上げてステップアップしていくほうが、途中で嫌になってやめてしまうようなことがなく、飽きずに長く続けるコツだと言えるでしょう。実際に、店頭で自分の好きなものを選び、買いそろえていくことによって、さらに制作意欲が強く湧いてくるかもしれませんね。

刺繍ステッチの種類と刺し方

刺繍には、クロスステッチ、チェーンステッチ、ストレートステッチ、ランニングステッチ、バックステッチ、アウトラインステッチ、サテンステッチ、フレンチナッツステッチ、フライステッチなどのほか、非常に多くのステッチの種類があります。そこでまずは、初心者さん向けにおすすめしたい最初に覚えるべきいくつかのステッチのやり方をみていきましょう。

・アウトラインステッチ…縫い目を斜めに刺して、半分ずつ重ねていく方法です。きれいに規則正しく斜めに並んだ縫い目が仕上がります。

・スレッデッドアウトラインステッチ…アウトラインステッチの縫い目の中心から一目ずつ上下に針をくぐらせて波模様を重ねていきます。

・サテンステッチ…サテンステッチは丸やハートなどさまざまな模様や形を、塗り絵のごとく、その面を埋めるように刺していくステッチです。アップリケやイニシャルなどを縫うときにもよく使われていて、覚えておくととても便利です。模様の枠になる部分の裏から針を出して、まっすぐ反対側の線に表から刺して一目、裏から反対側へ針を戻し一目目のすぐ隣に出して、反対側の線に刺すことの繰り返しで、隙間なく面を縫い目で埋め尽くしていきましょう。この時、糸を強く引きすぎると布目がゆがんでしまうことがあるので、緩すぎずきつすぎず丁寧に仕上げてください。

・ロング&ショートステッチ…こちらはサテンステッチと同じように面を埋めていく縫い方ですが、最初の一段目だけを、長い一目と短い一目が交互に繰り返して段差を作るステッチになります。長い目、その半分の目と交互に一段刺していきます。2段目からはすべて長い目で刺すことできれいに面を埋め尽くすことができます。

クロスステッチクロスステッチはその名の通り、縫い目がクロス(X、バツ印)になるように刺していく刺し方です。刺繍の基本中の基本といっても過言ではないくらい、メジャーなステッチなのでしっかりと覚えておきましょう。布の裏側から針を刺して表に出し、その部分が正方形4辺の左下部分になり、基点となります。そこから対角線上となる右斜め上に刺し、裏側から左上に刺し表に針を出します。そこから対角線上の右斜め下に刺して裏側へ、針をゆっくりと引いてクロスステッチが一つ出来上がりました。次の目の左下になる部分からスタートし、同様に繰り返して次の目に進んでいきます。

・チェーンステッチ…チェーンステッチは、仕上がりがチェーンのように輪がつながった仕上がりになります。まず、裏から針を刺して表に出したら、糸をゆるめに輪にした状態で針先を出してきた部分のすぐそばに刺します。そして目の長さにしたいところの裏側から表へ針先を出してきましょう。その時に糸を針の下に引っ掛けてからゆっくりと引いていくことでチェーンのような一目が完成します。これを同様に繰り返してチェーンを作っていくのです。

・ストレートステッチ…図案の通りに一刺しで刺すことができます。様々な長さのまっすぐな線に仕上がります。糸があまりねじれないように丁寧に刺していきましょう。

・ランニングステッチ…右から左へ水平に針を均等の間隔を置いて表から刺して裏から出すことを繰り返していく縫い目です。見た目が点線のように仕上がります。雑巾を縫うときなどによく使われる「ぐし縫い(運針)」とも呼ばれています。

・バックステッチ…バックステッチは、模様の外側になる部分、輪郭の線などによく使われ、一針ずつ後ろへバックして前へ進んでいく縫い方で、仕上がりの縫い目はきれいな線になります。直線や曲線など自由に描くことができます。

