ガーデニング

大きな芋から伸びる大きな葉っぱが魅力「クワズイモ」を育てよう

2018-04-12

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里芋によく似た大きな葉っぱが魅力のクワズイモは、多少暗くても室内でよく育つ観葉植物というイメージが強いのですが、明るいところが好きで、日陰で育てると葉がだらりと広がってしまいます。

名前の通り、食べない方がいい芋なので、口にしないよう注意が必要ですが、おかげで芋の部分には虫が付きにくくなっています。

クワズイモは熱帯アジア原産のアロカシアのひとつ

熱帯アジア原産のアロカシアは70種ほどあり、日本の沖縄や小笠原諸島にも3種類のアロカシアが自生しています。
アロカシアは茎が肥大した根茎(芋)になっていて、大きな葉っぱが根茎から伸びています。
アロカシアはサトイモ科ですが、「アロカシア」は「サトイモ属ではない」ことを意味していて、サトイモ属と似ていますが花も違うので区別されています。

アロカシアの和名が「クワズイモ」ですが、「クワズイモ」と呼ばれる観葉植物には、クワズイモ・インドクワズイモ・シマクワズイモの3種類があります。
沖縄や小笠原諸島にも自生しているずんぐりとした茎の大型になる「クワズイモ(アロカシア・オドラ)」、クワズイモに比べると小柄でシャープでハート形の葉っぱが人気の「シマクワズイモ(アロカシア・ククラタ)」、クワズイモに似ていて大型になるものの寒さにとても弱い「インドクワズイモ(アロカシア・マクロリゾス)」とそれぞれに少しずつ違いがあります。
クワズイモやインドクワズイモには、葉に白い斑が入った「バリエガタ」があり、葉色の美しさが際立っています。

クワズイモは春から秋はできれば屋外栽培で

ピンと葉が上に伸びた元気なクワズイモを育てるのであれば、春〜秋は屋外の明るい日陰で栽培し、冬は明るい窓辺で管理するようにしましょう。
明るいベランダなど、直射日光が入りにくい場所は、クワズイモを育てるのにうってつけです。

しかし、熱帯アジア原産のクワズイモは、寒さにあまり強くないので、急に秋から屋外に出したりすると、寒さに耐えられなくて枯れてしまいます。
また、夏から急に屋外に出しても、急激な環境の変化から、葉焼けして枯れてしまいます。
気温が5℃を超えた春先から屋外で栽培するようにして、気温が10℃を下回る前に室内にとりこむようにしましょう。

風の強いときは、倒れたり、葉っぱがボロボロになってしまうことがあるので、強風の時も室内に移しておきましょう。

通年室内栽培していると、日照不足になって葉っぱがどんどん倒れてきます。
室内栽培するのであればできるだけ明るいところで育てるようにしましょう。

ずっと外に出していたクワズイモを室内に移すときは、鉢を外してナメクジやカナブンの幼虫などが入っていないか確認してから鉢の内外をきれいに洗います。
鉢に戻してから地上部分もしっかり水をかけて、汚れや虫などを室内に取り込まないように処理してから取り入れるようにしましょう。

クワズイモの葉っぱと土の水管理は分けて

クワズイモは、土は乾き気味を好み、常に湿った状態にしていると芋がぶよぶよになって腐ってきます。
そうならないためにも、クワズイモに水やりするときは、表面の土が乾いているのを確認してから鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりし、鉢皿に水をためないようにします。

クワズイモの葉っぱは多湿と水を好むため、毎日のように葉の表裏に水をかける「葉水」を行うか、葉っぱの裏表を水拭きしてやるようにしましょう。 葉っぱが潤っていると、葉っぱが生き生きとしてくるだけでなく、ハダニやカイガラムシが付くのを防ぐこともできます。

クワズイモに水やりした翌朝、葉先から水が出て周りが水に濡れてしまうことがあります。
クワズイモの鉢を濡れても構わないようなところに置くか、あらかじめタオルを敷いておくなど、クワズイモにはそういう性質があると考えて、先に水濡れ対策をしておくようにしましょう。

冬は生育も控えめになるので、水やりも控えめに、表面の土がかなり乾いてから水やりするようにしますが、葉水だけはコンスタントに与え続けます。 室温が5℃に近い場合は、特に土を乾燥気味に管理すると、寒さに耐えられるようになるので、かなり土が乾いてこないと水やりしないようにします。

クワズイモの植え替えと植え付け

クワズイモは根の伸びがいいので、小さめの鉢の時は毎年、大きな鉢の時は2年ごとに植え替えるようにしましょう。
クワズイモの植え替え適期は高温多湿を容易に保てる5〜6月です。

鉢を外して古い土を1/3ほど落とし、傷んだ根や葉っぱを取り除いて新しい土に植え替えます。
子株ができているときは、そのまま植え付けても、子株を切り離して別々に植え付けても構いません。
切り口から雑菌が入りやすいので、切り口を乾かしてから植え付けるようにします。
植物用の殺菌剤を切り口に塗ってから植え付けても構いません。

クワズイモの植え付け用土と肥料

クワズイモは水はけと水持ちがよい土を好みます。
観葉植物用土か、赤玉土単独、赤玉土に川砂やバーミキュライト、パーライトなどを1割程度ブレンドした土を用います。
腐葉土をブレンドすると生育がよくなりますが、コバエが発生しやすくなるので、室内栽培もする場合はブレンドしない方が管理しやすくなります。

肥料は、生育期の春〜秋にかけて、10日おきぐらいに水の代わりに液体肥料を与えるか、2か月ごとに緩効性化成肥料を株もとにまくと元気に育ちます。

クワズイモの芋が腐ってきたとき

クワズイモの元気がなくなってきて、茎の根元がぶよぶよしてきて腐ってくることがあります。
土に水をやりすぎて、いつも湿っているときにも起こりますが、軟腐病になっているときもあります。
いずれにしろ、腐った部分はリカバリーできません。

根茎のきれいなところで切り落とし、病巣部分は処分して、切り口がしっかり乾いてから、新しい土と植木鉢で植え替えるようにします。

芋の部分がダメになっていても、茎を挿し木しても育てることができます。
切り口に殺菌剤を塗ってから赤玉土に挿して育てますが、新葉が伸びてくるまで水切れしないように注意しましょう。

葉っぱが倒れたり黄色くなったり虫が付いたとき

クワズイモの葉っぱが倒れてきて、黄色くなってきたものは、日照不足のためなので回復しません。
根元から取り除き、もう少し明るい場所に置き場所を変えるようにしましょう。

ハダニやカイガラムシが付くと、葉色が極端に悪くなります。
クワズイモは葉っぱも大きいのであっという間に広がり、他の植物にも拡散してしまうので、虫が付いた葉っぱは付け根から取り除きます。

被害が少ない部分は、40℃くらいの熱めの温度のシャワーを葉の裏表にまんべんなくかけることで、ある程度除去できます。
乾いてから残っている虫がいないか念入りにチェックして、ついているものは付け根から葉を取り除いてしまうか、濡れティッシュで虫をぬぐい取るようにします。

一度虫がつくとたびたび再発するので、1週間〜10日くらいの間隔で念入りにチェックして、ついているようなら、40℃の温シャワーで葉の裏表を念入りに洗い流すようにします。

ハダニやカイガラムシの予防には、葉水がしっかりなされているのが一番なので、葉水をかけるのを忘れないようにし、ときどき葉の裏表、茎の周りなどに虫がついていないかしっかりチェックするようにしましょう。
虫がついても、広がる前に見つけて退治すると簡単なので、時々確認するのを忘れないように心がけましょう。

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