ことわざ

蛇の道は蛇の意味・使い方

2018-06-06

関連キーワード

意味

同類がすることなら仲間には予測や予想しやすいということ。
専門家は物事を詳しく知っているということ。

由来

「じゃのみちはへび」と読みます。由来にはいくつかの説があり、「蛇(じゃ)」とは大きな蛇、うわばみ、オロチのようなかなり大型の蛇のことを指します。
あとの「蛇(へび)」の方は小さい普通の大きさの蛇のことを言います。これは小さい蛇でも同類である大きな蛇が通る道のことはよく知っているということから、同類のことはよくわかるという意味になったものです。もう一つは蛇が通る道は他の蛇でもよくわかるというものですが、意味は同様のものになっています。

英語表現では、
The wolf knows what the ill beast thinks.
(狼は悪い獣の考えをよく知っている)
Set a thief to catch a thief.
(泥棒に泥棒を捕まえさせよ)
というもので、専門のことは専門家が一番わかっているという意味で使用されています。

意味の変遷

そういった意味合いから最近では悪人を捕まえるのに元々その業界にいた人物から情報を得たりすることがあります。詐欺グループをつかまえるのに元はそのグループにいた人物を使ったり、昔は窃盗犯を捕まえるのに元盗賊を使うこともありました。最近でもギャンブルの不正を暴くためにギャンブルの不正を行っていた人物が協力したということがありました。

この意味で「餅は餅屋」ということわざと同様の意味で使用されることもあるのですが、餅は餅屋の方は専門家がやはり詳しいという意味で使用されますが、どちらかといえば「蛇の道は蛇」の方が「悪事は悪人が詳しい」という意味合いで使用されることが多くなっています。

また、何かトラブルがあったときに素人がやってもどうせうまくいかないから、できるだけ早く専門家に任せたほうが良いという戒めの意味もあります。

多い類語

専門技術や知識、情報は専門家が良く知っているという意味のことわざは多くあります。
「悪魔は悪魔を知る」「馬は馬方」「海の事は舟子に問え山の事は樵夫に問え」
「海の事は漁師に問え」「刀は刀屋」「芸は道によって賢し」「酒は酒屋に茶は茶屋に」
「蛇の道は朽縄が知る」「商売は道によって賢し」「田作る道は農に問え」
「船は船頭に任せよ」「仏の沙汰は僧が知る」「餅は餅屋」「病は医者歌は公家」
「山の事は樵に聞け」「弓矢の道は武士が知る」「弱くても相撲取り」
といったものはすべて同様の意味で使用されています。

使用法、使用例

「おい、なんでこんな方法知っているんだ?俺たちは誰も知らなかったぞ」
「蛇の道は蛇ってね。まあ細かいことは聞かないでくださいよ」

    ▲ページトップ