ガーデニング

苗が入手困難なバラの花を挿し木でバラ苗に育てよう

2018-05-01

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バラの挿し木苗は、親の性質を100%受け継ぐわけではなく、育てやすさに関していうと、苗から育てたほうが育てやすくなります。
しかし、切り花の多くは、苗が市場に流通していないものも多く、珍しい花姿のバラの苗を手に入れるには、挿し木で増やす他ない場合があります。

バラの花束をもらったとき、珍しい切り花が手に入ったとき、挿し木に挑戦して変わったバラ苗を育ててみるのもバラの楽しみ方のひとつです。

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バラの挿し木が成功しやすいのは5月か9月の後半

バラの挿し木の難しい品種になると、10本挿し木して1本ついたらいい方、というケースがよくあります。
生育が特に旺盛な品種である強健種であれば、バラであっても挿し木がうまくいきやすいのですが、挿し木がうまくいきにくい品種になると、成功率は挿し木の適期であっても、かなり低いものになってしまいます。

バラは品種にかかわらず春と秋が生育期なので、春と秋に根がしっかり伸びていきます。
バラの挿し木をするのであれば、この春と秋の生育期に合わせて行えば、最も成功率が高くなります。

5月後半に挿し木すると、7月中には根付き、9月後半に挿し木すると、11月中には根付くので、暑い夏や寒い冬に耐えられるようになります。
しかし、挿し木苗は暑さにも寒さにも耐性がないので、挿し木し始めた直後の夏と冬は室内に取り込んでおいたほうが、せっかく根付いた苗を枯らさずにすみます。

適期を外していても、室温が20℃前後あり、高湿を保てるのであれば挿し木は可能ですが、成功率は下がります。

なるべくフレッシュな水揚げができた切り花を用いる

挿し木をするバラの花は、なるべくフレッシュで、水揚げがきちんとできているものを使います。
水揚げができていないと、すぐに苗もだめになってしまうので、「湯切り」してから使うようにしましょう。
湯切りは、熱湯に1分ほどバラの枝先をつけたあと、水に移して、水の中で枝先を切る「水切り」をするやり方で行います。

切り花は生産者が切り花にしてから出荷して、手元に届くまで数日かかっているので、できるだけ状態が良い新しいものを選んで挿し木に使いましょう。

細菌感染を防ぐため、切り口をできるだけきれいな状態にするため、清潔な鋭い刃物で剪定するようにします。
使う前にハサミを消毒したり、新しいカッターナイフを使うようにしましょう。

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挿し穂は葉付きで5cmほどあればOK

挿し穂にはなるべく葉がついた状態で、茎の長さは5cmほどあれば十分です。
葉を切り落とした状態であっても、茎に赤くぷくんとした芽がのこっていて、芽を含めた状態で挿し穂にすれば、挿し木できます。

湯切りした枝を、できるだけ水中で切り落とす「水切り」をして挿し穂にしていきます。
葉っぱは、水の蒸発を防ぐために半分の長さで切り落としておきます。
下側の切り口にはメネデールなどの発根剤をつけておきましょう。
どちらが下側なのか、わからなくならないように注意してください。

清潔な土に挿し木する

挿し木は肥料分の入っていない清潔な土を用いると成功率が高くなります。
成形の過程で約1000℃に加熱するバーミキュライトやパーライト、日光消毒や加熱消毒を行う赤玉土、消毒済みの種まき用土などがおすすめです。

湿らせておいた用土に、割り箸などで穴を開けたところに挿し穂を差し込み、土を軽く押さえて固定させておきます。
念を入れて殺菌する場合は、用土を湿らせるときに使うのは熱湯にして、熱湯消毒も行います。
挿し木するときは、ある程度温度が下がってからにします。

挿し木をした鉢は、底面給水で管理して、苗床が乾燥しないようにします。
置き場所は、涼しい明るい日陰にします。

強健種でないバラは、挿し木の成功率が高くないので、最終的に花が咲くところまで育てられるのは、10本挿して1本ついたら成功なので、余分に挿し木しておきましょう。
葉っぱが伸びてきたら、ある程度は成功している印になりますが、葉が伸びたものがすべてそのまま上手く育ってくれるとは限りません。
途中で茎が真っ黒になったものは挿し木に失敗しているので、すぐに抜き取っておきましょう。

挿し木後2ヶ月ほど経ったら

挿し木して2ヶ月ほど経ったら、新しい一回りか二回り大きなポットに移し替えます。
はじめの挿し木は大きな鉢に複数本挿しても構いませんが、ポットに移植するときから、1本に付き1鉢にします。
根を引っ張って抜いてしまうと、せっかくついた根が切れてしまうことがあるので、土ごと大きく取って、なるべく根を痛めないように取り出します。

このあともある程度大きくなって、全体にしっかり成長してきたら、また一回りか二回り大きなポットに移し替えるように、少しずつ土を多くしていきます。
この段階でも、急に枯れてしまうことはありますが、幼苗はデリケートなものなのでよくあることです。
注意不足であるとか、管理が悪いわけではないので、全部失敗しても、また機会があれば挑戦してみてください。

バラは、乾燥気味になるより、過湿気味のほうが枯れにくいので、水切れには十分に注意しましょう。
1回目の植え替え以降は、肥料を与えることができますが、控えめに施肥してください。

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