ガーデニング

生垣のススメ。植物で作る垣根「生垣」を庭に取り入れる

2018-05-01

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樹木など、植物によって作られた垣根のことを「生垣」といいます。
生垣」の定義は、周りとの境界や目隠しになる垣根を構成しているのが、植物であることが条件。
植物が倒れないように中に竹垣などが組み込まれていても、全体が生きた植物だけで構成されていても「生垣」であることに変わりはありません。

生垣に向いている植物には、どんなものがあるのでしょうか。
生垣を作る上で気をつけるべきポイントは何なのか、ここでしっかり考えてみましょう。

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生垣におすすめの常緑樹

生垣で一番のおすすめは、やはり、常緑樹です。
常緑樹は通年緑の葉で覆われているので、冬に葉が落ちてしまう落葉樹と違って、冬は目隠しにも垣根にもならないわけではありません。
花が咲いたり、実もなったりする常緑樹もあり、常緑でも葉色が季節によって変わるものもあり、生垣といえども、季節の移ろいを楽しむことも可能です。

常緑樹は、落葉樹と違って全く葉が落ちない、というわけではないので、落ち葉や花殻などを掃除するのを忘れないようにしましょう。

マサキ

マサキは刈り込みやすいし病害虫にも強く、潮風や大気汚染にも強いので、生垣にもよく利用されます。
あまり目立たないのですが、花も咲いて赤い実がなります。

通年光沢のある緑の葉をしている「マサキ」の他に、新葉が鮮やかな黄色でだんだん緑色になっていく「オウゴンマサキ」、葉の周りや模様でクリーム色の斑入りの「ギンマサキ」、金色の符が入る「キンマサキ」などがあります。

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シャリンバイ

シャリンバイは日本の本州以南、朝鮮半島南部が原産地とされているため、寒さに比較的強い育てやすい植物です。

マサキと同様に、暑さ・大気汚染・潮風などにも強く、刈り込みやすいので公園や一般家庭の生垣にも多用されています。
白い可愛らしい花がさき、紫がかった黒い実もなります。

アベリア

アベリアは、東アジアやメキシコに約30種が自生していて、日本にも2種類の自生種がありますが、「アベリア」として一般的に栽培されているのは園芸品種のアベリア・グランディフローラ種です。

白やピンクの小さなラッパ状の花をたわわに咲かせ、開花期間が非常に長いのですが、寒冷地では冬に葉を落としてしまいます。

アベリアは病害虫に強く、丈夫で栽培に手間がかからず花も長く楽しめます。
成長の遅い品種もあるので、長期間、コンパクトな樹形を楽しむこともできます。

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椿

椿は山茶花と並んで、冬の花の少ない時期に長く花を楽しめる植物として、古くから愛好されて、生垣でもよく利用されています。

花の豪華さだけでなく、光沢のある、厚みのある葉の美しさにも人気があります。

イヌツゲ

動物の形やまん丸など、様々な形に刈り込んでトピアリー仕立てにすることもよくあるのがイヌツゲです。
イヌツゲは見た目と名前がツゲに似ていますが、ツゲとは別の植物です。
イヌツゲは雌株と雄株が別で、雌株には小さな花も咲いて黒い実がなります。

もともと、北海道から沖縄まで自生していたので、日本中で庭木として楽しむことができます。

レッドロビン

レッドロビンは、剪定すると、いつでもそこから真っ赤な新芽が出てきて、新芽は葉が開く前から真っ赤になっています。
緑と赤のコントラストが美しく、春に真っ白な小さな花を咲かせて、秋には赤い実をつけますが、花や実はあまり注目されません。

日当たりの良い有機質の多い土で育てるのに適しています。
寒さにやや弱いため、寒冷地では生育が悪くなることがあります。

コニファー

ヨーロッパから入ってきた、ゴールドクレストに代表される針葉樹「コニファー」も、樹形のバリエーションが豊富で緑の色合いも多彩なので、生垣によく利用されています。

コニファーは成長があまり早くないので、樹形を整えたりするのが頻繁でなくて良い点でも好まれます。
洋風向けと思われがちですが、洋風和風を問わず庭にマッチした生垣が作れます。

落葉樹は生垣には向かない?

落葉樹は常緑樹と違って冬の落葉後は目隠しの効果は十分ではありませんが、秋の紅葉も美しく、季節の移り変わりを楽しむことができます。

例えば、四季咲きのつるバラバラを多数植えることでも、冬の強剪定後~春先までは目隠し効果はかなり損なわれますが、長期間目をひく花も咲いて、緑に覆われるので、美しい生垣としても利用できます。

しかし、落葉樹で生垣を作る場合に最も配慮が必要になるのは、落ち葉を周りにちらしてしまうことです。
近隣に迷惑をかけてしまわないよう、設置位置や竹垣などの芯との配置を工夫するなどして、落ち葉が周りに飛び散らないようにする配慮も必要です。

生垣は生きているので植えて終わりではない

生垣は生きた植物なので、成長することもあれば枯れることもあり、虫もつかないわけではありません。
知らない間に虫だらけになっていた、蜂の巣ができていた、ということがないわけではありません。
時々チェックは必要であり、植えっぱなしにはできません。

伸びすぎてだらしなくなっていた、大きく枯れこんでいた、ということもあるので、刈り込みや剪定などの手入れも必要です。
雨が極端に少なく、日照りが続くときに放置したままにしていて、すべて枯れ果てていた、ということもないわけではありません。

塀に比べると変化に飛んでいて面白みがある反面、それなりにメンテナンスが必要です。
それを植物に触れる機会と捉えて楽しんでみてはと思います。

自治体によって生垣設置で補助金が出ることも

自治体によって、生垣の設置により助成金が補助される事があります。
着工前に申請が必要なことが多く、交付の条件もあるので、お住いの地区の市役所・区役所にお問い合わせください。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物多肉植物
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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