四字熟語

疑心暗鬼の意味・使い方

2018-06-06

関連キーワード

意味

疑いの心を持っていると、なんでもないことに恐怖を感じたりすること。
疑いの心が妄想をかきたてて、何ごとに対しても疑わしく感じること。

由来

もともとは古代中国の思想書である「列子」の「説符」にある「疑心暗鬼を生ず(疑う心が暗鬼を生む)」が元になっています。

ある男がいました。彼は大事にしている斧を無くしてしまいました。彼は隣の家の息子が盗んだに違いないと思い、それからはその息子の発言や行動すべてが怪しく感じるようになった。いよいよ疑いの心が限界を迎えるころに、男が大事にしていた斧が谷底から発見された。その後、隣の家の息子を見てもなんとも思わなくなった。
という話が元になっています。

はじめから隣の家の息子は何もしておらず、いつも通り振る舞っていただけなのですが、それを疑いの心で見ると怪しく感じたというものです。

疑心暗鬼の危険性

現在でも何か自分のものが無くなったり、自分が騙されているかもしれないと感じると人は疑心暗鬼に陥ることがあります。
例えば自分の財布から1000円が無くなったとします。それを盗む機会があった友人の行為だと感じ、その友人を疑って「お金を取っただろう」と判断したらどうなるでしょうか。
疑いをかけられたほうは当然不愉快になります。
あとから勘違いで1000円は無くなっていなかったとなったら、疑っていたほうはお金が見つかって安心するかもしれませんが、盗人扱いされた友人はそれでは済まないかもしれません。もしかすると友人関係が終わりを迎えてしまうかもしれないのです。

疑心暗鬼の発生原因

これはあくまでも心理的なものですので、人によって感じ方は大きな差があります。とにかく心配性であったり、人に騙されたくないというプライドを持っていたり、逆に自分自身に引け目を感じていて強い意志を持っていなかったりすると疑心暗鬼に陥りやすいと言われています。

一度「怪しい」と感じてしまうと、不安や疑いはどんどん増幅していきます。そしてその不安がさらに不安を掻き立てていき、終わりがありません。そうしてあらぬ疑いから、その不安が攻撃的衝動に変化することもあるため、過度な疑心暗鬼は危険だとされています。

類似した意味のことば

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」・・・ずっと幽霊だと思っていたものが実はまったく違ったものだったというものです。これも疑いの心から発生した不安だと言えます。 

使用法、使用例

「なあ、俺の彼女浮気してるんじゃないかな。俺の電話に出ないんだ」
「おいおい、電話に出れないことくらいあるだろう。あんまり疑心暗鬼になるなよ」

▲ページトップ