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女性のシンボル「桃」の花言葉

2018-05-01

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3月3日のひな祭りは桃の節句とも言いますが、桃の花はひな祭り以外でも、春の訪れを実感させてくれる、欠かすことのできない春の花のひとつです。

花を楽しむ花桃は、枝にびっしりと花を咲かせてくれ、美味しい実を楽しめる実桃は、意外に育てやすい果樹で、花も実も楽しめます。

桃の花言葉「私はあなたのとりこ」「天下無敵」「気立ての良さ」

桃は、女神「西王母」のシンボルでもあったことから、古来から、女性のシンボルとされてきました。
美しい花と、香り高く不老長寿の実でもある桃の実をつけることからも、誰もが魅了されるために、「私はあなたのとりこ」「気立ての良さ」という花言葉がつけられています。

桃は、不老不死の霊薬で、魔除けの力もあるとされていたことから、「天下無敵」の花言葉もつけられました。
可愛らしい小さな桃の花から考えると「天下無敵」は一見似合わないように見えますが、仙境を彩る花でもあることから考えると、納得できる花言葉です。

桃は「不老長寿」と「魔除け」の力を持つ

崑崙山に住む長寿の神様「西王母」の桃「蟠桃」は不老長寿の桃で、3000年に一度しか実がならないと言われていました。
古来中国では、桃は魔除けの力を持っている仙木・仙果とされていました。
仙人の杖は桃の木でできていると言われていて、桃の木は御札にも使われてきました。

日本でも、古事記の中にイザナミノミコトが桃を投げつけて鬼女を退散させる記述があり、桃から生まれた桃太郎の民話もあって、桃には魔除けの力があるとされてきました。

「不老長寿」と「魔除け」は桃の花言葉ではありませんが、3月3日の桃の節句に桃の花を飾る意味の一つになっています。

桃について

科・属   バラ科・モモ属
英名    Peach
和名    桃
原産地   中国西北部の黄河上流域
開花時期  3~4月
花色    ピンク・赤・白
花持ち期間 3~4日程度

桃は中国では3000年以上前から食用に栽培されていて、ヨーロッパにはシルクロードを通って紀元前4世紀頃ペルシャ経由で伝わっています。
桃の英名の「Peach」は「ペルシア」が語源で、ラテン語で「ペルシアのリンゴ」を意味する「persicum malum」が由来です。

桃は日本にも早くから伝わっていて、遺跡から桃の種が出土していることから、縄文時代の末期にはすでに伝わっていたと考えられています。

桃は1本だけでも実がなる、自家受粉の果樹です。
成長もとても早く、「桃栗3年」と言いますが、植えてから3年かかるのは種から育てる場合で、桃の苗木は、植えた翌年からも実を収穫することができ、数年で成木になります。

桃は、寒さに非常に強いため、-20℃くらいまでなら耐えられるので、寒冷地でも地植えで育てることができます。
桃は、水持ちがよく水はけも良い土を好みますが、土質はあまり選ばず、どこででも容易に栽培できますが、実が薫り高いので、虫にも病害虫にも侵されやすく、実を収穫するには注意が必要です。

庭植えの場合、水やりはほとんど必要ありません。
水やりをしすぎると、枯れることがあるので、できるだけ水やりしないで育てます。
肥料は、花の前と収穫後に施肥しますが、あげすぎると花を咲かせにくくなるので注意しましょう。

桃・梅・桜の花の見分け方

桃と梅や桜の花は、花姿そのものも開花時期も似ているので、どれが咲いているのかわかりにくいことがありますが、花びらの先端で簡単に見分けることができます。

桃の花びらは先端が尖っています。
桜の花びらは先端の中央が割れていて、梅の花びらは全体に丸くなっています。
咲いている花が桃なのか、梅なのか、桜なのかはっきりしないときは、花びらの先端をじっくりと観察してみましょう。

花桃と実桃

桃には、花を楽しむ「花桃」と、実を楽しむ「実桃」があります。
花桃も実桃も桃ですが、花桃は花を楽しむために花の美しさをより引き出すように美桃を品種改良して作られた桃で、実桃は、よりおいしい実を取るために品種改良されてきています。
花桃の品種改良が進んだのは江戸時代で、花桃の花は、実桃の花よりも花が大きく、一重咲き以外に八重咲きのものもあり、白や赤といったピンク、紅白で咲くものなど、花色のバリエーションもあります。
花桃は、花の美しさを愛でるために作られたので、木立性の樹形のもの以外に、垂れる枝垂れの樹形のものや、矮性種もあります。
花桃も実をつけますが、花桃の実は小さくて食べられません。

桃の節句に飾られる桃の花は、どちらの桃の花かというと、花桃の花が主流です。
花桃の「矢口」という品種が切り花の品種として最も流通していて、桃の節句に飾られている桃の花は「矢口」がほとんどです。
この矢口はピンクの八重咲きの花桃です。

実桃に大きな実をつけるには、ひと枝に何個も実をつけようとせず、ひと枝ごとの実の数を減らして大きく育てることで、甘く美味しい実をたくさん収穫することができます。
桃の王様とも言える「白鳳」も育てやすい実桃で、「あかつき」「大久保」なども育てやすい品種です。

監修:きなりのすもも
16年前に趣味でバラ栽培をはじめたのをきっかけに、花木、観葉植物、多肉植物、
ハーブなど常時100種を超える植物を育て、弱った見切り苗や幼苗のリカバリー、
一年草扱いされている多年草の多年栽培などに取り組んでいます。

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