ガーデニング

コーヒーの木の育て方。自宅でコーヒーの木を育てて楽しむ

2018-04-13

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コーヒー豆がなる「コーヒーの木」は、ギザギザして全体に波打つような縁と、葉脈の模様が目を惹く、光沢のある美しい常緑の葉が茂ります。
樹高が10cmくらいの幼苗から1mくらいもある大型のものまで、幅広いサイズのものが流通しています。

コーヒーの木は熱帯アフリカや熱帯アジアを原産地としていて、約100種類が自生しています。
コーヒー豆の栽培は、赤道を中心とした南北緯25度の「コーヒーベルト」と呼ばれる熱帯地方で主に栽培されています。

樹高が1mを超えるくらいの大きさに育ち、肥料や日照が十分にあると、白い花を咲かせて、やがて赤い実が取れるようになります。

コーヒーの木は明るいところが好き

コーヒーの木は明るいところを好みますが、耐陰性が高いため、通年室内栽培でも育てることができます。
日照不足になるとヒョロヒョロに育ち、葉色が悪くなってしまうので、室内栽培する場合もできるだけ明るい場所で育てるようにします。

コーヒーの木は寒さに弱いので、10℃を下回るときは室内で管理する必要があります。
コーヒーの木をできるだけ生き生きとしたよい状態で栽培するには、春〜秋は屋外で管理し、寒さの厳しい冬は明るい室内で管理します。

しかし、ずっと室内で育てられた木をいきなり直視日光のもとに出すと、葉焼けして、場合によっては枯れてしまいます。
屋外栽培する場合は、春に暖かくなってきて遅霜の心配がなくなったころ外に出して、徐々に明るさに慣れさせるようにします。
春から慣らしておくと夏の直射日光にも耐えられるようになりますが、真夏に葉焼けしてくるようなら日差しがきつすぎるので、明るい日陰に移して管理しましょう。

コーヒーの木の水管理

コーヒーの木は水切れすると葉が茶色くなってきて落ちてしまいます。
生育期の春〜秋は表面の土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりします。
冬場は、乾燥気味の方が越冬しやすくなるので、土がかなり乾いてから水やりするように、できるだけ水やりの間隔を長くとるようにします。

コーヒーの木は高温多湿を好むので、通年、葉の裏表に葉水をかけるようにしましょう。葉水をかけることで、埃がとれ、ハダニやカイガラムシが付きにくくなります。

下の方の葉っぱは1年以上たってくるとだんだんと色が黄色くなってきて、落ちてしまいますが、自然なことなので心配はいりません。

コーヒーの木の剪定と挿し木

コーヒーの木の枝は、上の方は生育が旺盛ですが、下の方はなかなか葉数も増えていきません。
葉っぱが伸びていくスピードもゆっくりなので、剪定する場合はある程度葉っぱを残した位置で切り取るようにします。
大きく育てたくない場合も、剪定してコンパクトな樹形にまとめます。
剪定後しっかり伸びてリカバリーできるように、4〜5月ごろに剪定しましょう。

コーヒーの木はこまめに剪定しなくても樹形はそれほど乱れないので、花を咲かせて実をとりたい場合、樹高が1mを超えるまではあまり剪定しないようにしましょう。

剪定枝は挿し穂にも使えるので、先端の小さな葉を切り落として、葉っぱの大きさの半分くらいを切り落としてから苗床に挿して挿し木で増やすこともできます。

コーヒーの木の土と肥料

コーヒーの木は、腐葉土や堆肥などの有機質を豊富に含んだ土を好みますが、室内栽培の場合はコバエなどが発生しやすくなってしまうので、普通の観葉植物用の培養土や、小粒の赤玉土に川砂をブレンドしたものなどもおすすめです。
水はけがよい土を好むので、バーミキュライトやパーライトをさらにブレンドした土も利用できます。

ハイドロボールなどの発泡煉石を土替わりにして栽培することもできますが、従来のハイドロカルチャーのように鉢底に水をためて育てると過湿になりやすいので、底に水をためるのは長期不在の時だけにして、根が水につかっている状態を長く維持しないようにしましょう。

コーヒーの木の肥料は、春〜秋の生育期に、緩効性化成肥料を2か月に1回株元にまくか、液体肥料を1週間〜10日ごとに水の代わりに与えるようにします。

コーヒーの木の植え替え

コーヒーの木はミニ観葉植物として小さな鉢で売られていることがありますが、この場合は特に鉢が小さすぎるので、購入後は二回り以上大きな鉢で育てるようにしましょう。

コーヒーの木は根詰まりしても葉が枯れてくるので、1〜2年ごとに植え替えるようにします。
コーヒーの木は根をいじられるのを嫌うので、土は軽く落とすだけにして、根はほぐさずに傷んだ根や伸びすぎた根だけを切り取り、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

鉢底から根が伸びてきて、水やりしてもなかなか水がしみこんでいかないときも根詰まりしていて、植え替えのサインが出ています。

植え替えの適期は気温が高くなっていく5〜7月ですが、9〜10月頃にも植え替えができます。

コーヒーの実は「チェリービーンズ」

コーヒーの木は大きくなってくると2mくらいまで育ち、樹高が1m以上になって生育条件が整っていると、白い花が咲き、緑色の実がついて、やがては赤い実になっていきます。
この実の中の種がコーヒー豆(生豆)です。
焙煎する前の生豆2粒が、中央にラインが入った面で向かい合わせになって入っていて、周りの赤いところは甘く、おいしく食べられます。

5〜6月ごろにコーヒーの木の白い花が咲くと、辺り一面にジャスミンのような甘い香りが広がり、1つの花は2日程度しか持ちませんが、次々と花が咲き続けます。

なったばかりの実をよく洗い、種を取り出したものを土に植えても芽が出てきます。
市販の生豆の場合は時間がたっているので発芽は難しくなります。

コーヒーの木の病害虫

風通しの悪い屋内で管理していると、カイガラムシやハダニが付きやすくなります。
葉色が悪くなってしまうので、40℃の熱めの強い水流のシャワーで葉の裏表を洗い流した後、残っている虫を濡れティッシュなどで丹念にとりのぞきます。

日頃、葉水を与えているとカイガラムシやハダニが付きにくくなります。

屋外で管理していたコーヒーの木を室内に取り込むときには、できるだけ虫を取り込まないようにします。
鉢を外して土の中に虫や卵が潜んでいないか念入りにチェックし、鉢も内外をメラミンスポンジと水で念入りに洗ってから戻します。
全体に水をしっかりかけて、地上部の虫も落としてから室内に取り込みましょう。

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