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北海道の中央部にそびえる「大雪山」 アイヌ語で「カムイ・ミンタラ」の意味とは

2018-05-21

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北海道中央部にそびえる大雪山連峰は、北海道の最高峰である「旭岳」を主峰とした火山群です。現在国の特別天然記念物および国指定の鳥獣保護区にも認定されており、珍しい野生の動物たちの生息地にもなっています。今回は、そんな大雪山の魅力に迫っていきたいと思います。

アイヌ語で「カムイ・ミンタラ」

大雪山の火山群を中心に、トムラウシ山から十勝岳連峰、石狩岳連峰の山々や十勝川と石狩川の源流を含む「北海道の屋根」と呼ばれている一帯は、「大雪山国立公園」に指定されています。これらの山岳は標高2000m前後の高さではありますが、緯度が高いため本州の標高3000mの山岳に匹敵する高山環境が広がっています。
実際に山頂部などではエゾオヤマノエンドウやホソバウルップソウをはじめとする色とりどりの高山植物が生息しており、その美しい景観からアイヌの人々より「カムイ・ミンタラ」と称されるようになったそうです。
「カムイ・ミンタラ」とはアイヌ語で“神々の遊ぶ庭”という意味を指します。その言葉だけで、大雪山に広がる高山植物が作りだす花畑がどれだけ美しいのかが伝わってきますね。季節によって見ることができる高山植物の種類が異なりますので、ぜひいろいろな時期に訪れて美しい景観を楽しんでみてください。

珍しい野生動物たちに出会える可能性も

大雪山国立公園では珍しい野生動物たちも多く生息しています。これら一帯の山頂部では真夏でも雪渓が見られるほど寒冷な気候条件にあるため、氷河期の生き残りと言われている貴重なナキウサギや、ウスバキチョウ、アサヒヒョウモンといった高山蝶などの生息も確認できるそうです。
そのほかにも、大雪山公園では然別湖固有種のミヤベイワナやヒグマ、エゾジカ、シマフクロウといった希少な野生動物たちにも運が良ければ出会えるかもしれません。

散策で疲れた体を温泉で癒す

大雪山のなかでも旭岳と黒岳には中腹部までロープウェイが出ているので、散策の際はぜひ活用してみてください。特に旭岳は北海道最高峰の山岳ということもあり、山頂まで登りきるのはやや骨が折れるかもしれませんが、体力に自信がある方はぜひ山頂まで登ってみてください。
ここでしか見ることがない絶景があなたを待っているはずです。また、大雪山の山麓には層雲峡、旭岳、天人峡、ぬかびら温泉郷、白金、然別湖、トムラウシといった温泉が湧き出ているので、登山や散策の途中で疲れた体を癒すこともできます。

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