日本史

大石内蔵助率いる赤穂浪士が討ち入り失敗?! もし吉良邸に高齢者安否確認システムがあったなら

2018-06-13

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「忠臣蔵」として多くの映画やドラマでも有名な、大石内蔵助をはじめとする赤穂浪士四十七士の吉良邸討ち入り事件。吉良上野介を主君の敵とし、浪士たちは2年近くをかけて準備をし、見事(?)吉良を討ち取りました。 しかし、もし吉良邸に「高齢者安否確認システム」が設置されていたとしたら、赤穂浪士たちの討ち入りはすんなり成功していなかったかもしれません。もちろん空想にすぎませんが、ちょっと考えてみたいと思います。

そもそも江戸時代の生活はどういったものだったのか

さて、討ち入りのときの吉良上野介は61歳でした。現代ではこの年齢はまだ高齢者にあたりませんが、平均寿命が30歳代から40歳代であったと考えられている江戸時代では、じゅうぶん長生きであったといえるでしょう。では、江戸時代は高齢者が暮らしていく上で、どのような環境だったのでしょうか?
実は、江戸時代は地球全体がミニ氷河期だったといわれており、そういえば忠臣蔵も雪とともに描かれていますね。加えて、当時の日本家屋はいまと比べると非常に断熱性や気密性が低く、その上、エアコンのように部屋全体を暖めるような暖房器具もありません。あっても、せいぜい火鉢や炭を入れる行火(あんか)くらい。江戸時代の冬は相当寒いものであったでしょう。
寒さの厳しい環境で、心配されるのが血圧の上昇です。日ごろから高血圧の人はもちろん、正常血圧の人でも寒くなると血圧が上がります。また、加齢とともに血圧は変動しやすくなり、特に、急激で大きな血圧変動は血圧サージと呼ばれますが、これが起こると血管のみならず内臓にもダメージを与えます。
厳しい寒さの江戸時代は、この血圧サージによる高齢者の突然死も多かったと考えられます。もしこの時代に高齢者安否確認システムがあれば、離れて暮らしている家族も安心できたかもしれません。
現代では、「いまイルモ」というセンサーを使った便利なシステムがあります。「いまイルモ」は、カメラによる見守りとは違い、対象者のプライバシーを保護しながら、離れて暮らす家族が安否確認できるようになっています。



高齢者安否確認システムが、赤穂浪士から吉良を救う?!

歌舞伎をはじめ、映画やドラマでも憎き敵役とされる吉良上野介ですが、その領地・西尾藩吉良荘(現在の愛知県西尾市)では、実は、名君として慕われていました。このことから、当時は(いまでも?)、惜しい人を亡くしたと嘆く領民も少なくなかったかもしれません。
そこで、事前に赤穂浪士の討ち入りの噂を聞き、また高齢の吉良の体調を心配した親族が、吉良邸に高齢者安否確認システムの設置を提案。プライバシーが保護されているので吉良も納得して設置したとすれば、どうなっていたでしょう?
赤穂浪士の吉良邸討ち入りの際、吉良上野介は炭小屋に隠れたとされています。しかしながら、「いまイルモ」があれば、夜中にも関わらず吉良の寝室の様子がいつもと違うことに親族がいち早く気づくことができます。そして、吉良邸を訪れて討ち入りに気づき、以前から討ち入りに備えて頼んでいた助っ人を招集。隠れている吉良を見つけるのに手間取っていた赤穂浪士が助っ人たちとの応戦に手いっぱいになる中、親族や家臣によって吉良はこっそりと安全な場所に逃されます。結局、吉良を見つけ出せなかった浪士たちは撤退を余儀なくされたことでしょう。

警備会社のホームセキュリティとは違う、IoT活用の見守りシステム「いまイルモ」

このように、離れていても安否を見守れるシステムといえば、ホームセキュリティを思い浮かべる人も多いかもしれません。さまざまな警備会社がホームセキュリティのサービスを提供していますが、その基本は端末を自宅に設置し、緊急時や災害時に緊急ボタンを押せば、警備会社につながりガードマンが駆けつけるというもの。最近は、カメラを設置し、離れていても自宅内や見守り対象者の様子をスマホなどで確認できるといったサービスもあります。
これに対し、「いまイルモ」はセンサーによって対象者を見守るシステムです。見守る側は、人の動きや温度、照度などセンサーのモニタリングデータをスマホやパソコンでリアルタイム、または過去にさかのぼって確認することが可能です。見守られる側にとっては、カメラの目を意識することなく、いつも通りの生活ができ、端末の操作などの必要もありません。これなら、ほどよくプライバシーが守られながらも、いつでも家族とつながっていることになりますね。



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