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イタリアワインの主要産地を押さえておこう!

2018-04-16

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日本人に馴染みが深い、というワイン生産国は恐らくイタリアかもしれません。フランスワイン、チリワインが日本市場を席巻しているものの、実はイタリアのワインはあちこちの飲食店で振る舞われています。

イタリアワインは、高級品もあるのですが、高品質でありながらもカジュアルな価格帯のものが多く、飲食店のグラスワインなどでも大活躍しています。

しかし、それだけ飲まれているイタリアのワインについて、あまり聞き馴染みが無いという方が多いのが現実です。今回、ここではイタリアの主要産地について言及していきましょう。

イタリアは全ての州がワイン生産地

フランスこそワイン王国である、と言われているようですが、実は全ての地方でワインが造られているわけではありません。

フランス北部は非常に冷涼な産地であり、さらには気温もさまざまな気候帯が交じり合うためブドウ栽培の向き不向きが、はっきりしている産地でもあります。つまり、フランスは手軽にワインを造ることができる産地、というわけではありません。翻ってイタリアはどうでしょうか。

実は、イタリアは地中海の恩恵を受けている国であり、温暖かつ乾燥地域といった、ブドウ栽培に最も適している産地なのです。そのため、隅々とまではいきませんが、全20州でワイン産地が栽培されており、その全てが独自性を持った高品質なものなのです。

イタリアのブドウ栽培は、3000年を超えていると言われています。ぜひ、主要産地だけでも覚えておき、今後の知識としてしっかりと活かしていきましょう。

ピエモンテ州

イタリア屈指の高級ワイン産地と言えば、ピエモンテ州でしょう。ゲンメやガッティナーラ、ロエロなど、イタリアワインを少し勉強された方であれば、誰でも知っている有名産地がひしめく高級ワイン産地です。

そんなピエモンテイ州で覚えておきたいのが、「バローロ」「バルバレスコ」です。ネッビオーロという、酸度が高い黒ブドウを使用しており、この地域以外ではなかなかうまく熟さないという、非常にデリケートなブドウで高級ワインを使用しています。

イタリアの原産地呼称である、DOC法においても、ピエモンテ州がダントツの数を誇っており、それだけ優れたブドウが栽培されており、地域性があるということになります。

近頃では、アルタ・ランゲという場所がDOCGに昇格したということで、今後もDOCGが増加していくことが期待できるでしょう。

ヴェネト州

ヴェネツィアという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、ヴェネツィアがあるのは、このヴェネト州です。観光地としても大変有名な場所ではありますが、食都としても有名で、日々世界中から観光客が訪れる魅惑の地域です。

DOCGやDOCといった高級ワインを生産する量であればイタリア随一であり、カジュアルなワインが多いイタリアの中でも、屈指の高品質ワイン産地として知られています。覚えておきたいのが、「バルドリーノ」と「ヴァルポリチェッラ」、「ソアーヴェ」でしょう。これらは、日本のイタリア料理店でもほぼラインナップされているので、チェックしてみてください。本当に、レベルの高い、一度飲んだら忘れられない恍惚感のあるワインを生み出します。

ロンヴァルディア州

ロンヴァルディア州は、比較的冷涼な地域であることからも、スパークリングワインの生産が盛んな州として知られています。

北部ヴァルテッリーナ渓谷では、特に素晴らしいワインが生産されていることで知られており、多くのワインファンから愛されているようです。

この州で特に覚えておいてほしいのが、フランチャコルタという地域です。こちらは、プロセッコが主流であるイタリアワインの中でも異質な、瓶内二次発酵で造られるスパークリングワインを生産しています。

つまり、シャンパーニュやカバ同様の手間のかかるスパークリングワインを生産していることになり、価格帯もそこそこ高いことがポイントです。ピノノワールやシャルドネなど、国際品種も積極的にブレンドしていることから、とてもモダンな味わいを楽しめます。

また、ややカジュアルスパークリングワインとして、オルトレポパヴェーゼというものがあり、そちらも地元民に大変人気が高いワインとなっています。

エミリア・ロマーニヤ州

エミリア・ロマーニヤ州は、あのパルマハムやパルミジャーノを生産する、イタリア屈指の食都です。ワインのイメージがあまりない、という方が多いかもしれませんが、実は近年大人気となっている発泡性の赤ワイン『ランブルスコ』の生産地でもあります。微弱な発泡性と果実味の強い赤ワインは、パルマの生ハムに最高に合います。

トスカーナ州

イタリアの中でも、日本人にもっとも馴染みが深いといえば、トスカーナ州ではないでしょうか。あのキャンティ、キャンティクラシコを生産する地域であり、そのほかにも大変高級なワインを生産します。

例えば、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」、「ヴィノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ」は、トスカーナ州随一の高級ワインとして知られており、中世の頃から多くの人たちを興奮させたワインとなっています。

また、トスカーナ州での唯一の白のDOCGなのが、「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ」。こちらも、イタリアでは珍しい白の高級ワインとして有名です。

カンパーニア州

イタリアは、南北に長い国であり、北部、中部、南部とそれぞれに造られるワインの性格が違ってきます。

カンパーニア州は、南部随一の高級ワイン産地として知られており、ナポリがあることから観光地としても大変重要視されています。カンパーニア州でもっとも有名なワインといえば、アリアニコというブドウを使用したワインです。

近年、『アリアニコ・デル・タブルノ』という地域が、DOCGに昇格したことからも、今以上の高品質、高級なワイン造りが盛んになっていくであろうと言われている注目産地となっています。

シチリア島

イタリアだけではなく、世界中の人たちからリゾート地として有名なシチリア島。実は、このシチリア島には数多くのワイン産地があり、どれも素晴らしい品質であるということで、今も注目されています。

エトナ火山がある島なのですが、エトナもしっかりとワイン産地であり、火山灰で育てられた力強いブドウのワインを楽しむことができます。

魚を多く食べることからも白ワインが多く、さらにはテーブルワインをメインで生産しているのでが、その殆どが品質が高いことからも、日本のレストランにも多くラインナップされています。

サルデーニャ島

最後にご紹介したいのが、サルデーニャ島です。サルデーニャ島も、シチリア島同様に、個性的なワインをいくつも生産しています。

カンノナウ、ヴェルメンティーノなど、多くのワイン産地を有しており、南の島らしい情熱的な味わいを楽しめるワインとなっています。ヴェルメンティーノ・ディ・カッルーラが、DOCGとして有名であり、トマト料理やブイヤベースなどとの相性は抜群です。

イタリアは面白い!

イタリアのワインというと、キャンティくらいしか思いつかない、という方もいるでしょう。さらには、安ワインというイメージもあるかもしれません。

しかし、イタリアという産地で造られているワインは多種多様であり、高級なものから、カジュアルなものまで、一言で言い切ることができない幅広さです。ぜひ、イタリアワインを多く揃えている場所に赴き、イタリアワインの奥深さを楽しんでみてはいかかがでしょうか。

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