四字熟語

悪戦苦闘の意味・使い方

2018-06-06

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意味

困難を乗り越えようと必死に努力する(した)こと。
困難な状況下でその困難に立ち向かっていくこと。

由来

得意なことを行っているときや簡単な作業を行っているときには使用しません。ここでいう「悪」とは現在使用されているような「悪い」というわけではなく、「いやになるほど強大な」という意味です。日本では室町時代ごろにいた「悪党」はこの意味で使用されていたものです。有名な武将である楠木正成などは「悪党」ですが、悪い集団というわけではありません。「いやになるほど戦上手」「強い」という意味で使用されていたのです。

そのため「悪戦」というのは「強い敵との戦い」ということを意味していて、困難な状況や、やっかいで面倒な作業、膨大な量の仕事などを指し示しているのです。

「苦闘」はほとんどそのままの意味合いです。「苦しい闘い」ですので、簡単には勝てない、終わらすことのできない仕事などを意味しています。この二つが合わさって「悪戦苦闘」となり、「強敵に立ち向かって努力する」という意味になったのです。

意味の変遷

その意味自体は変化していませんが、使い方は二通りあります。
「悪戦苦闘したが駄目だった」というものと、「悪戦苦闘した結果成功した」というものです。

失敗する方は特に苦手な作業や膨大な量の作業量をすることになって、必死にやり遂げようとしたがうまくいかなかったというものです。
「ミスをしてしまった分を一晩で取り返そうと悪戦苦闘したが朝までに終わらなかった」というように使用します。

成功した方は、非常に苦労はしたもののなんとかやり遂げることができたというときに使用するものです。
「出されていた宿題を徹夜で悪戦苦闘した結果、明け方にはすべて終わらすことができた」というように、大変な努力をした結果、見事に終わらせることができたという意味になります。

似た意味の言葉

「艱難辛苦」・・・大変な困難や辛くて苦しいこと。艱難辛苦を乗り越えて、という使い方をします。
「孤軍奮闘」・・・苦しい状況下の中で戦い続けること。どこからも助けがこないのに戦い続けるさま。
「千辛万苦」・・・多くの辛いことと多くの苦しいこと。実際に「千」や「万」という数ではなく、「たくさんのこと」を表す言い方です。

使用法、使用例

「いやあ昨日は悪戦苦闘したよ。丸一日かかったもんな」
「夏休みの宿題を一日で終わらせようとするからだよ。計画的にすればいいのに」

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