・スレッデッドバックステッチ…スレッデッドバックステッチは、バックステッチの応用で、最初にバックステッチを作ってから、その縫い目一目の中心裏から針を表面に出し、一目ずつ上下にすくって波模様に糸をくぐらせていく手法になります。同じ色の糸で作っても別の色糸で作っても、雰囲気が変わって、どちらも魅力的です。

・巻きつけバックステッチ…巻きつけバックステッチは、スレッデッドバックステッチとほぼやり方は一緒で、糸をすくうときにバックステッチの目の上から刺して下から出しバックステッチの縫い目に巻き付けるように回転させながら絡めていく刺し方をいいます。

・フレンチノットステッチ…フレンチノットステッチは玉結びの作り方とほぼ同じで、裏から針を出したら、布の糸の根元部分に針を当てたままで、針先に糸を回しかけてから元の出口付近に針を刺すことで結び目を作る方法です。1回巻きと2回巻きでできる玉の大きさが変わります。

・フライステッチ…フライステッチはアルファベットのⅤやYのような形が連続して並んでいるような縫い目を作るステッチです。表に針を出した状態から真横に一目、裏へと刺し、ちょうど半分になる部分のちょっと下へずれたところの裏から表へと針を出します。この時に表面に出ている横の糸を針に引っ掛けます。そこから真下にお好みの長さで刺すと一目ができあがります。これを繰り返して波型の模様を作ることもできます。

・ブランケットステッチ…ブランケットステッチはオープンボタンホールステッチとも呼ばれる、基本的なステッチになります。このステッチは、切りっぱなしの布の端部分がほつれるのを防いでくれるので、ぬいぐるみやアップリケなどを作るとき、フェルトを2枚重ねて縫い合わせる際の端部分をこのステッチで縫い合わせることがよくあります。アップリケや小物を縫う際にもよく使うので覚えておきましょう。裏から針を出したら、1ミリほど右側で少し上部分から針を刺し、まっすぐ下に針を出してくるときに元の糸を針の下になるようにかけます。これで一目の完成となります。

刺繍デザインの図案の準備をしよう

刺繍を始める時に、おすすめしたい作業があります。
それは「地ならし」と呼ばれる、布地の補正作業です。これは、布地を使用する前に、布目のゆがみを補正したり、縮みなどによる変形を防ぐために行うものになります。最初に行うことで仕上がりが断然違ってくるので、余裕がある方はぜひ取り入れてみてください。どのようにするのかというと、霧吹きで水をたっぷり振りかけてからアイロンがけをする方法や、「水通し」と呼ばれる、水に浸して洗剤なしで手洗いする方法など、使用する布地の素材や織り方によってやり方が違いますので、それぞれ布に合った方法で行うといいでしょう。

刺繍のやり方というのは、絵を描くのと少し似たところがありますね。最初にどんな模様やデザインにするかをしっかりと決めることから始めましょう。デザインを決めたら、布に直接スケッチしていくか、紙に下絵を描いたものをチャコペーパーなどで、布に転写していきます。布地に下絵をしっかりと書いたり、写したりして、下準備をしっかりとしておくことで、模様や絵柄をより丁寧に刺すことができ、仕上がりがきれいになるのです。

さらにもっと高度なデザインに挑戦してみたいなと思ったら、ベッドカバーやテーブルクロスのように大きな布製ものに、絵柄を描いて気長に刺していくことだってできるのです。何日も、数か月もの長い期間をかけて刺した作品ならば、実際に完成して、仕上がった時の達成感は、非常に大きなものになるに違いありません。

刺繍の下絵となる図案を自分で考えるのは難しいという場合は、下絵を購入することも、ダウンロードしたりもできます。刺繍の本にはもちろん載っていますが、それだけでなく、インターネットで検索してみると、無料の図案がたくさん配布されているのでチェックしてみましょう。日本のものだけでなく、海外のサイトにも素敵な図案が多くありますので、プリントしてぜひ手に入れてください。英語や外国語がわからないという方も、google Chromeなどの翻訳機能を使えば、ある程度の意味は分かるように翻訳してくれるので便利です。

