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香りを楽しむゼラニウム「センテッドゼラニウム」の魅力

2018-03-29

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ゼラニウムは南アフリカに多くの野生種が存在していて、ヨーロッパで品種改良がなされてきました。
ゼラニウムというと、独特のにおいが嫌いという人が多いのですが、花を観賞するゼラニウムと異なり、様々な芳香性をもつゼラニウムは「センテッド(芳香性)ゼラニウム」と呼ばれて、花や葉の美しさとともに、香りを楽しむゼラニウムとして親しまれています。

センテッドゼラニウムの魅力をご紹介しましょう。

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センテッドゼラニウムは葉や花が香る

ゼラニウムというと必ず思い浮かべてしまう香りとはまた違った香りをしている、香りを楽しむゼラニウムを「センテッドゼラニウム」と言います。

ゼラニウムは真冬と真夏以外は花を咲かせることができ、葉模様もバリエーションに富んでいるので、花も葉も鑑賞して楽しめますが、センテッドゼラニウムはさらに香りが楽しめ、ポプリやハーブティとしても利用でき、ジャムの香りづけや、お風呂に入れて香り豊かなハーブバスを楽しんだりできます。
エッセンシャルオイルの原料として栽培されることもあります。

センテッドゼラニウムの花は、花をめでることを中心に品種改良をされた品種に比べると若干小さめですが、花姿はきれいなので、見ごたえもあります。

ローズゼラニウム

その名の通り、「ローズゼラニウム」はバラの香りのするゼラニウムです。
葉に特に強い甘いバラの香りがして、冬の終わりごろから夏までの長い間、淡いピンクの花を咲かせてくれます。
お菓子やジャムの香りづけにも使われますが、高価なバラのアロマオイルの代わりとして、バラの香りを楽しむアロマオイルとして、ローズゼラニウムのアロマオイルがよく使われます。

バラの香りのするセンテッドゼラニウムは数多くあり、葉が軽いバラの香りの「ゼラニウム・ミセステイラー」は春から秋にかけて、葉がスパイシーなバラの香りの「ゼラニウム・シェルブランドローズ」は3~7月に、ともに色鮮やかな赤い花を咲かせます。

花の大きさはジェルブランドローズの方が大きめです。

アップルゼラニウム

アップルゼラニウムは、縁がフリルのようになっている丸い小さな葉が、リンゴのようなフルーティーな香りがするので、「スイート・センティッド」とも呼ばれています。

赤い色が入った、白くとても小さな花を春から夏にかけて咲かせます。
ゼラニウムの原種の一つで、交配種の親としてもよく利用されます。

横へ広がろうとする匍匐性があるので、ハンギングバスケットによく用いられます。

レモンゼラニウム

レモンゼラニウムの縮れたような小さめの葉っぱは、強いレモンの香りがします。
葉っぱは小さめですが、優しいピンクの花は大きめです。
レモンの香りのするセンテッドゼラニウムも数多くありますが、レモンゼラニウムがレモンの香りのするセンテッドゼラニウム園芸品種のもとになっています。

レモンゼラニウムの花つきはあまりよくありませが、花期は4~10月と長めです。
葉の香りが強いのですが、葉も花も茎もレモンの香りがします。

オレンジゼラニウム

オレンジゼラニウムは自然に枝分かれが多くできて、こんもりと茂ってくれます。
大きめの薄いピンク色の花の、上側の花びら2枚に濃いピンク色のブロッチが入ります。
葉から甘いオレンジの香りがします。

成長が早く、すぐに大株に育ち、花期は4~9月になります。

フェアエレンゼラニウム

フェアエレンゼラニウムは、アーモンドの香りがするので、「アーモンドゼラニウム」の別名があります。

南アフリカでレッドリスト軽度懸念(LC)に選定されている、ナラや樫の木と葉っぱの形が似ている「オークリーフゼラニウム」の園芸品種がフェアエレンゼラニウムです。

フェアエレンゼラニウムの葉にはブロッチ(色の濃くなった部分)が入ったコナラのような形をしていて、葉も茎も花もアーモンドの香りがします。
葉のブロッチは夏に強い日差しに当たると消えてしまうことがあり、一度ブロッチが消えた葉に再びブロッチは戻ってきませんが、新しく秋になって出てきた葉にはブロッチが入っています。

3~7月に咲くきれいなラベンダーピンクの花は、上側の花びら2枚に濃いピンクのブロッチが入ります。

ナツメグゼラニウム

ナツメグゼラニウムは、白い花もとても小さいのですが、葉っぱも小さめの小型のゼラニウムです。
スパイスのナツメグに似た香りがする小さめの葉っぱは、冬になると赤みがかり紅葉します。

非常に小さな花ですが、通常春から秋にかけて花を咲かせ、暖かければ通年花を咲かせる四季咲き性があります。

ゼラニウムの中では耐寒性が高い方なので、暖地では露地栽培で越冬します。
アップルゼラニウムなどとの交配種には、斑入りの葉っぱの品種もあります。
上へ上へとしっかりと伸びる立性のゼラニウムです。

ペパーミントゼラニウム

ペパーミントゼラニウムの産毛が生えたようなベルベット調の葉は、ペパーミントの香りがします。
ペパーミントゼラニウムは、中央に紫色の入った小さな白い花を、夏を除いた春から秋にかけて咲かせます。

葉の中央にチョコレート色のブロッチが入る「チョコレートペパーミント」という園芸品種もあります。

大きめの葉の間から花茎をのばして花が咲きますが、花茎はよく分岐します。
葉っぱは料理の香りづけによく使われます。

シナモンゼラニウム

固くまっすぐ伸びる茎の先端につく、薄くて小さな葉から、スパイシーなシナモンの香りがする「シナモンゼラニウム」は、レモンゼラニウムの交配種です。

葉は小さめですが、3~7月に鮮やかなローズピンクの大きめの花をたくさん咲かせる、暑さに強い品種です。

植え替えをしないままにしていると枯れてしまうことがあるので、なるべく毎年植え替えるようにしましょう。

ジンジャーゼラニウム

ジンジャーゼラニウムは、まっすぐに伸びる立性で、草丈が1~1.5mにもなる大型の品種です。

丸みがあってフリルのように波打ち、端がギザギザになっている葉は、強いジンジャーの香りがします。
大きな紫がかったピンクの花が3~7月に咲き、花びらの上2枚に濃い赤紫の模様が入ります。

ジンジャーゼラニウムはイギリスでは「トレント」と呼ばれています。

蚊連草(カレンソウ)

蚊連草は、ゼラニウムに蚊が嫌う成分「シトロネラール」を遺伝子に加えた園芸品種のセンテッドゼラニウムです。
ローズゼラニウムも蚊よけ効果があるといわれていますが、蚊連草の蚊よけ効果が一番強くなります。

シトロネラールは蚊を寄せ付けず、蚊の二酸化炭素を検知する能力を低下させる効果があると言われています。

スイートミモザゼラニウム

スイートミモザゼラニウムの丸みがあって切れ目が何か所か入る葉は、フルーティーでさわやかな甘い香りがします。
5~10月と長期間咲き続ける薄いピンクの花の、上2枚の花びらに濃い赤い模様が入ります。
成長が早く、すぐに草丈が1mまで育ち、花も密生して見応えがあります。

寒さにとても弱いので、寒冷地では鉢植えで育てます。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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