ガーデニング

イロハモミジをお庭にベランダに。育てて楽しむイロハモミジ

2018-04-11

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イロハモミジ・オオモミジ・ヤマモミジを「モミジ」と呼びますが、分類上もみじはカエデと同じです。
秋に真っ赤に紅葉するイロハモミジは、夏は清々しい緑色の葉を茂らせ、日本庭園だけでなく、どんな庭にも美しく溶け込みます。

イロハモミジは、庭植えにすると基本的に手をかけなくても育ち、鉢植えや盆栽でも手間をそれほどかけなくても育てられます。
鉢植えや盆栽で育てていたイロハモミジを庭植えにして育てることもでき、はじめは樹高が低く、徐々に樹高が伸びていきます。
イロハモミジの成長スピードもそれほど速くはないため、この場合長期間、葉を見上げるのではなく見下ろしながら鑑賞することができます。

イロハモミジは夏の直射日光や乾燥に弱い

イロハモミジはもともと、川べりや谷あいに自生していた植物なので、乾燥に弱く、気温が高くなってきたら、庭植えであっても葉に水やりをする「葉水」をしないと、葉っぱが丸まってしまい、葉焼けしてちりちりになってしまうことがあります。

イロハモミジは夏の直射日光も西日も苦手なので、鉢植えのものは日陰に移し、庭植えの場合は植えるときに、大木のそばなど、直射日光や西日が当たらないような場所を選ぶようにしましょう。

夏場は特によくありますが、春〜秋にかけて日にあたりすぎると葉っぱが乾燥で傷みやすくなっています。
乾燥がちなときは、葉っぱだけでなく木全体に水をかけるようにします。

庭植えの場合は、乾燥しているようなら水をかけるよう心がけ、毎日水やりしなくても大丈夫です。
鉢植えの場合は、春と秋は一日1回程度、夏場は朝夕水やりしますが、葉っぱのない時期は表面の土が乾いていたら午前中の暖かい時間帯に水やりします。

イロハモミジは寒さには強いので、寒冷地であっても特に冬支度しなくても庭植えでも冬越しできます。
鉢植えの場合は、根が凍ってダメージを受けにくいように、霜や雪が当たりにくい軒下などで管理するようにします。

日当たりとイロハモミジの葉色

イロハモミジを、日光を遮る物が何もない日当たりに植えると、乾燥しやすく葉焼けを起こしやすいのですが、日当たりが悪いと葉色が悪くなってしまうので、直射日光が当たらないものの、日当たりのよい風通しの良い場所で管理する必要があります。

きれいな緑の葉も、美しい紅葉も、日当たりが悪いと今一つになってしまうので、管理がしにくくても日当たりは大事です。
鉢植えの場合は、鉢の向きを時々変えて、常時日当たりが悪い部分ができないように気を付けます。

枝が混みあってごちゃごちゃして風通しも悪くなってきた時は、邪魔な枝を何本か剪定してすっきりさせて、風通しとともに日当たりも確保するようにします。

イロハモミジの植え付けと植え替え

イロハモミジの植え替え・植え付けは、葉っぱのない「楽葉期」に行うのが適していますが、真夏以外ならいつでも可能です。

庭植えにする場合は、掘った植穴に腐葉土と有機堆肥を混ぜ、庭土を少し戻してから苗をセッティングします。
苗に麻布などが巻いてあるときは、ほどかないでそのまま植え付けます。
苗の周りにしっかり土を入れて固めたら、周りがどろどろになるまでたっぷりと水やりします。

鉢植えで育てる場合、イロハモミジは根を深く張るので、できるだけ深さのある鉢を用います。
イロハモミジは根の成長が早いので、鉢植えの場合は毎年植え替えるようにしましょう。

イロハモミジの土は水はけと水持ちのある土を

イロハモミジは川べりや谷あいに自生していて、乾燥に弱い反面、常時湿っている土も苦手なので、水はけがよく、水持ちもある程度よい土に植えるようにします。

イロハモミジの鉢植えに使う土は、普通の培養土でも構いませんが、赤玉土に腐葉土を混ぜたものなどを用います。
水はけをよくするために、鉢底に鉢底石を敷いておきましょう。
保水性の改良のために、バーミキュライトやパーライトをブレンドしても構いません。

植え付け後は緩効性化成肥料をひとつかみまいたらたっぷりと水やりしておきます。

植え付け後2週間くらいは非常に乾燥しやすいので、こまめに水やりし、しっかり根付いた後は、土が乾いたら水やりするようにします。

庭植えの場合は、夏の高温期以外は基本的には自然任せでも構いません。

イロハモミジの剪定

イロハモミジを葉っぱのない時期「落葉期」に行うと、樹液が流れ出るのが止まらなくなって枯れてしまうこともあるので、葉っぱのない時期はなるべく剪定は行わないようにします。

庭植えの場合も鉢植えの場合も、葉っぱがある程度出揃った5〜6月に、混みあった枝や、育ちすぎた枝など、特に全体のバランスを悪くしているような枝を選んで取り除くようにします。

木全体のバランスを整えるような強めの剪定は、葉が出始めるころの2〜3月か、秋に落葉してしまう前に行うようにします。

イロハモミジの病害虫

イロハモミジには、カミキリムシの幼虫「テッポウムシ」が幹に入り込んで中を食べつくしてしまうことがあるので、カミキリムシがいたら注意をしましょう。

水切れしているわけでもないのに急に弱ってきた時は、裏側のようなあまり目につかないところに穴が開いていて、中にテッポウムシが巣くっていることがあるので、見つけたら長い棒などでつついて中の虫を撲殺しておきます。
おがくずのようなものを見つけたらテッポウムシがいるサインだといわれますが、意外に見落としがちです。
テッポウムシは薬剤が効きにくく、幼木の場合は枯れてしまうことがあり、有効な予防手段がないので注意が必要です。

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