刺繍図案の簡単な写し方

刺繍の図案を決めたら、いよいよ布地に図案を写していきます。その時に使うのはチャコペンシルやチャコペーパー、消えるペンなどさまざまです。いろいろな種類があるので、どれが一番使いやすいのかは、自分で使って試してみてから決めるようにしましょう。

チャコ、チャコペンやチャコペンシルは、布地にそのまま書くことができ、洗うと消えるものが多いです。ほかにも消えるペンという商品は、その名の通り、時間がたつと消えるペンです。オリジナルで刺すときにはこれらの中から、作品や自分に合ったものを選んで使いましょう。

それとは別に、すでに誰かがデザインして公開している図案を、布へと写したいときには、チャコペーパー(メーカーによって名前が違います)がおすすめでしょう。チャコペーパーとは布用に作られた複写紙(カーボン)のようなもので、布の上にチャコペーパーや図案をコピーしたものを置いてなぞると、簡単に布に模様を転写することができます。

・チャコペーパーの使い方
1.平らな平面にカッターボードを敷いてから、その上にチャコペーパーを置き、さらにその上に布、そして図案の印刷された紙の順で置いていきます。この時、気をつけたいのが地の目をそろえることで、カッターボードの上下どちらかの端っこに地の目を合わせて配置したら、その四隅には習字の文鎮など、何か重りになるものを置いてずれないように押さえておくとやりやすくなります。

2.何か先のとがったもの、例えば書けなくなったボールペンや鉛筆、シャープペンシルの芯を出さない先部分などで図案の絵柄を強めになぞっていきましょう。片手でしっかりと押さえながらずれないように丁寧に、図案の絵柄の線を強くなぞるように線を引くようにすべてなぞって写していきましょう。

3.時々、重りを半分だけ外して、下絵とチャコペーパーをめくり、布にきれいに絵柄が描かれているかどうかを確認しながら進めていきます。絵柄を全部写すことができれば、晴れて完成となり、いよいよ刺繍を刺していくことができるようになります。

縫いはじめと縫い終わりの処理はどうするの?

刺繍をするときに何度も繰り返されるのは、針に糸を通す作業です。色を変えるたびに刺繍針に糸を通すのですが、針穴が大きいので意外と簡単にできます。まず、糸を必要分揃えて持ち、糸先1センチくらいの所に針を置き、その中心を基点に2つ折りにし、折り目をしっかりとつけてから、針穴に通すと簡単に通すことができるのです。糸通しを使うともっと簡単に通すことができるので、試してみるといいですね。

刺繍の縫いはじめと縫い終わりは、通常の場合は玉結びを作らずに、糸を始末していく方法を使うことが多いようです。

・線刺しの場合…布地の裏から表へと針を刺して、糸を5~6センチ余分に残したまま、刺繍のステッチを刺していきます。刺し終わった糸は最後に裏側に出して、ステッチの渡り糸へ2センチくらい通してからカットします。縫いはじめの糸も同様に、5~6センチ残しておいた糸を針に通して裏の渡り糸に2センチほど通して余った糸はカットして始末しましょう。

・面刺しの場合…縫い目で隠れてしまう部分へ2~3目を余分に縫ってから、面刺しで刺し始めましょう。最後の糸を裏側に出して、ステッチの裏側の糸をすくい、2回以上の返し縫いをしてとめます。刺し始めに残しておいた糸の始末も同じようにして行いましょう。

