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知る人ぞ知る! 三浦半島で年1回の笠懸(かさがけ)「道寸祭り」とは

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三浦半島の油壷 荒井浜海岸にて年に1回開催されている笠懸「道寸祭り」をご存知でしょうか。

笠懸とは、流鏑馬(やぶさめ)、犬追物(いぬおいもの)と並ぶ我が国三大古弓馬術のひとつで、矢道の両サイドに竹矢来(たけやらい:竹で作った囲い)などを立ててその間から的を狙うという、流鏑馬などと比較しても極めて実践的で難しい弓馬術です。この笠懸を鎌倉発祥の武田流一門の射手達が砂浜を疾走し矢を的に放ちます。

砂浜で馬が砂を蹴散らし疾走する姿は力強く迫力があり、更に武士姿の射手の機敏な動きを見ていると感動すら覚えます。

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弓上手として知られた三浦一族のお家芸

源頼朝が挙兵した際に一族をあげて加勢し、鎌倉幕府の成立にも尽力したことが評価されて三浦の地を与えられた三浦一族。弓上手として知られている三浦一族は、源頼朝が三浦の三崎を遊覧した際に行われた笠懸でも活躍し、以来、笠懸は三浦一族のお家芸となったそうです。

その後、約450年の栄枯盛衰を続けたのちの室町時代に三浦一族最後の当主となった三浦道寸(義同)は、相模平定を目論む北条早雲を新井城にて迎え撃ち、3年にも及ぶ壮絶な攻防を繰り広げます。三浦道寸、荒次郎親子による獅子奮迅の活躍もありましたが、最終的には落城し三浦一族は滅んでしまいます。落城の際に討ち死にした城兵たちの血で油壷湾が真っ赤に染まり、あたかも油が浮いているかのように見えたことから「油壷」という地名がついたといわれています。

「道寸祭り」は、その三浦一族の鎮魂祭として行われているとのことです。

迫力の笠懸をぜひ間近で!

2016年は三浦道寸、荒次郎親子没後500年の節目となる年でした。毎年5月の最終日曜日に開催されている「道寸祭り」ですが、今年は5月27日(日)に開催されます。会場は三浦市三崎町小網代、荒井浜海岸で午前11時から供養祭が行われ、笠懸は午後1時頃から始まります。

電車でのアクセスは、京急線「三崎口駅」下車、「三崎口駅」一番バス乗り場から京急バス「油壷行」に乗車、終点で下車、徒歩7分です。

笠懸が楽しめるだけでなく、平安、鎌倉、室町時代の絵巻物語が荒井浜に再現されます。

これだけの内容で入場無料です。是非ご覧ください。お勧めします。

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