「シュナウザー」は勇敢で賢いドイツ犬! 大きさ別の特徴と飼育方法を解説

2018-04-13

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シュナウザーは「口ひげ」という意味を持つドイツ原産の犬種です。その名前通り、口元から顎までひげを生やしたお爺さんのような貫禄ある容姿をしています。
体の大きさで3種類のシュナウザーに分けられており、ジャパンケネルクラブでも正式に区分されている犬種です。原種となっているのがスタンダード・シュナウザーで、他のシュナウザーは全く異なる交配過程を経て生まれました。そのため、サイズだけでなく性格や体質にも違いがあります。全ての犬種に共通しているのは「勇敢かつ忠実であり温厚で聡明な性格」だということ。
人との共存に長けた能力を備えたシュナウザーについて、徹底的に解析してみました。

種類別!シュナウザーの特徴と性格

◇ミニチュア・シュナウザー

シュナウザーの中で最も小さく日本でも人気のある犬種です。筋肉質でがっしりしていてバランスの良い四角形のような体型をしています。ひげが生えた個性的な顔で引き締まった体型なので、全体的に精悍でシャープなイメージの小型犬です。被毛は硬いワイヤー状の毛質が特徴的なダブルコート。抜けづらく伸びやすいので、定期的なブラッシングで整える必要があります。体の大きさは、体高30cm~36cm・体重5.5kg前後~8.5kg前後。平均寿命は12歳~15歳くらいです。

アッフェンピンシャーというテリア犬とプードルが交配されて生まれた犬種です。どちらも愛玩犬としての気質を持つ犬種で、ミニチュア・シュナウザーにも強く受け継がれています。聡明で温厚な上に、遊び好きで友好的な家庭犬に適した気質。ジャパンケネルクラブでも「家庭犬・愛玩犬」として区分されています。

◇スタンダード・シュナウザー

シュナウザーの原種で、14世紀の南ドイツで誕生した犬種です。粗く硬いワイヤー状の被毛に覆われた体は、がっしり引き締まっていて筋肉質。基本的に頑丈で、天候の変化や病気に対抗することができる健康な体質です。優れた感覚器官を持っており、昔はネズミ捕獲用や家畜誘導などの使役犬として飼われていました。頑丈な体質と研ぎ澄まされた感覚を生かし、軍用犬や警察犬としても活躍していたそうです。体の大きさは、体高44cm~50cm・体重14kg~20kg。平均寿命は13歳~16歳くらいです。

スタンダード・シュナウザーは、飼い主に忠実で献身的に尽くします。穏やかに平静さを保つことができる勇敢で温厚な性格で、しつけや訓練がしやすい犬種です。人に従い忠実に仕事をこなせる優れた能力があるので、昔から重要な任務についていたのも納得できます。その一方で、はつらつと元気に遊ぶことが好きな家庭犬としての気質も備えており、子供の遊び相手としても適している犬種です。ジャパンケネルクラブでは「番犬・家庭犬」に区分されています。

◇ジャイアント・シュナウザー

シュナウザーの中で最も大型で力強い犬種です。中型犬のスタンダード・シュナウザーに大型の猟犬や牧羊犬などを交配し、大型犬として新しく誕生しました。特徴的な口ひげは他の2種類と同じですが、威厳に満ちあふれた迫力のある風貌をしています。体力と持久力があるので、1日2時間以上の散歩が必要です。しかも、ただゆっくり歩くだけでの運動では足りません。ジョギングや広い場所での激しい運動を取り入れた、かなり多くの運動量になります。体の大きさは、体高60cm~70cm・体重35kg~47kg。平均寿命は12歳~15歳くらいです。

ジャイアント・シュナウザーの性格は、基本の「勇敢・聡明・温厚・従順」に「意思の強さと支配性」が加わります。交配過程において牧羊犬の血筋が入っているので、自分より体の大きな家畜を支配できる性質も合わせ持っているのです。他の2種類に比べて独立心と判断力があり、人に従順でありながら自分の意思で判断しながら行動することもできます。スタンダード・シュナウザー同様、警察犬や軍用犬としての歴史があり、人の役に立つ優れたパートナー犬として活躍していました。ジャパンケネルクラブでは「作業犬及び伴侶犬」に区分されています。

シュナウザーの健康管理と飼育方法について

種類による差はありますが、体質について共通していることも多いようです。ワイヤー状の被毛は、全犬種とも週に数回のお手入れを必要とします。定期的にブラッシングして美しさを保ちましょう。シュナウザーは垂れ耳の犬種なので、中がむれて外耳炎になりやすいタイプです。耳の中が汚れたときだけでなく、定期的に耳の中を拭き清潔に保ち予防します。

シュナウザーは聡明でしつけが入りやすい犬種です。子犬の頃から基本的なしつけを始め、成長に伴い様々な訓練を取り入れていくことができます。温厚で従順な性格なので、人との絆を大切にする家庭犬として立派に育ってくれるでしょう。どの種類も活動的なので、それぞれの個体に応じた運動を毎日させることで、引き締まった頑丈な体を作っていきます。

シュナウザーは、体のサイズが違っても「人と上手に共存できる」ことは共通しています。中でも、小さくて愛玩犬気質を備えたミニチュア・シュナウザーは、日本でも飼いやすい犬種です。郊外の一軒家で伸び伸び飼える環境ならば、スタンダードやジャイアントと暮らす生活も夢ではありません。人と深い絆を深められる聡明で穏やかなシュナウザーとの暮らしてみませんか?

監修:ソラノアンジュ

愛するペットと暮らす充実した幸せな人生。その素晴らしさをたくさんの人に伝えたくて、ペットライターの道を選びました。
長年の執筆経験で得た情報を元に、あなたの可愛いパートナーを探すお手伝いができれば幸いです。

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