刺繍キットならもっと手軽に始められる

刺繍に興味が湧いてきて、いざ始めてみようかなと思ったけど、実際にお店に足を運んで、刺繍糸や図案を用意するのが面倒という人や、忙しくて買いに行く暇がないという人にピッタリでおすすめなのが通販の刺繍セットです。よく知られているフェシリモや千趣会などのお届けセットには、たくさんの種類があるだけでなく、毎月、違う絵柄やデザインのものがセットされて送られてくるので、これから刺繍を始めようという初心者の人にも、刺繍のベテランさんにも人気が高いのです。

一般的に有名な刺繍と言えば、ヨーロッパ刺繍フランス刺繍ですが、それだけでなく、リボン刺繍、スウェーデン刺繍ビーズ刺?などのほか、最近人気の北欧風のデザインや、和風なら刺し子セットなどもあります。内容はセットによってそれぞれ違うものがセットされているので、デザインはもちろん、自分が欲しい材料がきちんと入っているセットなのか、よく確認してから注文するようにしましょう。キットに足りないものは別に注文するか、代用できるものが家に無いのか考えます。また、手芸店にも様々なキットが売られていますし、手芸教室のようなイベントを行っているお店もたくさんあります。まずは近所での開催はないのか、探してみると案外いろいろと見つけられるかもしれません。

刺繍で作る素敵なアイテム

刺繍で作ることができる作品には、本当にさまざまなものがありますね。純白のウェディングドレスに施される美しい刺繍や、様々な国の民族衣装、高級カーテンなどには素敵な刺繍が使われていますよね。和風の作品なら、よく見かける和柄のデザインでは刺し子で作った布巾やハンカチ、手ぬぐいなどがあるでしょう。刺し子は一度覚えてしまえば繰り返しなので気軽に始めやすい刺繍と言えます。

また、アップリケやワンポイント刺繍を小さい子供用のバッグや持ち物にお母さんが愛情を込めてハンドメイドすることも多いでしょう。お友達やお子さん、お孫さんたちと一緒に刺繍を楽しむのも素敵かもしれませんね。刺繍は長く続けるうちに繰り返し刺していくことで、だんだん腕が上がってきますし、仕上がりもきれいになってくるでしょう。せっかくできた作品を自分で楽しむだけでなく、誰かにプレゼントしてみるなどのほか、ちょっとしたお小遣いかせぎに売ることもできるのです。最近はスマホのアプリで写真を撮って簡単に出品することが可能です。ほかにも、売る作品の数がある程度集められるなら、フリーマーケットや地域のイベントに出店してみるのも楽しいかもしれません。

最近ひそかに人気なのは、刺繍を刺した布をカットして作るクルミボタンや、レジンアクセサリーの中に小さな刺繍作品を入れて固めたものなど。ほかにもトートバッグや小物類に刺してみるなど、工夫次第でもっといろいろなアイテムに刺繍を取り入れることができますね。また、布をカットしたものを刺繍で縫い合わせていくというパッチワークキルトにもハワイアンキルトなどのように種類がいくつかあり、それぞれとても奥が深いので、こちらも一度やってみるとはまってしまう人が多いので、とても楽しいのでおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?古くから世界中で、多くの女性たちに愛されて続けている手作業として、定番の刺繍は、手軽に始めやすい点とその奥深さが魅力なのですね。刺繍の作品には、手作りの服やベッドカバー、カーテン、小物に至るまでいろいろな布に刺繍を施すことができます。作品の仕上がりをもっと素敵にすることや、既成の服のイメージをも刺繍をプラスすることでがらりと印象を変えることも可能になってくるでしょう。

まずは書店で市販の刺繍の基本的な本を購入してもいいですし、初心者用のキットには説明書が入っているので、ためしてみてもいいですね。まずはハンカチにワンポイントでちょっとしたイニシャルを刺繍してみるだけでも、その楽しさにはまってしまうかもしれません。

最近はよく、終活という言葉を耳にすることが多くなってきました。最後まで続けることができる、そのようないくつになっても楽しく続けられる趣味としても、編み物刺繍はとてもおすすめしたい手芸と言えるのです。

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