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実は桜? 緑色の珍しい桜「御衣黄(ぎょいこう)」とは

2018-03-12

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桜というとピンク色の花を咲かせるイメージが強いですよね。しかし桜の品種の中には緑色の花を咲かせる桜もあることをご存知ですか?
今回は珍しい緑色の桜「御衣黄」について詳しく紹介していきたいと思います。

色が変わっていく? 珍しい桜「御衣黄」とは

「御衣黄」とは白色から淡い緑色をした花を咲かせる八重桜の一種です。江戸時代初期に誕生し、かつては秋田県東由利町の町花にもなっていました。「御衣黄」という名前は昔貴族が気品のある色として好んだ萌黄色の衣服を思わせることから江戸時代中期に名づけられたと言われています。

「御衣黄」は通常のピンク色をした桜の花弁とは違い、色の変化も楽しめる珍しい桜です。開花時には目立ちませんが、満開に近づくと花の中心部にある条線が虹色へと色づいていき、時間が経つごとにそこからどんどん赤みを帯びていきます。そうして花が散るころには、赤みもかなり強くなっているのが特徴です。ちなみに緑色をした花弁の正体は葉緑体によるものだそうです。

「御衣黄」の見頃は?

「御衣黄」はソメイヨシノよりも2週間ほど遅い時期に開花時期を迎えます。場所によって異なりますが、都内で大体4月中旬ごろ見頃を迎えるようです。

また、ソメイヨシノなどと比べて「御衣黄」は珍しい品種ではありますが、現在沖縄県以外の全国各地100ヵ所以上で見ることができるようです。例えば都内では江戸川区にある雷(いかずち)公園や桜の名所として知られる新宿御苑、浜離宮恩賜公園などでも「御衣黄」が咲き誇る姿を楽しむことが可能となっています。

ちなみに淡い黄色い花を咲かせる「ウコン桜」という品種の桜をご存知でしょうか?
「ウコン桜」は数百種ある桜の品種の中でも唯一黄色い花を咲かせる品種であり、全国的にもかなり珍しい桜です。性質は「御衣黄」と似ており、淡い黄色から徐々に赤みを帯びていき、散るころには赤みが強くなっていきます。その上品な色合いから「美人桜」という別名で呼ばれることもあり、幸せを呼ぶ桜としても親しまれています。ちなみに「ウコン桜」の原木はほとんどが消失してしまっており、現在日本国内には27本しか生息が確認できていないそうです。

一風変わった珍しい桜を愛でに行こう

馴染み深いピンク色の美しい桜ももちろん良いですが、今年は一風変わった珍しい桜を愛でながら春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか?

「御衣黄」は場所や花の咲き具合によって色合いなどが異なるので、普段とは違ったお花見が楽しめるかもしれませんよ。ぜひチェックしてみてください。

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