四字熟語

不言実行の意味・使い方

2018-03-09

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意味

あれこれと理屈や言い訳、宣言などをせずに、するべきことを黙って行うこと。

由来

不言実行とは、あれこれと口に出さなくても自分でするべきことを的確に判断し、それを黙って実行できることを称賛する言葉です。「不言」とは何も言わないこと、「実行」とは実際に行うことですが、この四字熟語を使用する際は肯定的な意味合いでのみとなっています。「黙って悪事を実行する」ような際には使用はされません。あくまでも「黙ってしっかりとした成果をあげる」場合にのみ使用されます。

しかし、近年では間違えた解釈がされることもあります。よく社会人には「報告・連絡・相談」が必要であるとされます。それが欠けてしまうと大きなミスにつながったり、組織としてうまく連携できないということがあるからです。ところが「不言」であると他の人に何も告げずに個人プレーをしている、という解釈がされることがあるのです。他の人に相談や連絡をせずに実行しているのだから褒められるべきではないとされるのです。

もちろんこれは間違えた解釈です。この不言実行とは誰にも相談せずに勝手に行動することを表しているのではありません。誰かの教えをいつまでも受け続けなくても自らで正しく判断して適切に対処できることを表しているのです。

有言実行との比較

不言実行がもとになってできた言葉に「有言実行」があります。最近ではこちらの方が広く知られているかもしれません。これは「口に出したことを実際にやり遂げる」というものであり、自分が行おうとしていることをはっきりと宣言することで周囲にも知らしめ、自分に対してもプレッシャーをかけて実行をつなげていく考え方です。「絶対にこの大学に合格する」と宣言して実際に合格につなげるように自らを奮い立たせるような使い方や、「なんとしてもこの大会で優勝するぞ」と宣言してチームや組織のみんなを奮い立たせるようなときに使用されます。

近年ではスポーツ選手などが自分の目標などを口に出して明確にし、それを実行することが称賛されるという風潮もあって、こちらの「有言実行」の方が多く使用されてくるようになりました。

ただし、選挙の際の政治家の公約のように「宣言したが実行されない」ということも多くあり、「有言」することの責任を重く考えなければいけないという考え方も同時に広まってきています。

使用法、使用例

「あの人はいつも寡黙だが仕事をきっちりとこなしているな」
「不言実行の見本のような人だ。すばらしいね」

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